ジョゼフ・ボナパルト(フランス語: Joseph Bonaparte、1768年1月7日 – 1844年7月28日)は、ナポレオン・ボナパルトの兄である。ナポリ王としてはジュゼッペ1世(イタリア語: Giuseppe I, 在位:1806年 – 1808年)、スペイン王としてはホセ1世(スペイン語: José I, 在位:1808年 – 1813年)。
1806年にナポリ王に即位し、その後スペイン王ホセ1世として即位しましたが1813年に退位し、同年にフェルディナンド7世が復位しました。そのことから、ジョゼフ・ナポレオンの肖像を描いたコインはナポリとスペインに存在しますが、ナポリには1806~1808年の120グラニ銀貨しか存在しません。スペイン王としては1808年から8レアルと20レアルという量目27グラムの大型銀貨を流通させました。1810年以降には80レアルと320レアルの2種を発行し始め、このうち320レアル金貨は大型金貨となっています。そのため、320レアル金貨は1810年、1812年の2年しか発行されず、200年以上経った現在では現存枚数が非常に少なくなっており、稀少なコインとなっております。
このコインは摩滅したコンディションのコインが多く、EFクラスのコンディションは希少です。