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債券価格と金利(利回り)の関係とは?誰でもわかる債券の仕組み

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債券の価格は景気や経済の情勢によって変化します。
しかし、債券価格の上昇と下落には法則があり金利の上昇と下落が大きく関係しています。
またこの記事では債券の利回りについて詳しく説明をしていきます。

債券価格とは

債券価格とは流通市場(二次市場)で取引される債券を取引する価格の事を言います。
債券は発行市場で基本的には100円で発行されます。

購入した債券は利息と償還日に受け取れる償還金は変わりません。
つまり、債券は満期で利益を受け取る場合は利益が変動しない金融商品です。

しかし、満期を待たずに債券を時価で売却したい場合は異なります。
100円で発行された債券を流通市場で売却を行うと、売却した時の景気や経済の情勢によって債券の価格が変動します。

債券価格と金利の関係

債券価格と金利には大きな関係性があります。金利が上昇すると債券の価格は下がり金利が下落すると債券の価格は上がるのです。

金利の上昇と下落について具体的な例を挙げて債券価格と金利の関係について考えていきましょう。

債券価格と金利の上昇

金利2%、元本100円で購入した5年満期の債券があったとします。
満期で受け取ることが出来る額は110円になりますが、これを時価売却する事にしました。

しかし、金利が上昇し、新しい債券は金利3%、元本100円の5年満期になったとします。
金利2%の古い債券では受け取れる利益も少なくなってしまうので誰も買ってくれません。

金利3%の債券が満期で受け取れる償還金は115円です。
古い債券の価格は新しい債券の利益と古い債券の利益の差額を引けば良いので、100-(15-10)=95円とすれば購入してもらえる様になります。

時価売却してもそれまでに支払われた利息収入は返す必要はなく、利益になります。

 

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債券価格と金利の下落

金利4%、元本100円で購入した5年満期の債券があったとします。
満期で受け取ることが出来る額は120円になりますが、これを時価売却する事にしました。

しかし、金利が下落し、新しい債券は金利3%、元本100円の5年満期になったとします。

発行されている債券は金利が3%です。
売却したい債券は金利が4%なので同じ価格で売却するのは損になります。

金利3%の債券が満期で受け取れる額は115円です。
古い債券の価格は古い債券の利益と新しい債券の差額を足せば良いので、100+(20-15)=105円で売却する事が出来ます。

オーバーパーとアンダーパー

流通市場で債券を購入した際に、発行された額面である100円を上回っている状態で購入することをオーバーパー(over per)と言います。
債券が額面と同じ状態である場合をパーと言うので、それを上回った額で購入している事を指します。

流通市場において105円で債券を購入した場合、償還日に返済される元本は100円になります。5円損をしている事になりますね。
これを償還差損と言います。
流通市場で債券を購入した場合でも利息は支払われますので、利息収入で償還差損した額を補う事が出来る場合はオーバーパーである債券を購入しても損をしない場合があります

逆に額面を下回っている95円で購入した場合はアンダーパー(under per)と言います。こちらも償還日に返済される元本は100円になります。

 

まとめ

流通市場において債券を売却する際の債券価格と金利の関係について理解していただけたでしょうか?

金利が上昇している時に売却すると債券の価格は下がり、それを購入する場合はアンダーパーで債券を購入した事になります。

金利が下落している時に売却すると債券の価格は上がり、それを購入する場合はオーバーパーで債券を購入した事になるわけです。

償還日に利益を受け取る場合は利益が確定している債券ですが、時価売却する事によってメリットとデメリットがある事を知っていただければと思います。

債券について正しい知識を身に着け、より景気や経済の動向を注視し、計画的な投資をすることを心がけましょう。

債券に投資する上での知識はこちらの記事で紹介しております。
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