ブレーメンはドイツの北東部にあり、神聖ローマ帝国の庇護下となり1646年に自由都市となりました。
ブレーメンの紋章は時代と共に変化しており12世紀後半のコインには鍵を持つペテロと当時大司教配下であったブレーメンは円曲杖を持った大司教が描かれた都市紋章でした。やがて鍵を持ったペテロの像が都市紋章となり、1369年に大司教の貨幣鋳造権をブレーメン都市自体が得てからは、コインにペテロの鍵だけが描かられるようになり、今回のコインに描かられたブレーメン都市紋章に至ります。
ブレーメン市の紋章である鍵を中心にライオンが両側で楯を支えているとても人気のデザインです。
ペテロの鍵とはイエス・キリストの使徒ペテロがキリストから授かった天国の鍵が由来ですが、時代と共に、宗教改革で非カトリック化されると地理的位置から「海路への鍵」など違う解釈の意を持つ鍵に変えられたようです。レターエッヂのこのコインには GOTT MIT UNS「神は我らとともに」という意味が刻まれています。
状態はFDCでも良いぐらい非常に良いコイン。ブレーメン、ハンブルク、リューベックの3つの国のコインはキレイで統一感あり集めるのに非常に良い。枚数はあるが、状態的希少品