スイス 現代射撃祭 シュタンス 1000フラン金貨 2018 Fr-S44 NGC PF70 ULTRA CAMEO (Proof FDC)

永世中立国でのスイスでは自分たちの国は自分たちで守るという意識が強く、古くは15世紀から傭兵達の弓術大会が開催されており、近代からは毎年「射撃祭」という銃や弓のスポーツ大会のようなものが開催されていて、射撃はスイスの国技となっております。1842年から毎年射撃祭の記念コインが発行されていて、コインコレクター達の間では知る人ぞ知る、有名なコインシリーズです。このコインは、遠くに見えるアルプス山脈とシュタンスの街並みを背景にスイスの化身である女神、ヘルヴェティアがライフル銃と優勝者への月桂冠を持っているデザインです。2018年の射撃祭はシュタンスという町で開催され、スイスの射撃祭コインの発行は国ではなく、シュタンスが所属する県で発行しました。1842年から発行されるようになったスイス射撃祭のコインはその後、連邦射撃祭として隔年で全国大会が開催されるようになり、コインも同じ頻度で発行されるようになりました。しかしその後、ヨーロッパ情勢の変動により1885年に射撃祭のコイン発行が停止されます。そこから99年の時代を経て、射撃祭コインの歴史的な価値が再発見されたことにより1984年に再発行が開始され、以降、射撃祭の開催とともに発行されています。1984年以降のものを現代射撃祭と位置付けています。