ホーム コラム 人物(家系図) ダイアナの3つの人気金貨をご紹介! 生い立ちからその生涯も解説します!

  • 人物(家系図)

公開日 2021.12.23更新日 2022.5.18

ダイアナの3つの人気金貨をご紹介! 生い立ちからその生涯も解説します!

ダイアナ妃(1981-1997)は、イギリスの第1位王位継承者であるウェールズ公チャールズの元妃です。

1996年に離婚し、1997年に交通事故で亡くなりますが、その死は多くの国民に惜しまれました。

ダイアナの記念コインの種類と発行枚数は極めて少なく、コレクターの間でも人気の商品となっています。

この記事では悲劇の結末を迎えたダイアナ王妃の人気金貨を紹介し、その生い立ちと歴史について解説します。

ダイアナの生い立ちと歴史

ダイアナ

画像引用:https://www.royal.uk/diana-princess-wales

 

まずは、ダイアナの家族構成について見ていきましょう。

父親 エドワード・スペンサー
母親 フランセス・シャンド・キッド
王朝 ウィンザー朝
 ウェールズ公チャールズ(婚姻1981-1996)
子供 ウィリアム
ヘンリー

17世紀から続く貴族であるエドワード・スペンサーとフランセス・シャンド・キッドの間に生まれ、1981年にチャールズ王太子と結婚しますが1996年に離婚しています。

ダイアナの歴史を5つの章に分けて解説します。

  • ダイアナの誕生
  • 両親の離婚で父親が親権を得る
  • チャールズ王太子との結婚
  • 多難であった王室生活
  • 離婚から交通事故まで

ダイアナの誕生

1961年にサンドリンガムのパークハウスで、スペンサー家の三女として生を受けます。

ダイアナには3人の兄妹がおり、姉はセーラ、ジェーン、弟はチャールズです

スペンサー家はロバート・スペンサーが羊商で財をなしたことで誕生した貴族の家系であり、1603年から続いています。

ダイアナの生まれたパークハウスは、王室がサンドリンガム邸に客を招くために建てた屋敷であり、子供の教育の場としての環境が整っていたことから、ダイアナはここで育つこととなります。

両親の離婚で父親が親権を得る

両親のエドワードとフランセスは不仲であったことから、母親は実業家と不倫をするようになり別居を選択します。

最終的に2人は離婚を選択しますが、母親は親権を求めて訴訟。

しかし、不貞の事実と、スペンサーが貴族の立場にあったことから、母親の訴えは退けられ父親が親権を得ることとなりました。

少女期のダイアナの人生には両親の離婚があったものの、スポーツ万能で友達も多く、バレリーナになる夢を持ち、社会奉仕にも積極的な明るい人柄であったといわれています

1975年、祖父の死去と共にエドワードはスペンサー伯爵位を継承し、ダイアナを含む三姉妹は令嬢の称号を得ることになります。

チャールズ王太子との結婚

1977年にダイアナの姉セーラはウェールズ公チャールズと恋仲になり、当時16歳のダイナは同年11月にオルソープでチャールズと初めて出会います。

しかし、この出会いがきっかけで結婚に至ったわけではなく、1978年にはチャールズもセーラと距離を置くようになりました。

チャールズはさまざまな女性と関係を持っており、後妻となるカミラとも1972年には出会っていたといわれています。

1979年にサンドリンガム邸で開かれたパーティーで、チャールズはダイアナが美しく育ったことを知り親しくなっていきます

1981年にチャールズはダイアナに求婚し、このプロポーズを受け入れました。

多難であった王室生活

しかし、王室での生活は彼女を苦しめます。窮屈な生活とマスコミや世論に対するプレッシャーは、ストレスによる過食症を引き起こし、精神的に不安定となることが多くなりました

チャールズも王室の環境に慣れないダイアナのことを最初は気遣ったものの、いつまでも適応しないことが不仲になる原因を作ったといわれています。

ウィリアム王子とヘンリー王子が誕生するとチャールズは公務への出席を減らし、育児に専念したようです。

このことを歓迎しなかったチャールズの父エディンバラ公フィリップとダイアナの関係が悪化すると、板挟みとなったチャールズはコーンウォール公領にこもってしまい、事実上の別居状態となりました。

離婚から交通事故まで

1992年に正式に別居生活に入ると、1996年に離婚交渉を経て正式に離婚しました。

王室の公務がなくなったダイアナは、エイズ、ハンセン病、地雷撤去など国際的な問題を解決する慈善活動に取り組むようになります

同時期にドディ・アルファイドとの交際も開始しています。

しかし、1997年に発生した交通事故により、車に乗っていたダイアナとドディと1名のボディガードが死亡しました。

この交通事故には不審な点も多くあり、さまざまな憶測が飛び交っていますが、真相は謎に包まれています。

ダイアナはイギリス王室の歴史の中でも国民から愛された王妃であり、彼女の死を悼み、バッキンガム宮殿は無数の花束で埋め尽くされたといわれています。

彼女は慈善活動にも積極的に取り組み、その優しさと美貌から多くの国民に愛され、その死を惜しまれた人々のプリンセスであったといえるでしょう

希少性が高いダイアナの人気金貨

ダイアナ妃が描かれたコイン自体が非常に少なく、希少価値が高いため多くのコレクターが欲しがる商品となっています。

  • ダイアナ(エリザベス2世) 5ポンド金貨 ダイアナ妃追悼記念 1999年
  • ダイアナ(エリザベス2世) 5ポンド金貨 ダイアナ妃死去5周年記念 2002年
  • ダイアナ妃 チャールズ王太子結婚記念コイン ソブリン金貨 1981年

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ダイアナのアンティークコインはこちら

ダイアナ(エリザベス2世) 5ポンド金貨 ダイアナ妃追悼記念 1999年

ダイアナ(エリザベス2世) 5ポンド金貨 ダイアナ妃追悼記念 1999年 ダイアナ(エリザベス2世) 5ポンド金貨 ダイアナ妃追悼記念 1999年

発行国 イギリス
発行年 1999年
額面 5ポンド
グレード PR66DCAM
直径 38mm
重量 不明
品位 不明
発行枚数 7,500枚
状態 完全未使用

ダイアナ妃追悼記念に発行された5ポンド金貨で、表面はダイアナ、裏面はエリザベス2世が彫られています。

ダイアナのアンティークコインの中では発行枚数も多く、最も入手しやすいですが、ダイアナ自体が彫られたコイン自体が少ないので高値で取引されています。

ダイアナ(エリザベス2世) 5ポンド金貨 ダイアナ妃死去5周年記念 2002年

ダイアナ(エリザベス2世) 5ポンド金貨 ダイアナ妃死去5周年記念 2002年 ダイアナ(エリザベス2世) 5ポンド金貨 ダイアナ妃死去5周年記念 2002年

発行国 イギリス
発行年 2002年
額面 5ポンド
グレード Proof FDC
直径 38.6mm
重量 不明
品位 不明
発行枚数 100枚
状態 完全未使用

ダイアナ妃の逝去から5年後に発行された5ポンドの記念コインであり、こちらもエリザベス2世とダイアナが彫られていますが、デザインが異なります。

2000年代に発行されたもののわずか100枚しか発行されておらず、ダイアナの描かれたコインは貴重であるため高い希少性を持ちます。

ダイアナ妃 チャールズ王太子結婚記念コイン ソブリン金貨 1981年

ダイアナ妃 チャールズ王太子結婚記念コイン ソブリン金貨 1981年 ダイアナ妃 チャールズ王太子結婚記念コイン ソブリン金貨 1981年 ダイアナ妃 チャールズ王太子結婚記念コイン ソブリン金貨 1981年

発行国 イギリス
発行年 2002年
額面 1ポンド
グレード 不明
直径 22.00mm
重量 7.98805g
品位 0.9167
発行枚数 2,000枚
状態 使用済み

1981年にチャールズ王太子とダイアナ妃が結婚した際に発行されたソブリン金貨です。

記念切手と共に発行され、ソブリン金貨としては珍しい2,000枚という発行枚数の少なさから希少価値の高い商品になります。

ダイアナのアンティークコインでよくある質問

最後に、ダイアナのアンティークコインでよくある質問について見ていきましょう。

  • ダイアナの記念コインはどこで購入できる?
  • ダイアナのコインを鑑定・売却したい

ダイアナの記念コインはどこで購入できる?

ダイアナの記念コインは希少価値が高く、購入するのが難しい商品です

コインの取扱業者である当社の「コインライブラリー・プリンシパル」では、ダイアナの人気コインも取り扱っています。

また、アンティークコインはオークションなどで購入すると相場よりも高い価格で購入してしまうリスクもあるので、業者を通じて購入することをおすすめします。

ダイアナのコインを鑑定・売却したい

現在保有しているダイアナのコインを鑑定・売却するなら業者に依頼するのがよいでしょう。

コインライブラリー・プリンシパル」では他の場所で入手したダイアナのコインの鑑定・売却もおこなっています

当社で購入したコインは、「コインライブラリー・プリンシパル」で売却を検討すると換金もスムーズに進みやすいです。

まとめ

ダイアナ妃は交通事故による最期を迎えるまで、エイズや地雷撤去などの世界的な問題を解決するべき慈善活動に取り組んだ国民に愛されたプリンセスです。

生涯に魅力を感じた方や、感銘を受けた方は、希少価値の高いコインの保有を検討してみましょう。

ダイアナのコインを購入・売却する

この記事の著者

アンティークコイン ジャーナル編集部

英国王室シリーズから古代コインまで、幅広い年代のコインの紹介だけではなく、試鋳貨、造幣局による違い、彫刻家、リストライク、などアンティークコインの魅力や楽しめる知識をフラットに情報提供している。編集長は、英国王室コインと、動物コインシリーズが好き。

アンティークコイン ジャーナル編集部

関連コラム

アーカイブ