イタリア王国 ヴィットリオ・エマヌエレ3世(1900-1946) 100リレ金貨 1925R 在位25周年・第一次世界大戦参戦10周年 FR32 KM66 32.26gm 900Gold PCGS MS62(AU/UNC)

コイン研究家・収集家として有名であったヴィットリオ・エマヌエレ３世は自身の発行貨幣にも意欲的に携わり、古代ギリシャ・ローマ時代のコインデザインを参考に美しいコインを多数発行しました。イタリアコインと言えば「ヴィットリオ・エマヌエレ」のコインとも言われるほど人気の高いコインとなります。父はウンベルト1世、祖父はヴィットリオ・エマヌエレ2世であり、祖父の名をもらって1900年に即位しました。イタリアが王国として存在した最後の国王であり、国王ながら第一次世界大戦、第二次世界大戦に参戦し、ムッソリーニのファシスト党を後押ししましたが、連合国に敗れ王政が廃止されエジプトへ亡命しました。最後は不思議な死を遂げたと言われています。

ヴィットリオ３世が即位して25周年、そして第一次世界大戦参戦10周年を祝して作られたマット仕上げ金貨です。コインの収集家であっただけあり、こだわりの詰まったデザインで、イタリアの国力を示すために、強さの象徴として英雄ウィルトゥス神を描いたものとされています。表面はヴィットリオ・エマニュエレ3世肖像、樫の小枝で、樫の小枝にかかっている王冠は「ロンバルディアの鉄王冠」という中世前期につくられたヨーロッパで最も古い王冠の一つで、のちに中世イタリア王国の王権の象徴とされた王冠です。裏面は旗の立つ岩、勝利の像を持つ英雄ウィルトゥス、ファスケスです。

お問合せも多く大変人気のあるイタリア金貨の銘品。際立った人気と稀少性により価値あるイタリアの銘品金貨、美しいデザインと歴史、そしてマットプルーフの素晴らしいハイグレードな輝きがあります。