Obverse Designer(表面のデザイナー):Jody Clark(ジョディ・クラーク) ※現代のRoyal Mintでイギリスコインの彫刻(主に肖像画)を担当している Reverse Designer(裏面のデザイナー):William Wyon(ウィリアム・ワイオン)※世界最高のコインデザイナーであり、ウナとライオンのデザイナーでもある。
Royal Mint発行、2020年“スリーグレイセス”、その稀少性と美質によって全世界を魅了してやまない英国貨幣の傑作。天才ウィリアム・ワイオンの初期の傑作であり、1817年に作られた芸術品が200年の時を経て蘇った貴重なコイン。
スリーグレイセスは最も美しい銀貨の1つとして名高いが、実は金貨も発行されています。金貨は全部で現存4枚とされており、そのうち3枚は博物館保管で、スコットランド・ナショナルギャラリー 、ヴィクトリア&アルバートミュージアム、ニューヨークのメトロポリタン・ミュージアムで保管されています。元々3枚のみと考えられていましたが、4枚目が2018年12月09日に行われた日本コインオークションにて出品され、クラウン試鋳金打貨が9,100万円(手数料込で約1億円)で落札されており、博物館保管3枚とこの1枚の現存4枚のため、まず通常では入手不可の金貨となり「幻の金貨」とされています。銀貨と同じく、流通貨としては採用されなかったため、試作貨のみの発行です。銀貨よりも更に希少性が高く、オリジナルを目にすることもできないでしょう。今回の復刻銀貨は3キロ・2キロ・1キロ・5オンス・2オンスの5種が発行されておりますが、5オンスは最近のモダンコインでは主流で人気があり、2019年に発表されたウナとライオンの5オンス金貨は市場価格で1,000万円を超えて取引をされており、同じThe Great Engraversシリーズの第2弾として今後の値上がりも期待できる希少モダンコインとなります。