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少額から出来る3つの投資とは?投資初心者におすすめの投資をご紹介

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投資 少額

少額投資は投資初心者でも始めやすい投資の方法です。
何故なら失敗のリスクも少なく気軽に始めることができるからです。
また、投資に対する印象として大きな資産を持っていないと始められないと言う考えを持っている方も多いと思います。

しかし、実際は1万円以下から簡単に始められる投資も存在します
この記事では少額からでも始められる投資について紹介していきます。

少額から投資を始める目的

まず始めに少額から投資を始める目的について考えていきます。

現在の20代から30代の方々は老後の年金の受給が不透明であり、将来のための資産形成が必要になります。
しかし、定期預金における貯金を行ったとしても現在の利率は0.05%未満であり、資産を増やしていく事はできません。

資産を増やす為には余裕資産を貯金をするのではなく投資に回すことで将来の為の資産形成を行う事が出来ます。

それでは、投資を始めたいと考えた時に投資に対する印象としてお金持ちにしか出来ない投資に使える大きな資産を持っていないと考える方も多いと思います。

しかし、それは投資に対する誤った印象であり、1万円以下から中には100円から始められる少額投資があります

少額投資はこれから投資経験を積みたい投資初心者にこそおすすめしたい投資方法です。
何故なら、決してリターンは多いわけではありませんが、失敗してもリスクが少ないからです。

例えば100万円を投資して20%の損失を発生させた場合、損失は20万円ですが、1万円を投資して20%の損失を発生させた場合は損失は2,000円になります。
同じ20%であっても損失は少額投資の方が少ないことが分かります。

つまり、万が一損失を発生させてしまった場合でも、少額で投資をしていればリスクを減らすことができます。

結論としては、投資は少額から始めることが可能であり少額投資は初心者にもおすすめな投資方法です。
投資初心者は少額での投資を長期間に渡って積み立てることで資産を増やしていくと良いでしょう。

次の項からは少額投資の具体的なメリットについて詳しく解説していきます。

さらに詳しく知りたい方へ

20代から少額で資産運用を始めたいと考えている人はこちらの記事もチェックしてください。
【20代向け投資法】簡単・少額で始められる資産運用

少額投資のメリット

少額投資を行うメリットは主に2種類あります。

少額投資のメリット

  • 分散投資がしやすい
  • 投資の勉強になる

ここからはこの2種類のメリットについて詳しく解説していきます。

分散投資がしやすい

少額投資のメリットとしては分散投資がしやすいと言うメリットがあります。
金融商品に投資をする場合、1ヵ所に資産を集めず分散して投資をする必要があります。

例えば、Aと言う金融商品に対して100万円を投資した人とA、B、C、Dの金融商品にそれぞれに25万円ずつ投資をした人がいるとします。
Aと言う金融商品の価値がなくなってしまった場合、Aだけに投資をしていた人は100万円の損失が発生しますが、分散投資をしていた人は損失は25万円に軽減されます。

投資の世界において、欧米では古くから言われている「Don't put all your eggs in one basket(訳:卵は一つのカゴに盛るな)」と言う言葉があります。

卵は一つの籠に盛るな

この様に1つのカゴ(投資先)卵(資産)を盛るとカゴがバランスを崩した時に全ての卵を失ってしまいます
結論としては、分散して投資をする事が投資のリスクを軽減する事に繋がるのです

ただし、分散投資をしたいと考えた時、最低投資金額の高い投資方法では余裕資産を多く持っていない場合、分散投資をする事が難しいです
しかし、少額投資であれば投資に回せるお金が少ない場合でも分散投資をする事が可能です。

少額投資で複数の金融商品を購入してリスクを軽減していきましょう。

投資の勉強になる

投資の勉強をするには何よりも実際に投資を始める事が重要です。
しかし、最初から大きな資産を投資をする事は失敗した場合のリスクが高いので投資初心者にはおすすめ出来ません

少額投資であれば、万が一失敗してしまった場合のリスクが少ないので気軽に始める事が出来ます。
また、分散投資を意識して投資をすれば投資の回数も増えていくので投資に対する経験を積みやすいです。

実際に投資を行い投資の勉強をするためにもまずは少額からの投資を始めてみましょう

少額投資のデメリット

一方、少額投資を行う上で注意するべき点が2つあります。

少額投資のデメリット

  • 手数料が増える
  • 損をしてしまう可能性もある

1つ目は取引回数が増える事による手数料の増加です。
投資をする上で、取引回数が増えれば増えるほど手数料は多く発生します。
ただし、購入する金融商品によっては手数料が無料であったり安くなる場合もあるので、投資をする際は手数料についても検討しましょう

2つ目はリスクが少ないとは言え価格が変動する金融商品を購入した場合、損をしてしまう可能性があります
通常の投資でも、少額投資でも元本割れをしてしまう可能性がある事は考慮しておきましょう

少額投資のメリットとデメリットについて理解していただけたでしょうか?
その上で実際に少額投資を始めようと考えた際に、具体的に少額で購入できる金融商品にはどの様なものがあるのでしょうか?

ここからは具体的なおすすめの少額投資について解説していきます。

おすすめの少額投資

まず始めに少額投資と言う言葉の「少額」には具体的な定義がありません。
その上で、この記事における少額の定義は1万円以下で始められる投資の事を少額投資と定義します

1万円以下で始められる投資の中でもおすすめの少額投資は3つあります。

おすすめの少額投資

  • 投資信託(投信)
  • 株式(ミニ株、単元未満株、るいとう)
  • 債券(個人向け国債)

ここからは上記の少額投資を1つずつ紹介していきます。

投資信託(投信)

投資信託

投資信託は投資家から集めたお金を使って投資のプロが金融商品を運用し、その運用成果を投資家に分配する事です。
投信」、「ファンド」とも呼ばれ、投資信託を運用する人のことを「ファンドマネージャー」と呼びます。

投資信託は100円から始める事が出来る少額投資です。
今回挙げた3つの金融商品の中でも最も少ない資産で始める事が出来る投資です。

また投資信託は株式、不動産、債券など様々な金融商品に分散して投資できる金融商品なので、少額から一番分散投資がしやすい金融商品でもあります。

ただし、投資信託には信託報酬と呼ばれる手数料が発生します。
この信託報酬が高い銘柄を選択してしまうとリターンを得る事が難しくなります

特に銀行が勧める投資信託の信託報酬は高い場合が多いです。
インターネットバンキングで購入できる投資信託の信託報酬は0.5%を下回るものも多くあるのに対して、銀行の投資信託は信託報酬が1%を超えるものが大半を占めています。

0.5%の違いが些細なものであると感じる人もいるかもしれませんが、長期投資であれば長期投資であるほど例え0.01%の差であっても利益には大きな差が生まれます

投資信託を購入する際は、インターネットバンキングから選択すると良いでしょう。

投資信託は少額から積み立てて分散投資が行えるため、少額で投資をしたい場合は一番おすすめの金融商品になります

さらに詳しく知りたい方へ

投資信託について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
投資信託(投信)とは?基本的な仕組みを紹介!

株式

 

株式は企業が資金を集めるために発行した株を売買する投資の方法です。
売買差益や、株式を保有する事で得られる配当金を主な利益としています。

通常、株式を購入するためには1単元(100株)を売買単位として取引する事になります。
これを単元株取引と言います。

しかし、株式を1単元未満で取引をする事によって少額で取引が出来ます
1単元未満で取引出来る株式には「ミニ株」「単元未満株」が挙げられます。

単元株とミニ株と単元未満株の関係を分かりやすく説明すると下記の様になります。

ミニ株取引は単元株の10分の1で取引する取引方法です。
単元未満株取引は1株から好きな単位で取引をする事が出来ます

また、株式を少額で取引する方法には毎月一定の金額を積み立てて株式を購入する株式累積投資(るいとう)があります。

ここからは株式を少額で取引できる、単元未満株、ミニ株、るいとうについて詳しく解説していきます。

単元未満株(S株・プチ株・ワン株)

単元未満株取引は1株から好きな単位で取引する事が出来ます
また、単元未満株は証券会社によって異なる名称を持っています

例えば、SBI証券で取引できる単元未満株取引の事を「S株」と呼びます。
カブドットコム証券であれば「プチ株」、マネックス証券であれば「ワン株」と呼ばれます。
全て名称は異なりますが同じ単元未満株取引と言う事を覚えておきましょう。

単元未満株を購入する上で気を付けるべき事は、単元株を持っていない場合、株主としての権利を得る事が出来ない点です
株主としての権利がない場合、株主優待や株主総会の議決権を得る事が出来ません

また、上記に挙げた証券会社以外の証券会社では単元未満株を取り扱っていない場合もあります

単元未満株を取引する場合は、自分の取引する証券会社で扱っているのか、株主優待を受け取りたい場合は単元株も保有する事を心がけましょう。

ミニ株

ミニ株は単元株(100株)の10分の1である10株から取引する事が出来ます。
よくある勘違いとして挙げられるのが、ミニ株取引と単元未満株取引は同じ取引であると言う勘違いがあります

単元未満株取引は1株から好きな単位で取引が出来るのに対して、ミニ株取引は単元株の10分の1と定められています。
ミニ株取引と単元未満株取引の大きな差はこの点にあります。
証券会社によって単元未満株取引には様々な名称がありましたがミニ株も混同される事が多いので気を付けましょう

単元未満株取引と異なる2つ目の点は、ミニ株を購入した場合、株の名義が取引した証券会社のものとなります
株の名義が全て自分のものでない場合、単元株を保有している場合でも株主優待や配当金を受け取る事が出来ないので注意が必要です

単元株の10分の1で購入できるミニ株は少額で投資できる金融商品ですが、注意するべき点も多くあります。

るいとう(株式累積投資)

株式には累積投資(るいとう)と言う投資方法があります。
これは毎月一定の金額を積み立てて株式を購入する投資方法です。
月々1万円から始める事が出来ます。

この投資方法のメリットは、月ごとに購入してきた単元未満株が単元株に達した場合は株主の権利を得る事が出来ます。
また、一気に購入するのではなく分散して購入する事によってリスクを軽減する効果があります。

るいとうを月々1万円で5ヶ月間続けた場合、下記の表の様になります。

1月 2月 3月 4月 5月 合計
株価 1,000円 800円 1000円 800円 1250円 4850円(平均970円)
投資金額 1万円 1万円 1万円 1万円 1万円 5万円
取得数量 10株 12.5株 10株 12.5株 8株 53株

この様に毎月一定金額を購入する事によって、高値で全て買ってしまう事を防ぎ、かつ買い付け価格が平均化される事を期待した投資方法の事をドルコスト平均法と言います。

メリットも大きくリスクも軽減できる少額投資のるいとうですがデメリットも存在します。
売買手数料が高く、委託手数料や口座管理手数料も掛かるので、維持費用が多く掛かってしまう点には注意が必要です。

少額から出来る株式投資について理解していただけたでしょうか?
単元株で買う場合は少額で買う事が難しい株式ですが、単元未満株やミニ株、るいとうを駆使すれば少額で投資をする事も可能です。

さらに詳しく知りたい方へ

株式の単元や単元未満株についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
株式の単元(売買単位)とは? 単元変更についても詳しく解説!

債券(個人向け国債)

債券

債券は国または企業がお金を集めるために発行する借用書の事です。
借用書のため元本が保証されており、満期までの決まった月日に償還金として利子収入を得る事が出来ます

しかし、債券は個人投資家向けの金融商品が少なく、個人で投資が出来る債券であっても50万円以上掛かる場合が多いです。
債券は元本が保証されておりリスクの少ない金融商品ですが、基本的には少額で購入する事は出来ません

ただし、個人向け国債を購入する場合は1万円から債券を購入する事が出来ます
個人向け国債のメリットとしては債券を少額で購入出来るだけでなく、債券の中でも信用性が一番高い事が挙げられます。

債券のデメリットには債券の発行元が破綻をした場合、利息や元本が保証されない可能性があります。
しかし、国債は国が発行元なのでこのリスクは非常に低いです。

少額投資の中でも個人向け国債は非常に安定した収入を得る事が出来る金融商品であると言えます。

デメリットとしては、投資信託、株式と比較してリターンが少ない点や、基本的に満期まで途中売却が出来ない点です。
発行元に対してではなく、二次市場で途中売却する事は出来ますが、その場合は元本割れのリスクがあります

個人向け国債は少額投資の中でも最もリスクの少ない投資方法と言えるでしょう。

さらに詳しく知りたい方へ

債券について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
債券投資とは?利回りやリスクの関係とおすすめの債券投資について

少額投資にはNISAがおすすめ

NISAは2014年から始まった投資で得られた利益を非課税にする制度です。
個人投資家向けの税制優遇制度であり、20歳以上であればNISA口座を開設する事が出来ます

少額投資にはNISA口座を利用するのがおすすめです。
NISAの年間の投資上限金額は120万円であり、120万円までの投資であれば非課税になりますが、それ以上の投資には課税されます
しかし、少額投資であればNISAの年間の上限額を超えにくいと言うメリットがあるので全ての利益を非課税にする事が出来ます

またNISAにはつみたてNISAと言う金融庁によって定められた投資信託のみを購入できる口座も存在します。
つみたてNISAの年間の投資上限金額は40万円ですが、NISAは非課税期間が5年に対して、つみたてNISAは非課税期間が最大で20年になります。

投資信託を毎月1万円積み立てるのであれば年間の積み立て金額は12万円であり、3万円積み立てたとしても年間で36万円なので、投資信託を少額で長期的に積み立てたい人にはつみたてNISAは非常におすすめです

NISA口座は証券会社に申請すれば開設する事が出来るので、少額投資を始めるのであればNISA口座を開設しましょう。

さらに詳しく知りたい方へ

NISAについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
従来NISAと比較した、つみたてNISA(積立NISA)とは?いつから始まるのか?

まとめ

少額から始められる投資について理解していただけたでしょうか?
投資は100円から始める事ができ、1万円以下で始められる投資も多いです。

元本が少なければ失敗のリスクも少ないので気軽に始められると思います。
投資に対して大きな資産がなければ出来ないと考えていた人は、これを機会に少額での投資に挑戦してみましょう

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