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ヘッジファンドの失敗事例と失敗しないための3つの方法を徹底解説!

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ヘッジファンド 失敗

ヘッジファンドは長期で運用する金融商品の中でも高い利回りが得られる優秀な金融商品ですが、よく調べずに投資をしてしまうと失敗してしまう可能性もあります。

ヘッジファンド投資で失敗する原因はいくつかありますが、一番の原因は銘柄選びを間違えてしまった場合です

ヘッジファンド選びを間違えてしまい失敗しないためには、実際に失敗したヘッジファンドの事例を確認して事例から見える失敗の原因を考えることが必要になります

この記事ではヘッジファンドの失敗の事例と失敗の原因、ヘッジファンド投資で失敗しないための方法について解説していきます。

ヘッジファンドの代表的な失敗の事例

ヘッジファンドには様々な種類があり、長く続いているヘッジファンドもあれば、破綻してしまったヘッジファンドもあります

ここでは実際のヘッジファンドの失敗事例を3つ紹介していきます。

失敗の事例

  •  LTCMの破綻
  • タイガー・マネジメントの破綻
  • バーナード・マドフ事件

また、ヘッジファンドの商品性について詳しく知りたい人はこちらの記事をチェックしてください。

ヘッジファンドとは?初めての方に3つのメリットをわかりやすく解説

LTCMの破綻

LTCM(ロングターム・キャピタル・マネジメント)は1994年にジョーン・メリウェザーによって開設されたヘッジファンドで、アジア通貨危機とロシア財政危機による相場の大変動に耐え切れず破綻しました。

かつてはコネチカット州に本部を置き、運用チームにはノーベル経済学賞受賞者のロバート・マートンも参加しており、「ドリームチーム」と呼ばれるほど市場から期待されたヘッジファンドでした。

結果的には投資パフォーマンスを高めるための巨大なレバレッジ取引が市場を揺るがすほどの大変動で大きなダメージとなった結果で破綻してしまいました

ノーベル経済学賞受賞者が参加し、優秀な金融工学理論をもとにリスクをヘッジしたにも関わらず破綻をしてしまったので、この事例から導き出される結論は高すぎるレバレッジ取引は相場の大変動に耐え切れないということでした

そのため、投資パフォーマンスを高めるためにあまりにも巨大なレバレッジをかけるヘッジファンドはリスクが高いといえます

LTCMは開設から数年間は驚異的な運用実績を上げ続けていたことと、多くの天才が運用チームに参加したヘッジファンドの倒産は世界に衝撃を与えた事例であったといえます。

タイガー・マネジメントの破綻

タイガー・マネジメント1980年にジュリアン・ロバートソンによって開設され、一時期は世界で2番目に規模が大きいヘッジファンドになりましたが、投資ミスにより破綻しました。

最盛期である1998年の時点では約2.2兆円(228億ドル)を有するファンドです。

しかし、ロシア危機、日本円の急騰で損失を抱えるとその後は転がり落ちるようにファンドは後退し、2000年3月31日に開設者のロバートソンが引退をする形で幕が閉じられました。

ロバートソンは1980年から2000年までの20年間、タイガー・マネジメントを高いパフォーマンスで運用してきました。

タイガー・マネジメントのように20年間高いパフォーマンスで利益を獲得してきたヘッジファンドでも破綻したので、ヘッジファンドの規模や知名度が破綻しない理由にはならないということを理解しておきましょう

バーナード・マドフ事件

2008年12月11日バーナード・マドフがヘッジファンド詐欺の罪でFBIに逮捕されました。

ヘッジファンドへの運用資金を既存の投資家の運用収益に回しており、被害総額は500億ドルと過去最大の詐欺事件です。

マドフの代表的なヘッジファンドは以下の3つのファンドでした。

ポイント

  • Fairfield Sentry Ltd
  • Kingate Global
  • Rye Select Broad Market

マドフは運用するファンドに対して「10%以上の高利回りが得られる」などといった虚偽の内容で投資家からお金を集めました。

夢のような高利回りを騙るマドフ氏でしたが、マドフは優れた資金運用能力があると信じられており投資家からの信頼が厚かったため、当時は詐欺であると考えもしなかった投資家も多かったようです

もちろん、このような高利回りが本当に実現できるのか疑問視する声もあり、マドフが設立したバーナード・マドフ証券投資会社の透明性がなく実態が分からないと判断した投資家もいました。

後から考えれば、高い利回りや配当金をうたって投資家から資金を集める詐欺の手法はポンジスキームと呼ばれており、投資詐欺の代表的な手法の1つであったのですが、ニューヨークの投資家から圧倒的な支持を集めていたこともあり個人投資家だけでなく金融機関までもがマドフに騙される結果になりました。

マドフの詐欺が発覚した理由はサブプライムローン危機によって株価が下落したことで投資家から償還を求められ、償還するための現金が確保できなかったことでした

このように個人投資家だけでなく金融機関も騙す巨大な投資詐欺事件もあったので、ヘッジファンドの失敗には詐欺商品を選んでしまうことも1つの原因であるといえます。

以上がヘッジファンドの代表的な失敗の事例です。

それぞれの事例を確認するとヘッジファンドで失敗する原因が見えてきますので、ここからはヘッジファンド投資で失敗する原因について解説していきます。

ヘッジファンド投資で失敗する原因

ヘッジファンド投資で失敗する原因は3つあります。

注意ポイント

  • ヘッジファンドの運用方針のリスクが高い
  • 選んだ銘柄が詐欺商品である
  • 使う予定のあるお金を投資してしまう

ヘッジファンドの運用方針のリスクが高い

ヘッジファンドが破綻してヘッジファンド投資が失敗する原因としては、ヘッジファンドの運用方針のリスクが高いことがあげられます。

ヘッジファンドは通常の投資信託と異なりレバレッジをかけて投資ができますが、大きなレバレッジ取引をするヘッジファンドはリスクが高いです

平常時であれば問題はありませんが、市場では数年に一度、リーマンショックコロナショックのような大変動が起きる可能性があります。

市場の大変動に耐えきれないほどリスクの高い運用をしているヘッジファンドはLTCMのように失敗するリスクが高いといえるでしょう

運用実績を確認してヘッジファンドのリスクを見極めることがヘッジファンドの銘柄選びに失敗しないための方法であるといえます。

選んだ銘柄が詐欺商品である

当然ではありますが、そもそも選んだ銘柄が詐欺商品である場合は失敗してしまいます

気をつけていれば詐欺に遭うわけがない」と考えている人が一番危険であり、バーナード・マドフのように多くの投資家から信頼に足る人物であると認識されていても詐欺である可能性もあるので油断は禁物です。

投資詐欺には様々な手法がありますが、代表的な手口の1つにはバーナード・マドフも利用していたポンジスキームがあります。

ポンジスキームの特徴は下記の3つが上げられます。

ポイント

  • 高配当や高利回りを主張する
  • 報酬が発生する紹介制度がある
  • 元本保証という言葉を使っている

ポンジスキームは高配当や高利回りなどの聞こえのいい言葉で投資家を騙し、既存投資家への配当の支払いは新規の投資家が預けた資金から支払われるため、すでに投資している投資家は配当が出ているので詐欺であると気づけないのです

新規の投資家が投資しないと既存の投資家に配当を支払えないのでねずみ講のような特性も持っています

そのため、投資家に対して紹介制度を用意して新しい人を紹介すると報酬金を支払うといったシステムを取ることがあります。

また、安心して投資をさせるためにポンジスキームでは「元本保証」という言葉を使うことがありますが、完全に元本保証の投資は存在しません。

債券のように元本確保型の資産運用はありますが、債券の発行元である国や企業が倒産した場合は元本を保証することはできないので、完全な元本保証の投資は存在しないのです

真っ当な商品を勧めるのであれば元本保証という言葉を使うことが嘘をつくことになることは分かるので、それでも元本保証という言葉を使うのであれば最初からだますつもりでいる詐欺の可能性が高いのです

これが投資詐欺の代表的な手法であり、すべての詐欺に対して言えますが手口は日を重ねるごとに巧妙になるので、紹介した3つの特徴にあてはまらない場合でも詐欺の可能性はあります。

しかし、過去の詐欺の事例は代表的な投資詐欺の手法を知っておけば、ヘッジファンドの詐欺に遭う可能性を大きく減らせるので紹介した特徴は必ず覚えておきましょう。

使う予定のあるお金を投資してしまう

失敗事例から読み取れる失敗の原因ではありませんが、ヘッジファンドは流動性が低くすぐに解約できないので、余裕資産を超えて投資してしまうと万が一の際に困ってしまいます

自由にヘッジファンドが解約できてしまうと、自由な運用に影響が出てしまうので、解約日をあらかじめ設定しているヘッジファンドがほとんどです

そのため、投資している資金が突然今すぐ必要になったといってもヘッジファンドを解約することができません。

仮に解約日が近いおかげで解約できたとしても、ヘッジファンドを長期で運用することができなくなるので自分の都合で解約せざるを得なくなってしまうのもヘッジファンドの失敗といえるでしょう。

銘柄の選び方による失敗ではありませんが、ヘッジファンドは最低投資金額が高いので無理をして投資をしてしまうとこのような事態に陥ってしまう可能性もあるので、使う予定のない余裕資産で投資をするようにしましょう。

ヘッジファンドの失敗事例を踏まえて失敗の原因について解説しましたが次はヘッジファンド投資で失敗しないための方法について解説していきます。

ヘッジファンド投資で失敗しないためには

最後にヘッジファンド投資で失敗しないための3つの方法について解説していきます。

ポイント

  • ヘッジファンドのリスクと信頼性を確認する
  • 自分の資産を3つの分類に分けて投資をする
  • FP(ファイナンシャルプランナー)に相談する

ヘッジファンドのリスクと信頼性を確認する

ヘッジファンドのリスクは目論見書などで確認することはできませんが、過去の運用実績を見ればリターンが分かるので、リターンが分かればリスクもある程度推測できます。

なぜなら投資のリスクとリターンは釣り合っているので、ハイリターンなものはその分リスクが高いと考えられるからです

投資の基本的な考え方として、リターンの高いものは大きなリスクがありますし、リスクの低いものはリターンも低いです

ヘッジファンドは通常の投資信託よりも高い利回りを誇る金融商品なのでリスクとリターンのバランスが整っていれば優秀な商品ではありますが、タイガー・マネジメントのように毎年高い利回りを上げていたヘッジファンドはその分リスクも高いことになります。

また、ヘッジファンド詐欺の被害に遭わないためにも信頼性があるかどうかも重要です。

ポンジスキームの特徴に当てはまっていて怪しいと感じた場合は、投資に詳しく証券会社や銀行に属さないFP(ファイナンシャルプランナー)のような公平な第三者に相談するか、詐欺のリスクを恐れるならそもそも投資をしない方がよいでしょう。

ヘッジファンドのリスクと信頼性を確認して良質なファンドを選ぶことが、ヘッジファンドで失敗しないための一番の方法であるといえます。

また、ヘッジファンドのリスクについてさらに詳しく知りたい人はこちらの記事をチェックしてください。

ヘッジファンドの5つのリスクについて解説します!

自分の資産を3つの分類に分けて投資をする

資産運用 知識

資産は生活に必要な資産、緊急時に必要な資産、余裕資産の大きく分けて3つの資産に分けることができます。

ヘッジファンド投資にはまとまったお金が必要ですが、投資していいのは余裕資産のみです

生活に必要な資産をヘッジファンドに投資をする人は少ないと思いますが、緊急時に必要な資産までヘッジファンドに投資しないとヘッジファンドに投資できない場合はヘッジファンド以外の投資手段を検討したほうがよいでしょう。

万が一お金が足りなくなってしまうとヘッジファンドはすぐに解約できないので、ヘッジファンドは他の流動性の高い金融商品よりも慎重に投資を検討する必要があります

FP(ファイナンシャルプランナー)に相談する

ここまでの話を踏まえてもどうしても失敗する商品に投資をする可能性を考えると不安な人もいるかと思います

しかし、ヘッジファンドはまとまった資産があれば高い利回りを得やすい商品であり、失敗のリスクを知っていれば安定して利益が得られる優秀な商品なので、失敗の事例や原因だけを見てヘッジファンドへの投資を諦めてしまうのはもったいありません。

ヘッジファンドに興味がある人や、ヘッジファンド選びに不安のある人は資産運用のプロであるFPに相談してみましょう。

FPに相談すれば銘柄の選び方について直接アドバイスを受けられ、資産状況を教えれば家計にとって最適な投資額を提示してもらえます

数百万円や数千万円の資産を投資するのですから、最適な銘柄を選ぶために投資のプロに相談して銘柄を決めた方が確実です

また、これまで説明した失敗の原因はFPに相談することで防げるものです

最初に相談をするのはハードルが高いかもしれませんが、弊社では資産運用初心者に向けた無料セミナーを開催しています

資産運用セミナーに参加して最低限の投資知識を身につけたうえで、ヘッジファンドへの投資を検討していることを伝えればヘッジファンドについて様々なアドバイスを受けることができるでしょう。

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まとめ

ヘッジファンドの失敗について解説いたしました。

代表的な失敗事例をもとに失敗の原因を紹介しましたが、原因を分析し失敗を防げばヘッジファンドのリスクをできる限り減らすことができます。

失敗しないための方法について紹介しましたが、不安な人は投資のプロであるFPに相談することで解決するようにしましょう。

他の資産運用も検討したい人はこちらの記事もチェックしてください。

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