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個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の制度を徹底解説

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みなんさんは個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)について知っていますか?

超高齢社会が進み、老後の生活への不安を抱える人が増加するに伴い、この年金制度の加入する人も増えています。
今回は、その個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)について学んでいきましょう。

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)とは

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の制度について

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の概要

そもそも個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)とは加入者が毎月、一定金額の積み立てをし、保険、投資信託といった金融商品を自らで運用し、老後に年金、一時金として受給するという「自分で作る」年金制度のことを言います。

他の年金制度に関してはこちらで紹介します。

知らなきゃ損!公的年金の3つの活用法と企業年金の種類

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の始め方

実際に、個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)を始めるにはどうすればいいのでしょうか。

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の始め方はとても簡単です。
というのも、積立口座の開設を銀行等の金融機関に申し込み、書類を申請すれば大丈夫です。
しかし、積立口座の開設には2か月ほどかかるので前もって準備してから始めるようにしましょう
積立口座の開設ができたら、一月に拠出する掛金額を決めます。
その後、運用商品の選択をし、確定拠出年金の積み立てを開始します。

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の具体的な内容とは

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の加入対象

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)はどんな人が加入できるのでしょうか。

法改正により、20171月から、20歳条60歳未満の、公務員や確定拠出年金企業型に加入している会社員、専業主婦といった多くの人が加入できるようになりました。

しかし、農業者年金の加入者、国民年金保険料の免除を受けている人は加入できないので注意しましょう

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の運用対象

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の運用対象は大まかに2つあります。

それは、元本確保型と元本変動型です。
元本確保型は、積み立てをした元本が確保されるという安定志向のタイプです。
定期預金や保険を運用対象とする場合がそれに当たります。対して、元本変動型は、積み立てた元本が運用により増減するというアクティブ志向のタイプです。
主に投資信託がそれに該当します。

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の掛金

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)にはどれだけの資金が必要になってくるのでしょうか。

結論から言うと、月5000円あれば大丈夫です。

掛金額は月額5000円から拠出限度額の範囲内で、加入者本人が自由に決めることが可能です。また、加入者ごとの掛金上下限額は異なります。

そこで、加入者ごとの掛金上下限額は下図の通りです。

また、下記に加入者種別ごとの一月あたりの平均掛金額の図を載せています。

掛金額算出の参考にしてみてください。(平成303月末時点)

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の受給

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の受給(年齢)

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)は原則60歳以降に受け取ることができます。これは、加入期間が10年以上経過していた場合です。
50歳以上で加入した場合等、通算加入期間が10年未満の場合、受け取り可能年齢が繰り下がっていきます。

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の受給(方式)

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の受給の方法はいくつかあります。

その受け取り方法は、1:老齢年金方式で5年以上20年以下の期間で受け取る方式、2:老齢一時金として一括で受け取る方式、3:1と2を組み合わせて老齢年金と老齢一時金の併用受給をする方式があります。

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)のメリット・デメリット

加入する上でのメリット

これまでは、個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の内容について説明してきましたが、ここでそのメリットについて見ていきましょう。

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)は、主に4つのメリットがあるのでそれぞれ見ていきます。

1:掛金が全額控除となる

  毎月の個人型確定拠出年金への掛金は全額が所得控除の対象となります。つまり、年金保険料支払い金額×税率分が戻ってくることになりま
す。

2:運用益が非課税となる

  運用益が非課税になる制度の例としてわかりやすものにNISA(小額投資非課税制度)があります。
ただ、NISA5年間だけ運用益が非課税となり、短いように思えます。
一方の個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)は60歳まで(最長70歳まで)非課税で運用ができます。
30歳の方なら30年~40年間もの期間、非課税で運用できるのです

3:年金の破綻リスクがない

  現在、日本の国民年金基金には1兆円を超える膨大な積立金の不足が生じています。
しかし、個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の場合は個人単位で積立金の管理がなされるので、運用リスクを負うことにはなりますが、年金が破綻するといったリスクがなくなるので、運用リスクを負うといったデメリットを凌駕できるほどのメリットがあると言えるでしょう。

4:自己破産しても財産が残る

通常、自己破産した場合、財産が清算されてしまい、手元には残りません。
しかし、確定拠出年金は換価不要な資産として保護されるので、自己破産してもその財産は清算されず、老後には積立してきた年金や一時金を受け取ることができます。

加入におけるデメリット

次に加入におけるデメリットについて見ていきましょう。

加入におけるデメリットは主に3つあります。

1:中途解約が不可能である

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)は老後のための資産運用なので、所得控除などの大きな税制優遇が設定されています。
そのため、今まで積み立てした年金を60歳以前に受け取ることができません

2:毎月定額の手数料を負担しなければならない

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)では、毎月、利用に一定の手数料が発生します。

利用にかかる手数料として、

国民年金基金連合会手数料(共通):103
事務委託金融機関手数料(共通):64
運営管理機関手数料(金融機関で異なる):無料~450円程度

があります。

節税メリットに比べれば微々たるものですが、手数料が多少でもかかるということを念頭においておきましょう。

3:年金受給時には所得扱いとされる

個人型確定拠出年金を受け取るときにはそのお金は「所得」として扱われます。
結果的
に所得として扱われるのならば無意味じゃないかと思う方もいると思いますが、それは違います

というのも、確定拠出年金は退職所得や公的年金として扱われ、退職所得控除等を利用できるからです。
これにより、一定の額までは非課税で退職金を受け取ることができ、税金の支払いを大幅に減らすことができます。

このように、メリットとデメリットを比較しても圧倒的にメリットの方が多いということができます。
みなさんもメリットとデメリットをしっかり比較したうえで加入をするか否かを決めましょう。

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)加入前後の注意事項

加入前の注意事項

加入前には、個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)も加入するために、金融機関を選択する必要があります。
その金融機関を選択するのは、手数料の支払いや運用商品の選択といった多くの場面で影響してくるので、金融機関の選択は注意して行うようにしましょう

また、今まであげてきた、掛金の上下限額があることや60歳になる前に積立金を引き下ろすことができないということにも注意しましょう

加入後の注意事項

加入後には、実際に金融商品の運用フェーズに入るので、どのような運用方式を自分の型とするか、また、どのような金融商品を運用するかをしっかし吟味しなければいけません。
そこで、ある程度の金融知識について学習していく必要があると言えるでしょう。

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)加入のススメ

加入すべき人とは

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の加入は40代のうちに済ませてしまうことをおすすめします。

なぜならば、個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の積立金は10年以上加入した場合、原則60歳以降に給付となるので、あまり受給時期が遅くならないようにするためにも60歳になる10年以上前には加入するべきであるといえるからです。

また、一般的に、子育てを終え、老後の資金作りに注力し始めなければならない年齢が40代です。そこで、40代のうちに加入しておくのが特則といえるでしょう。

加入したときにおすすめする運用

初心者におすすめする運用方法

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の運用方法には大きく分けて、元本確保型と元本変動型があると言いましたが、個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)初心者が実際に運用していく上でのポイントとして、バランス型があります。

バランス型は元本確保型と元本変動型もので、将来受け取る額を増やしたいと考えているなら、安定的な元本確保型だけではなく、元本変動型も組み入れることを考えてみましょう。

初心者におすすめする運用商品

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の金融商品を選択する上で重要なポイントとなるのが「自分がどの程度リスクを負うことができるのか」ということです。
絶対に減らしたくないという気持ち、反対に、老後にもらえるお金を増やしたいという気持ち、それぞれあると思います。

そこで、元本確保型と元本変動型を併合したバランス型を選択することでそれら両方に対応することができます。
元本変動型の金融商品である投資信託を運用する上で、積極的に利益を求めるアクティブ型より運用コストが低く、ある程度リターンが期待される,市場平均投資のインデックス型を選択したほうがより安定的な資産運用が可能になると言えるでしょう。

資産運用と投資に関してはこちらで紹介します。

「資産運用のリスクとは?収益のばらつきを知れば、もう怖くない!【マネーパズルでリスクとつきあう】」

「投資初心者が成功するためのポイントとおすすめの投資商品」

まとめ

今回は、個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)について説明していきました。
個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)は、税制待遇や老後のための資金確保に適しているということが分かったと思いますが、加入する上でのメリット・デメリットをしっかり比較したうえで加入するか否かを選択する必要があります。

加入後も積立金の運用方法やそれに合った金融商品を見極め運用することで、老後の生活を経済面からより良いものにしていきましょう。

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