王室造幣局の天才彫刻家ウィリアム・ワイオンを現代に復刻。ヴィクトリア女王生誕200年を記念して1839年に作られたウナとライオンのオリジナル極印をロイヤルミントが初めて復刻して作られた2キロ金貨です。1839年に発行されたウナとライオンの5ポンド金貨は1837年のヴィクトリア女王戴冠の年に制作を手掛け始めます。ウナ(若き女王ヴィクトリア)がライオン(国民)を導いたデザインとなっています。1839年銘のウナとライオンの5ポンド金貨は戴冠記念として400枚をセットとして贈呈用に作られました。
表面のデザインは2012年に英国造幣局(ロイヤルミント)に入社したジョディ・クラークが手掛けました。2014年にはウェールズでのNATOサミット参加者への経行を手掛けるなどの実績を積み、2015年にエリザベス女王の第5肖像デザインに抜擢され今回の表面のエリザベス2世肖像を手掛けました。
2㎏は発行枚数4枚と少なく、VIPなど限られた人へしか渡らなかったとされる逸品で、本当に存在するのか?と話題になったコインでもあります。
国内外含めてオークションでの取引事例はなく、2020年12月現在カタログにも未掲載です。5オンス金貨(発行枚数65枚:156g)はオークションで1,000万を超えるなど、「世界で最も美しい金貨」の復刻版を自分の手で、、、という人気の高さが伺えます。