マン島 エリザベス2世 (1952-) クラウン金貨 2008 ツタンカーメン黄金のマスク Fr165 NGC PF69UCAM (Proof FDC)

1922年、考古学者のハワード・カーターは、何十年にもわたって探し続けた結果、エジプトのファラオ、ツタンカーメン（現在のツタンカーメン王）の墓への最初の隠された階段をついに発見し、そこで有名な黄金のマスク（デスマスク）を発見します。2008年まで、ツタンカーメン王の財宝は、1970年代にエジプト国外で展示されて以来、800万人以上の人々が一目見ようと列をなしていましたが、2008年に入り、ツタンカーメン王の秘宝が再び全世界のツアーで展示されると、ロサンゼルス、シカゴ、フォートローダーデール、フィラデルフィア、ロンドンで入場者数の記録が更新されました。この黄金のピラミッドコインは、その記念として発行されたものです。

1972年以来のロンドンでのツタンカーメン展の復活を記念して、英国のポブジョイ造幣局は、ピラミッド型の三角錐のプルーフ金貨を限定的に発行しました。イギリス王室の自治領、マン島で発行されたもので、この黄金のマスクの1クラウン金貨は999枚を単品で発行、また、他2枚（1/2クラウン金貨・1/5クラウン金貨）と3枚セットで999セットが販売されました。ピラミッドコインは、初の試みで、純度99.99%の金で作られています。出土品の中でも最も有名な黄金のマスクが描かれていますが、このマスクは、ツタンカーメンのミイラの顔に装着されていたもので、現在、カイロのエジプト博物館に展示されています。