基礎知識 2018.02.11

【20代向け投資法】簡単・少額で始められる資産運用

投資に興味があるけれどいざ調べて見ると金融商品の数は多いし、用語もたくさんあって何から始めたらいいのかわからないという方も多いかと思います。

何を基準に始めたらいいのか。安全な投資先はどこなのか。働いて稼いだ貯金を運用することになるので、どうしても慎重になるかと思います。

そこでこの記事では、20代でも簡単に少額で始められる投資から、長期的な目線で資産運用に良い効果を発揮する投資先をご紹介して行きます。

気軽に始められるものや長期的なものを比べながら、自分に合った金融商品を探して行きましょう。

20代が投資の前に確認すべきこと

投資初心者の20代の方は、まず投資を2種類の目線で見ることから始めましょう。

とりあえずの勉強のための投資と、安全に利益をあげて将来に備えるための投資の2種類です。

投資 長期 短期

ここで重要になってくるのは、勉強のための投資にはお金をかけすぎないことです。

興味が出てくればより大きな投資をしたくなるかもしれませんが、本格的に投資を始めるなら自分の将来について真剣に考えましょう。

人間社会においてお金というものは切っても切り離せないものです。そして20代の人ならば80歳まで生きるとしても後60年は自分で稼いだお金で生きて行くことになると思います。
それを勉強のための投資で、将来資産運用するお金がなくなってしまったら元も子もありません。

勉強のための投資を活かすためにも、自分の人生に対して長期的な目線を常に持ちましょう。

20代で投資を始めるメリット  

ところで、ただでさえ忙しい20代が投資を始めるメリットとはどのようなものがあるのでしょうか?

その答えは、「時間」です。

何も投資や資産運用で稼がなくても、自分が働けば稼ぐことはできると思っている方も多いと思いますが、ここでキーワードになるのが、「お金に働いてもらう」という考え方です。

下の図は、30年で1800万円を積立運用し続けた場合のシミュレーション結果です。

複利運用

複利運用をすると、1800万円が3倍近くになっているのがわかります。

自分で働きながら、お金が自分で稼ぐ仕組みも作れば、一石二鳥になります。

また、もっと短い期間で同じことをしようとすると、よりハイリスクハイリターンな投資が必要になります。

比較的低リスクな投資で十分に稼ぐことができる20代こそ、投資について真剣に考えるべきなのです。

20代で投資している人の割合

実は、日本で20代で投資をしている人の割合はそう多くありません。

このデータは株式のみのデータですが、20代前半後半で0.9%と6.5%とかなり少ない割合になっています。

日本 株式保有割合

ちなみにアメリカの世帯だと、50%以上が投資関連商品を保有しているそうです。

投資のこと自体やその仕組みを学校で習うことはありませんし、今の日本には自然に将来の資産形成のために投資に向かう流れ自体ができていないのがよくわかります。

20代が考えるべきこれからの「投資の形態」

もちろん投資とは基本的に自分のお金で行うものですが、金融のサービスがより進歩したことによって、投資をどう行うかという投資の形態も選ぶことができるようになりました。

今のご時世では、下記の3種類があるかと思われます。

 

AI (ロボアドバイザー)

AIと言っても、その形態は一任運用型と、助言型の2種類があります。

一任運用型と言われているものは、主にAI投資信託とも呼ばれるものが多いです。

そもそも投資信託とは、様々な人から集めた資金を投資の専門家がいろいろな種類の投資商品に投資してゆく商品のことを指します。

AI投資信託は、AIが顧客の方針に沿って最適な商品に運用をしてくれるので、初心者でも着実に利益を上げることができます。

話題のAIに興味がある方や、人間より機械の方が信用できる!という人には、最低投資金額は少々高くなるようですが、AIに頼んでみるのも面白いかもしれません。

また、助言型というものはロボットからの質問などを受けて答えることで、投資先などを提案してくれるものです。

AIの欠点として、ライフプランなど顧客の細かい人生設計に合った提案が難しいことが挙げられますが、それを重要視するなら、次の専門家に相談という選択肢を考えて見ましょう。

FPや専門家に相談

FPなどの専門家は、顧客の資産運用を手助けする仕事ですが、ここで注意すべきなのがその専門家への報酬体系と、取り扱える金融商品の種類の数、そしてその人物の投資・資産運用の実力です。

例えば相談したあなたの投資が失敗して良い資産運用ができなくなったとしても、報酬が会社からの給与だけという証券会社員などであれば、営業成績だけを考えて自社の商品を優先して売り込む可能性もあります。

さらに、その会社で取り扱える商品の中にあなたにあった資産運用ができるような種類の商品がなかったとしたら、専門家にもどうすることもできません。

そこで、近年注目されているのが、IFA(独立系ファイナンシャルプランナー)です。

IFAは独立系という言葉からもわかるように特定の金融機関に属さず、中立の立場をとって顧客の投資の相談を請け負う専門家なので、報酬は顧客の運用成績によって決められた割合を直接もらうことになります。

なので、特定の商品を紹介すれば企業から手数料がもらえるということもなく、本当に顧客に合った商品を提案することができるのです。

大きな金融機関に所属している専門家は安全に見えるかもしれませんが、このように報酬体系などを見ると実は独立している場所の方が信頼できるということもあるのです。

もちろん、運用の能力には個人差があるので専門家選びは慎重にすべきですが、顧客の資産状況やゴールに合わせて、最適な資産運用、投資を提案してくれる専門家を選ぶべきでしょう。

個人

一番基本的な自分で投資先を見つけて投資をしてゆく方法です。

様々な性質の金融商品を知り、自分の目標に合わせて完璧に運用するのは難しいかもしれませんが、何も全ての投資商品を知る必要はありません。

20代のうちに勉強しておいて、安全なのか危険なのかということの判断ができるようになれば、自分の資産運用に最適な投資商品もわかるようになるでしょう。

結果的にFPやAIに相談することにしたとしても、結局は自分が納得しない限り安心して投資を行うことはできません。他人を全面的に信用することは時には大切かもしれませんが、お金に関してそれをすると、ギャンブルになってしまいます。

基本的な投資の仕組みや、リスクリターンの関係だけでも自分で知っておくことで効率的かつ、精神的にも楽に資産運用をすることができるようになるでしょう。

投資知識 個人

20代のうちに確認しておくべき、資産運用の方針の立て方

資産運用・投資をする際に、特に20代のうちに確認すべき事実が三つあります。

いつ必要か」、「どれくらい必要なのか」、「どれくらいのリスクを負えるのか」というところです。

投資の中には長期のものもあり、一度投資をすると何年も現金に変えることができないものもあります。

なので例えば結婚する時、子供が学校に入る時など何年後に、どれくらいの学費や結婚資金などが必要になってくるのかなどを確認しておく必要があります。

そして最後に大切なのが、「どれくらいのリスク」を負えるのかということです。

投資はそれぞれ性質があるとはいえ、基本的には良い利回りをするなもの(ハイリターン)には大きなリスク(ハイリスク)が伴います。

なので自分の資産を見ながら、どれくらいのリスクを負えるのかということを確認することがとても重要になってくるのです。

20代が見ておくべき「投資商品の種類」

株式

企業が発行する株式を個別に買っていくという一番有名な方法です。

株で利益を上げる方法は値段があがった時に売った利益の「値上がり益」、業績が良い企業が投資家に支払う「配当金」、株主優待などがあります。

株式を買うだけなので簡単で少額から始められることがメリットですが、一定の利益を長期間上げ続けるのは素人では難しいというのが現実です。

株価の変動というものは企業の業績だけではなくその国の政策方針、市場の動き、それに応じた投資家たちの動きによって左右されて行きます。

それらを総合して判断しなければ、確実に利益を上げ続けることはできないのです。

なので本格的に勉強し、動向を追い続ける覚悟ができるまでは、少額の余剰資金で行うことをオススメします。

企業や市場、政治の動向を追う経験は、他の金融商品に投資する時にも役立つので勉強のために一度やってみるのも良いかもしれません。

株式投資については、下記の記事で紹介しております。
株式投資とは?株式投資の仕組みと始め方を徹底解説!

債券

債券(日本国債)は、日本という国にお金を貸して、満期になると帰ってくるという仕組みの商品です。

少しですが満期が5年(5年後に元本が帰ってくる)のもので0.05%ほどの利率が保証されています。

元本の保証があるため、国が潰れることがない限り安全というのが特徴の債券ですが、投資としては利回りが小さいのであまり満足できないかもしれません。

また、国債は外国のもの(外国債券)もあり、巷にはそれも「元本保証されているから」といって提案をしてくる証券マンなどがいるようですが、その時には為替変動リスクがあるのを忘れないようにしましょう。

外国債券は日本円から外貨に一度お金を変えてから投資をするため、元本保証の元本というのはその時点で債券を買った通貨の金額が元本になります。

つまり、満期になって帰ってきたときに日本円が円高になっていると、最終的に自分が投資した日本円の額を下回る可能性もあるのです。

外国債券の中には日本国債よりも利回りが良いものが多くありますが、投資するのであればそこを考慮しながら運用して行きましょう。

投資信託

投資信託は、AI投資信託でご説明した通り、投資家たちが出資したお金をひとまとめにして様々な金融商品に専門家が運用し、その利益が分配されるという仕組みの商品です。

新興国国債や成長の見込まれるベンチャー企業の株式などを中心に投資して行くハイリスクな商品から、安定した大企業の株式や先進国債券などを中心に投資して行く安定的な商品など、様々な投資信託があるので、初心者から投資経験者まで幅広い層に人気の商品です。

投資信託については、下記の記事で紹介しております。
投資信託(投信)とは?基本的な仕組みを紹介!

投資信託 仕組み

長期的な視点で見ると資産運用に良いもの

 不動産投資

不動産投資はイメージとしては大きなマンションを買ったりと、莫大な資金が必要なのではないかとマイナスに思われがちですが、実は計画的にローンを組めば資産運用において非常に優秀な商品にもなります。

詳しくは後述しますが、最初の不動産の購入など仕組みを作ってしまえば手間もそれほどかからずに不労所得なども得られるので、個人年金としても考えられる商品です。

下の図は、不動産の個人年金としての面と、まとまったお金が必要になった際の保険としての面について説明した画像です。

保険

一口に保険といってもいろいろな種類のものがありますが、ここでは貯蓄型の生命保険のをご紹介します。

特に養老保険や学資保険は、保険料の値段は高くなりますが、そのぶん満期になって帰ってくる返戻金というお金が多くなります。

学資保険などは保険料を払い込む事で、強制的に子供の養育費を貯めることができるので、貯金が苦手という方には向いているかもしれません。

ちなみに・・・、仮想通貨は?

仮想通貨で投機をすることはできても、投資や資産運用の選択肢にはなり得ません。

投機とは、短期間の価格の浮き沈みでお金を得ようとすることです。

皆さんもイメージは持っているかもしれませんが、仮想通貨はその価値の浮き沈みが激しく、その様はよくギャンブルに例えられるほどです。

余剰資金で軽く行う程度なら楽しいものになるかもしれませんが、誰でも将来の結婚資金や教育資金をギャンブルに突っむことはするべきではないでしょう。

「億り人」という言葉もとりだたされていますが、「ラスベガスで億万長者になった人」と同意ぐらいに思っておくと良いかもしれません。

リスクを避ける「投資商品の買い方」

積立投資とは?

積立投資とは毎月決まった額を投資し続ける方法で、その一番のメリットはストレスがかからないということです。

いちいち株価などの分析をする必要もなく、自動的に毎月設定した金額で商品を購入してゆくので、強制的に貯金から投資用のお金を作ることができるので、「投資はやって見たいけど、一々相場などを見るのは面倒」という人には向いているかもしれません。

投資的な意味でのメリットは毎月一定の額に分けて投資をすることで、一回で多くの金額を投資するよりも、リスクを分散することができるということがあります。
最近では投資信託で月100円からなど、ごく少額から始められるものもあり、初心者でも始めやすい投資方法になっています。

積立型投資を行う際、積立型の投資信託が非常に人気です。
下記の記事で紹介しているので、ご参照下さい。
積立型投資信託のメリット・デメリットを3分で解説!

「投資は分散」投資の安全について考える

積立投資で「リスクを分散」という言葉が出てきましたが、リスクの分散の仕方は他にも色々あります。

先ほど説明した、ひと月ごとに間隔を開けて投資してゆく積立投資は時間のリスク分散ということになります。

このように、一つの商品にも様々な種類のリスクがかかっています。

その特性をしっかり理解した上で投資について考え始めると、資産を守りながら投資で安全にお金を増やしていく守りの投資という考え方もわかるようになってきます。

まとめ

投資のやり方、その心構えについてご紹介してきましたが、自分が投資をするというイメージがついたでしょうか?

イメージができたら、自分の気になった商品を調べて見ましょう。

いまいち将来のための投資という感覚がわからない方も、少額から自分で投資というものを体験してみれば、将来への備えを作る選択肢として組み込む事も考えられるようになるかもしれません。

まずはストレスがかからない程度に、自分のペースで投資の世界に足を踏み入れてみましょう。

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