ジョゼフィーヌ皇后(ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ)は、ナポレオン1世の最初の妻であり、フランスの皇后の一人です。
浪費家で恋多き人物像から賛否両論ですが、下級のフランス貴族の娘から王妃になるというストーリーや、ナポレオンにまつわるさまざまなエピソードから人気があります。
この記事では、ジョセフィーヌ皇后の資産価値のあるコインを紹介し、生い立ちと歴史について解説します。
ジョゼフィーヌ皇后(ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ)の生い立ちと歴史
父親 | ジョゼフ・ガスパール・タシェ・ド・ラ・パジュリ |
母親 | ローズ・クレール・デ・ヴェルジェ・ド・サノワ |
配偶者 | アレクサンドル・ド・ボアルネ |
ナポレオン1世 | |
子供 | ウジェーヌ |
オルタンス | |
ウジェニー | |
ビクトリア |
ジョセフィーヌ皇后(ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ)は、貴族生まれでナポレオン1世の最初の妻です。
ジョセフィーヌ皇后の歴史を3つの章に分けて解説します。
- 16歳でアレクサンドル・ド・ボアルネと結婚
- ナポレオン・ボナパルトとの結婚
- フランス皇后になるが離婚する
16歳でアレクサンドル・ド・ボアルネと結婚
1763年にフランス領である西インド諸島マルティニーク島で、貴族のジョゼフ夫妻の間に生まれます。
少女時代から貴族らしい大変な浪費家であったといわれていますが、生家は貴族ではあってもその実は困窮していたようです。
1779年に16歳でアレクサンドル・ド・ボアルネと結婚し、ウジェーヌ、オルタンスを儲けますが、夫婦仲が悪かったことから1796年に離婚します。
翌年にボアルネはフランス革命によってギロチンで処刑され、ジョゼフィーヌも元夫と友人の助命嘆願をしたことによりカルム監獄に投獄されました。
ナポレオン・ボナパルトとの再婚
ジョゼフィーヌは恋多き人生を送っており獄中では、ルイ=ラザール・オッシュ将軍と恋仲になり、釈放後はポール・バラスの愛人になったといわれています。
しかし、ナポレオン・ボナパルトから求婚されて1796年に再婚します。
この結婚についてはさまざまなことがいわれていますが、ジョゼフィーヌはナポレオン1世と結婚しても次々に愛人を作り浮気をしたそうです。
戦いに赴くナポレオン1世の安否を案ずることもありませんでしたが、騎兵大尉イッポリト・シャルルとの浮気が事態を急変させます。
激怒したナポレオン1世は離婚を決意しましたが、ジョゼフィーヌの子供たちから懇願されたこともあり思いとどまります。
この件でジョゼフィーヌはナポレオン1世に愛情を持っていくのに対して、ナポレオン1世はジョゼフィーヌに対する愛情が冷めていきました。
フランス皇后になるが離婚する
1804年にナポレオン・ボナパルトはナポレオン1世に即位し、その妻ジョゼフィーヌも皇后になります。
ジョゼフィーヌには前の夫との子供はいましたが、ナポレオン1世の子供を妊娠することはありませんでした。
しかし、今度はナポレオン1世が愛人を作るようになり、愛人との子供が生まれると子供ができない原因が自分にあったと考えていたナポレオン1世は、子供ができない原因がジョゼフィーヌにあると分かると離縁したいと考えるようになります。
1810年にナポレオン1世はジョゼフィーヌと離婚しますが、離縁したいと聞いたときにあまりのショックで気絶したといわれており、離婚式では娘に支えられて歩いたそうです。
この離婚についてはさまざまな意見がありますが、ジョゼフィーヌは兵士からも幸運の女神として慕われており、離婚によって士気が落ちる原因になったといわれています。
また、パリが陥落し、ナポレオン1世が失脚したときは、元夫の復権のためにフランス中を奔走したというエピソードがあります。
しかし、この出来事で体調を悪くして1814年に肺炎で急死。最期までナポレオンの名前をうわ言のようにいい続けました。
ジョゼフィーヌ皇后の希少性が高いコインをご紹介
ジョゼフィーヌ皇后は浪費家で浮気が多かったことから悪妻と呼ばれることもあります。
しかし、人柄は明るく気さくで、フランス兵からは離婚しただけで士気が下がるほど人気の高い人物でした。
浪費家という側面も商人からすれば最高の取引先であったため、倹約家であった後妻のマリー=ルイーズが商人から嫌われたことを考えれば浪費家というマイナスな印象も立場によって評価が変わります。
賛否はあるものの、彼女がかつて所有したティアラは1つ7,000万円で落札されたこともあり、歴史上でも人気の高い人物であることが分かります。
それでは、ジョゼフィーヌ皇后の希少性の高いコインを見ていきましょう。
ナポレオン・ボナパルト ジョゼフィーヌ 100フラン金貨 1993年
発行国 | フランス |
発行年 | 1993年 |
額面 | 100フラン |
グレード | - |
直径 | 31mm |
重量 | 17g |
品位 | 90% |
発行枚数 | 5,000枚 |
状態 | - |
ジョゼフィーヌのコインは、基本的に後世で作られたものが市場に出回っています。
こちらの金貨は、ナポレオン1世とジョゼフィーヌ皇后の戴冠式の様子を描いたものです。
金の価値は約11万円ほどとなっており、資産防衛に利用するコインとしても優秀です。
ジョゼフィーヌ皇后のアンティークコインでよくある質問
最後に、ジョゼフィーヌ皇后のアンティークコインでよくある質問をまとめました。
- ジョゼフィーヌ皇后のコインを購入するおすすめの方法とは?
- レア度の高いジョゼフィーヌ皇后のコインを高く売るには?
ジョゼフィーヌ皇后のコインを購入するおすすめの方法とは?
市場に流れているジョゼフィーヌ皇后の金貨の多くは、200年以上前のアンティークコインではなく、100年以内に作られたモダンコインです。
しかし、発行枚数が制限されており、金による資産価値が保証されていることからも人気が高く盛んに流通しているわけではありません。
発行から5年以上経つコインは発行枚数が少なければ市場から大きく数を減らしてしまいます。
市場からコインが減ると健全な相場作られず、一般的なオークションサイトなどでは相場よりも高い価格で出品されることもあるので、信頼できる業者を通して取引するのがよいでしょう。
レア度の高いジョゼフィーヌ皇后のコインを高く売るには?
一方で、ジョゼフィーヌ皇后のコインを高く売る場合も、信頼できる業者を通して買取を依頼することをおすすめします。
当サイト「コインライブラリー・プリンシパル」では、コインの購入・鑑定・買取・出品を受け付けています。
お預かりしたコインは鑑定後に、できる限り早く現金化いたします。
また、当サイトにお持ちのコインを出費できるので、詳しくはこちらのページを参考にしてください。
まとめ
ナポレオン1世の後にナポレオンの第二帝政を作るのはナポレオン3世であり、ナポレオン1世の甥にあたる人物です。
しかし、ナポレオン3世の母親は、ジョゼフィーヌの娘であるオルタンスであり、運命の悪戯かナポレオン3世はジョゼフィーヌの孫ということになります。
ジョゼフィーヌの存在はナポレオンの帝政において非常に重要な人物であったといえるでしょう。
ナポレオン3世の生い立ちと歴史について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。