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公開日 2022.2.21更新日 2022.2.21

ポリーヌ・ボナパルトのレアなアンティークコインをご紹介!

ポリーヌ・ボナパルトは、ナポレオン1世の妹であり、ナポレオン一族の中でも最も美しい女性といわれています。

兄ナポレオン・ボナパルトは彼女を非常に甘やかしており、ポリーヌも兄のことを非常に敬愛していました。

この記事ではポリーヌ・ボナパルトのおすすめアンティークコインを紹介し、彼女の恋多き人生とナポレオン1世とのエピソードを中心に解説します。

ポリーヌ・ボナパルト(ルクレーヌ伯爵夫人)の生い立ちと歴史

ポリーヌ・ボナパルト

画像引用:http://www.napoleonsites.eu/en/default/426/pauline-bonaparte.html

父親 シャルル・マリ・ボナパルト
母親 マリア・レティツィア・ボナパルト
配偶者 シャルル・ヴィクトール・エマニュエル・ルクレール
カミッロ・ボルゲーゼ
子供 ダーミド・ルイ・ナポレオン・ルクレール

ポリーヌ・ボナパルトは、シャルル・ヴィクトール・エマニュエル・ルクレールの妻で、ナポレオン1世の妹です。

ポリーヌ(Pauline)という名前は、フランスにおける有名な女性の名前であり、ポーリーヌとも表記されることもありますが、この記事ではポリーヌで統一します。

それでは、ポリーヌの生い立ちと歴史を3つの章に分けて解説します。

  • ナポレオンを含む家族から愛されて育つ
  • ルクレールとの死別とボルゲーゼ侯爵との再婚
  • 兄ナポレオン1世を心から慕った妹

ナポレオンを含む家族から愛されて育つ

ポリーヌ・ボナパルトは、1780年にコルシカ島で、シャルル・ボナパルトとマリア・レティツィアの間に生まれた次女であり、ナポレオン・ボナパルトの妹の一人です。

ナポレオンの妹は美人が多いといわれますが、その中でも最も美しいといわれる妹がポリーヌでした。

彼女はナポレオンを含む家族から甘やかされて育ち、「ポーレット」という愛称で親しまれます。

その影響で、ポリーヌは兄のナポレオンのことは尊敬していましたが、頑固でわがままな女性であったといわれています

ルクレールとの死別とボルゲーゼ侯爵との再婚

ポリーヌは、非常に恋多き人生を送ったといわれています。

15歳で、ジュノー将軍とポリーヌは恋仲になりますが、ナポレオンは将軍の甲斐性のなさを心配しこれに反対しました。

16歳になったポリーヌは、革命派の政治家であるルイ=マリ・スタニスラス・フレロンに恋をしますが、この恋はナポレオンだけでなく母レティツィアも反対し、彼女の気持ちが自然消滅するまで2人で手を尽くしたといわれています。

何度も家族に恋路を邪魔されたポリーヌですが、ナポレオンを含む家族を煙たがることはありませんでした。

ナポレオンに対する敬愛が強かったこともありますが、彼女の気持ちの移り変わりが早かったことが大きな理由と考えられます。

そして、シャルル・ヴィクトール・エマニュエル・ルクレール将軍と恋に落ち、ナポレオンはポリーヌが結婚したがっていることを知っていたので、1798年に彼女の結婚を認めました。

しかし、1801年にルクレール将軍は、サン・ドマング(ハイチ)に転任したことでポリーヌとは離れ離れになり、そこで黄熱病にかかり1802年に病死します。

夫が看病の甲斐なく病死したため、最初はショックを受けたポリーヌでしたが、すぐに立ち直り社交界に復帰したといわれています。

ナポレオンは、未亡人となったポリーヌをイタリアの名門貴族のカミッロ・ボルゲーゼ侯爵と結婚させます。

しかし、夫婦仲は非常に悪くすぐに浮気をするようになり、最後までボルゲーゼ侯爵との子供を産むことはありませんでした。

兄ナポレオン1世を心から慕った妹

ここまでの解説を読んだ方は、ポリーヌの印象をわがままに育てられた移り気の強い女性と思うかもしれません。

しかし、ポリーヌが持つナポレオン1世を慕う気持ちは本物であり、1814年にナポレオン1世が失脚してエルバ島に島流しにされたときは唯一駆けつけた兄妹だったといわれています。

エルバ島では母と兄と3人で過ごしており、生活が苦しくなった時も彼女は惜しみなく自身の持ちうる財産を使い家族を助けたそうです

セントヘレナ島に島流しにされたナポレオンが重篤な状態にあると聞いたときには、看病に駆け付けようとしました。

1821年にナポレオン1世は亡くなりますが、後を追うようにポリーヌもその4年後の1825年に胃癌にかかり44歳で死亡します。

ナポレオン1世について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

ナポレオン1世の金貨・記念コイン・銀貨を紹介! 即位から帝政の終焉

ポリーヌ・ボナパルトのおすすめアンティークコイン

ナポレオン・ボナパルトの妹であるポリーヌはその美しい容姿と、恋に生きながらも兄への敬愛を忘れなかった人生からナポレオン一族の中でも人気の高い人物です。

ポリーヌのアンティークコインはほとんど現存しておらず、種類も少ないですがおすすめのコインを紹介していきます。

ポリーヌ・ボナパルト ギリシャ神話の三美神  銅製メダル 1806年

発行国 フランス
発行年 1806年
額面
グレード
直径 23mm
重量 5.76g
品位 不明
発行枚数 不明
状態

1800年代のフランスで、ポリーヌとギリシャの神が描かれた銅メダルと銀メダルの2種類の記念メダルが発行されました。

表面はポリーヌ・ボナパルトの左向き肖像であり、裏面にはギリシャ神話に登場する三美神が描かれています。

非常に芸術的価値が高いメダルであるため、状態のよいものはすぐに売り切れてしまうほどの人気商品です。

ポリーヌ・ボナパルトのアンティークコインに関するよくある質問

それでは、ポリーヌ・ボナパルトのアンティークコインに関するよくある質問をまとめました。

  • ポリーヌ・ボナパルトの銅貨(銅メダル)は買うおすすめの方法は?
  • ポリーヌ・ボナパルトのコインの買取を依頼するならどこ?

ポリーヌ・ボナパルトの銅貨(銅メダル)は買うおすすめの方法は?

ポリーヌ・ボナパルトのメダルは正確な発行枚数は不明ですが、日本でも度々オークションに出回るアンティークコインの一つです。

しかし、ポリーヌのコインに限らず、アンティークコインを購入するなら信頼できる取引先を探すことが重要になります。

古物商許可証を取得している業者で、購入したコインに関して真贋保証(コインが偽物だった場合に買戻しを保証する制度)が付いていると安心といえるでしょう。

ポリーヌ・ボナパルトのコインの買取を依頼するならどこ?

ポリーヌ・ボナパルトのコインの買取を依頼する場合もできる限り高価格で買取を依頼できる信頼できる業者を通して売却することをおすすめします。

当サイトの「コインライブラリー・プリンシパル」では、コインの購入だけでなく、鑑定、売却まで行えます。

保有しているコインを出品できるので、現金化したいコインがあれば出品も検討しましょう。

詳しくはこちらのページからお問い合わせください。

まとめ

ポリーヌ・ボナパルトのアンティークコインは、メダルかつ金で作られたものではないので、200年以上前に作られたコインであっても状態によっては資産価値が低い場合もあります。

ナポレオン一族のコインでアンティークコイン投資に役立つ資産価値のあるコインを探している方は、下記の関連コラムも参照しながら欲しいコインを探してみてくださいね。

ポリーヌのコインを購入・売却する

この記事の著者

アンティークコイン ジャーナル編集部

英国王室シリーズから古代コインまで、幅広い年代のコインの紹介だけではなく、試鋳貨、造幣局による違い、彫刻家、リストライク、などアンティークコインの魅力や楽しめる知識をフラットに情報提供している。編集長は、英国王室コインと、動物コインシリーズが好き。

アンティークコイン ジャーナル編集部

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