コモロ諸島は、アフリカ大陸東南部にあるグランドコモロ島、アンジュアン島、モヘリ島、マヨット島から成り立つ地域です。
コモロ政府の首長を務めたサイード・モハメド・シェイクを中心とする少数の金貨・銀貨が発行されています。
コモロ諸島に一部の島で構成されたコモロ連合では、三日月と四つの星を国旗としており、アンティークコインにも彫られているコモロを象徴するシンボルです。
この記事では、コモロ諸島のアンティークコイン特集としておすすめの金貨・銀貨を紹介します。
コモロ諸島のアンティークコイン
1964年にフランス領のコモロ諸島で発行された女神の胸像が描かれたアルミニウム貨幣
コモロ諸島は、アフリカ大陸東南部にあるグランドコモロ島、アンジュアン島、モヘリ島、マヨット島から成り立つ島々であり、西にモザンビーク、東南にマダガスカルがあります。
コモロ諸島は、グランドコモロ島、アンジュアン島、モヘリ島の3つの島をコモロ連合としており、マヨット島はフランスの支配下にありますが、コモロ連合はマヨット島の領有権を主張しています。
1975年にコモロの3島はフランスから独立しており、反対にマヨット島は他の島と対立し、フランスへの帰属の道を望んだことから現在の状況になりました。
コモロ連合は独立後から経済的に低迷する状況が続いており、フランスの支援を受けているマヨット島が一番発展している状況は独立の意義について考えさせられる地域といえます。
コモロ諸島では、パリ造幣局が鋳造したいくつかのコインが流通していますが、金貨・銀貨の枚数は少なく、発行枚数自体も少ないことから希少性があります。
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コモロ諸島のおすすめ金貨
コモロ諸島のおすすめ金貨を紹介します。
- コモロ諸島 サイード・モハメド・シェイク シーラカンス 20,000フラン金貨 1976年
- コモロ諸島 サイード・モハメド・シェイク アンジュアンタイヨウチョウ 10,000フラン金貨 1976年
それぞれ詳しく見ていきましょう。
コモロ諸島 サイード・モハメド・シェイク シーラカンス 20,000フラン金貨 1976年
概要 | 内容 |
発行 | コモロ諸島 |
発行年 | 1976年 |
額面 | 20,000フラン |
直径 | 24mm |
重量 | 6.14g |
発行枚数 | 1,000枚 |
品位 | 900/1000金 |
サイード・モハメド・シェイクは、コモロ政府の首長を務めたことがあるコモロ出身の政治家です。
第二次世界大戦が終わるまでは医師として国に尽くし、後に議員となってコモロを牽引しましたが、1970年にマダガスカルで心臓発作で亡くなりました。
コインに描かれているシーラカンスは、コモロ諸島では度々発見されていることから、生きた化石が捕獲できる場所として世界的に知られているからです。
発行枚数は、 ミントセットが500枚、プルーフセットが500枚であり、数が少なく希少性のある金貨になります。
コモロ諸島 サイード・モハメド・シェイク アンジュアンタイヨウチョウ 10,000フラン金貨 1976年
概要 | 内容 |
発行 | コモロ諸島 |
発行年 | 1976年 |
額面 | 10,000フラン |
直径 | 16.65mm |
重量 | 3.07g |
発行枚数 | 1,000枚 |
品位 | 900/1000金 |
同じくサイード・モハメド・シェイクを描いた金貨であり、裏面のデザインも一致します。
描かれている鳥は、アンジュアンタイヨウチョウであり、コモロ諸島の固有種となっています。
タイヨウチョウは美しい羽毛を持つことが特徴の鳥類であり、花の蜜を吸うことから、ハチドリと共通点が多いです。
20,000フラン金貨と同様の形で発行された希少性の高いコインであり、どちらもコモロ諸島では数少ない金貨の種類です。
コモロ諸島のおすすめ銀貨
コモロ諸島のおすすめ銀貨を紹介します。
- コモロ諸島 サイード・モハメド・シェイク 5,000フラン銀貨 1976年
- コモロ諸島 モスク 1,000フラン銀貨 2002年
- コモロ諸島 武器図 5フラン銀貨 1891年
それぞれ詳しく見ていきましょう。
コモロ諸島 サイード・モハメド・シェイク 5,000フラン銀貨 1976年
概要 | 内容 |
発行 | コモロ諸島 |
発行年 | 1976年 |
額面 | 5,000フラン |
直径 | 44mm |
重量 | 44.83g |
発行枚数 | 1,700枚 |
品位 | 925/1000銀 |
サイード・モハメド・シェイクの5,000フランの銀貨であり、コモロ諸島のアンティークコインは1976年のこのときに発行されたコインが中心に流通しています。
シンプルな花が描かれたデザインと、生前に被っていた赤い帽子が特徴的な肖像となっています。
コモロ諸島のアンティークコインを収集するなら、まずは1976年製のコインに目を向けるといいでしょう。
コモロ諸島 モスク 1,000フラン銀貨 2002年
概要 | 内容 |
発行 | コモロ諸島 |
発行年 | 2002年 |
額面 | 1,000フラン |
直径 | 37mm |
重量 | 22.20g |
発行枚数 | 500枚 |
品位 | 900/1000銀 |
コモロ諸島で発行された1,000フラン銀貨であり、発行枚数はわずか500枚と希少性があります。
コモロ諸島のシンボルの三日月と4つの星は、星の一つ一つがコモロ諸島を構成する4つの島を示しており、三日月はイスラム教のシンボルです。
裏面にはイスラム教の礼拝堂であるモスクが描かれており、こちらの銀貨もパリ造幣局で鋳造されています。
コモロ諸島 武器図 5フラン銀貨 1891年
概要 | 内容 |
発行 | コモロ諸島 |
発行年 | 1891年 |
額面 | 5フラン |
直径 | 37.25mm |
重量 | 25g |
発行枚数 | 2,050枚 |
品位 | 900/1000銀 |
フランスの保護領となったコモロ諸島で発行されたコインが、こちらの5フラン銀貨です。
剣、ピストル、弓などさまざまな武器が描かれた武器図であり、裏面にはフランスとコモロの十字の旗が根元で交差するデザインとなっています。
コモロ諸島では金貨だけでなく、銀貨も希少であり、発行枚数が他の銀貨と比較して多いことからこちらの銀貨が一番流通しています。
コモロ諸島のアンティークコインに関するよくある質問
コモロ諸島のアンティークコインに関するよくある質問をまとめました。
- コモロ諸島のアンティークコインを購入する方法は?
- コモロ諸島の金貨・銀貨を売却する方法は?
それぞれ詳しく解説します。
コモロ諸島のアンティークコインを購入する方法は?
コモロ諸島のアンティークコインは、アンティークコインを専門に取り扱うコイン専門店で購入できます。
オークションサイトにも出品されていることがありますが、コインの真贋と相場を見きわめたうえで落札することが求められます。
アンティークコインの取引に慣れていない場合は、信頼できるコイン専門店でアンティークコインを購入するほうが確実です。
コモロ諸島の金貨・銀貨を売却する方法は?
コモロ諸島の金貨・銀貨は、当サイト「コインライブラリー・プリンシパル」で売却できます。
コモロ諸島に限らず、フランスやアフリカのアンティークコインの買取を受け付けており、世界中のコインの現金化が行えます。
詳しくはこちらのページからお問い合わせお願いします。
まとめ
コモロ諸島は金貨・銀貨などの希少なコインの種類が少ないですが、シーラカンスなど珍しい動物が描かれたコインが発行されていることが特徴になります。
ほかの国では入手できない珍しい動物コインを入手したい方や、発行枚数に対する希少性に対して価格が安い傾向にあることから価値の成長の期待も可能です。
アンティークコインの購入方法はこちらの記事で紹介しています。