年収が少ない派遣社員なので、お先真っ暗な気がしてしまう | 資産運用をもっと身近に 20代30代から始める株式・不動産・生命保険

ご相談事例

年収が少ない派遣社員なので、お先真っ暗な気がしてしまう

有馬雅美さん(仮名)の場合

性別 女性 年齢 30 家族状況 独身
職業 派遣社員(勤続3年) 年収 380万円 貯金額 100万円

プランニングを行う前の状況

東京都内で親と共に実家で暮らしている。
独身のOL派遣社員。
年収はおよそ380万円で、貯蓄は100万円ほど。
医療保険(月額2000円ほど)に加入。

プランニングを行った後の状況

貯蓄80万円(不動産投資の諸費用を支払った残額)
500万円のワンルームマンションを1件所有。
変額終身保険に加入、代わりに医療保険を解約。
不動産投資で毎月2000円の収入増。
年間で2万4000円の貯蓄増。
家計の見直しで、毎月貯蓄5万円を確保。
年間で60万円の貯蓄増。

プランニングを行う前のおもな悩み・受けようと思った動機

年収が少ないので、一人暮らしをしたくてもできなかったという有馬さん。
この方のように、派遣社員なので将来が不安という相談は頻繁に受けます。
また、有馬さんは「結婚はもうしないかも」とのことでしたが、このように一生独身という将来を想定している方も、最近は珍しくもありません。
一生独身ということは、何があっても自分一人で生計を立てるということです。「それなのに仕事は派遣社員で、このままじゃ老後が不安!」と思い悩んでしまうのなら、何らかの対策が必要です。
有馬さんもまさにこのタイプで、不安を抱えて思い悩んでいました。
実家暮らしであれば、いずれは親の介護も考える必要が出てきます。この先も一緒に暮らし続けるのなら、有馬さんが介護に携わる可能性は高いでしょう。今は元気だという有馬さんのご両親ですが、将来的には付きっきりの介護を要される状態にならないとは限りません。
実家が裕福であれば別に気にしなくてもいいですが、有馬さんの場合はそうではないということ。自分の老後に加え、ご両親の老後のことを検討する方法を知りたいという経緯から、プランニングを行いました。

アドバイス内容

派遣社員で収入が少ないというのは、たしかに不安な状況です。しかし、世の中にはそれで一人暮らしをしている人も多いわけで、都内に実家のある有馬さんはまだ恵まれているといえます。
そのため、最初に取り組みたいのは、家計の見直しです。年収380万円ということは、ボーナスはないと考えても、手取りで20万円くらいはもらっているはずです。実家暮らしであれば、最低でも5万円は貯蓄に回せます。
もし、本当に不安が大きいなら、頑張って月10万円くらいは貯蓄したいところです。そうすれば、5年で600万円もの預貯金ができるからです。
その一方で、有馬さんには不動産投資もおすすめしました。年収と雇用形態からいって、高い物件は買えないので、500万円前後のワンルームマンションが妥当でしょう。
加えて、有馬さんに検討をおすすめしたいのは、変額終身保険(「変額保険・終身型」とも呼ばれます)に加入することです。老後や介護の問題が不安という方には、不動産投資に加えて、この保険をご紹介しています。
変額保険とは、運用の成果によって保険金額が増減する商品のことです。一般的な終身保険は定額保険ですが、変額の方が保険料は大幅に安くなるという特徴があります。
なお、保険金額には最低保障があるので、どんない運用成績が悪くても、ある一定ライン以下にはなりません。
ただし、途中で解約した場合の解約返戻金については、最低保障がないので注意が必要です。急にお金が必要になって、保険を解約したくなっても、運用成績が悪化しているタイミングだと、戻ってくるお金が払込保険料よりも大幅に少なくなってしまうリスクがあります。
それでも、長く加入していれば運用がうまくいく時期も必ずあるので、タイミングを見計らえば大きな利益が得られます。また運用益は途中で引き出して使用することも可能なのです。
有馬さんのように、老後や介護の不安を持っている方は、長期的な視野でこうした保険に入り、頃合いを見計らって解約したり、あるいは一生お守り代わりに持ち続けるのもいいでしょう。
保険料の負担が重すぎる場合は、今加入している医療保険を解約しても、特段の支障はないはずです。
もちろん、介護のために民間の介護保険に加入する手もあるわけですが、保険料がかなり高いので、あまりおすすめはできません。
今後、ますます高齢化が進んでいく中で、優れた介護保険が発売される可能性もありますが、少なくとも現時点では、優れていると断言できるような商品は見当たらないので、安易に加入しないほうがいいでしょう。

こうして、有馬さんはフリーローンを活用してワンルームマンション(中古)を購入されました。サブリース契約を結び、ローンを返済しながら毎月2000円ほどのプチ収入を手に入れています。
今のところ、有馬さんは将来的にこのマンションに住むことも検討していますが、ずっと独身で生きていく予定であれば、それもまた一つの方法かもしれません。ただし、ワンルームマンションの住人は比較的若い世代が多いので、将来的には心境が変わっている(あまり若い人ばかりのところは住みたくないと思い始める)可能性もあります。
もちろん、それならそれで家賃収入を得続けてもいいですし、必要に応じて適切な方法を考えることができます。