英領インドは、1858年から1947年のインド独立まで、イギリスによって支配されたインド亜大陸の領域を指します。イギリス東インド会社が18世紀末からインドの支配を強め、1857年のインド大反乱の後、東インド会社の統治が廃止され、イギリス政府が直接統治する体制が確立されました。この体制下でインドは「イギリス領インド帝国」として統治され、総督が国王の代理として現地統治にあたりました。ジョージ5世はエドワード7世の第二子として1865年6月3日に生まれました。1910年に即位し、彼の治世中に第一次世界大戦(1914-1918)が勃発。戦後、インドを含む植民地にも経済的影響が広がり、通貨における金の流通が戦略的に重視されました。第1次世界大戦期には、前線に何回も訪れ兵士を奨励し、また負傷兵の見舞いにも訪れる人望が厚く評判の良い国王でした。15ルピー金貨には、表面にジョージ5世の右向き肖像が刻まれており、肖像の周囲には「GEORGE V KING EMPEROR(ジョージ5世 国王 皇帝)」という称号が刻印されています。これは、イギリス国王がインド皇帝としても君臨していたことを示しており、イギリスの支配と皇帝としての権威が強調されています。裏面には「15 RUPEES INDIA 1918」という刻印があり、文字は簡素であるものの、当時のインドでの通貨単位と発行年が強調されています。発行枚数は211万枚と記録されていますが、状態の良いものは少なく、MS65 のような高鑑定品は市場価値が高く評価されています。本コインはTopPop(最高鑑定品)MS65+に次ぐ準TopPop品です。