イタリア王国 ヴィットリオ・エマヌエレ3世 (1900-1946) 20リレ銀貨 1936(R・XIV) Dav-147 KM-81 希少品 (EF)

ヴィットリオ・エマヌエレ3世は、サヴォイア朝の第3代イタリア国王、初代エチオピア皇帝、初代アルバニア国王、モンテネグロ摂政です。軍事上の称号としては大元帥を用いていました。 儀礼称号にエルサレム王、キリキア・ アルメニア王、聖アヌンツィアータ騎士団総長、聖マウリッツィオ・ラザロ騎士団総長、ガーター騎士団団員、マルタ騎士団団員、金羊毛騎士団団員があり、イタリア王国の君主として大権を揮り、46年間という長期間の在位を通じてサヴォイア家の歴代当主の中でも特筆すべき治世を遺した人物です。ヴィットリオ・エマヌエレ3世自身がコインの収集家であったこともあり、ヴィットリオ・エマヌエレ3世のコインには美しいデザインの者が多いとされ、コレクターに人気のコインが多くございます。今回のコインは、表面にヴィットリオ・エマヌエレ3世の左向き頭像、裏面はクァドリガがデザインとなっています。1914年発行の躍動感のあるクァドリガも素晴らしいですが、こちらの落ち着いたクァドリガも味があります。ちなみにクァドリガとは、ローマ帝国時代の車またはチャリオットのことで、勝利の象徴とされ、ウィクトーリアやペメといった女神が乗った姿で描かれている事が多くございます。金貨の美しさとまた違って、銀貨ならではのトーンの色合いが、また味を出しております。