コロンビア ヌエバグラナダ 16ペソ金貨 1845UM ポパヤンミント FR75 KM94.2 27gm .875Gold PCGS AU55(VF)

ヌエバグラナダとはヌエバグラナダ副王領と呼ばれたスペインの中南米植民地で、スペインのグラナダから由来しています。1831年からはヌエバ・グラナダ共和国となり、主に現在のコロンビアとパナマ、そして現在のエクアドル、ペルー・ブラジル、コスタ・リカ、ベネズエラ、及びニカラグアの各一部地域から成る中央集権主義の国でした。1830年の大コロンビア解体後に建国され、1858年のグラナダ連合の形成により廃止されています。

コロンビアは古くからスペインの植民地として、ボゴタなどで貴金属貨幣を中心に製造しており、19世紀はじめに独立戦争が開始されると、多くの緊急コインを発行しました。これは国旗のデザインにも表れており、三本の帯によるミランダ三色旗は黄色が幅が大きく秦の半分を占めています。これはかつて算出しスペイン人の目的であった金を示し、青は面する二つの海（太平洋とカリブ海）を示し、赤はスペインから独立の際の流血を表しています。

コインのデザインは、表に女神の肖像と、裏面には現在のコロンビアの紋章にほぼ近い形となっています。紋章の構成は自由の象徴となるコンドルやフリジア帽、そして古代ギリシア・ローマ世界において食べ物と豊かさの象徴として用いられた角「コルヌコピア」が描かれていることがわかります。