コレクション・投資など金貨の購入目的はさまざまあると思いますが、具体的に金貨はどこで購入すればいいのか分からない人もいるかもしれません。
金貨は身近にある場所に限定すると、貴金属店、デパート・百貨店などでも購入することができますが、場所によって購入できる金貨の種類も異なってくるので、目的に合わせて購入先を選ぶ必要があります。
特に投資目的で金貨を保有する場合は、投資に適したコインが販売されている購入先を選ぶようにしましょう。
この記事では金貨の購入先を一覧形式で紹介し、購入の目的に合わせてどの購入先がおすすめかまで解説していきます。
銀貨の購入先に関してはこちらの記事をチェックしてください。
銀貨のおすすめの購入先は? 種類に合わせてどこで買うべきか解説
金貨が購入できる代表的な場所一覧
金貨が購入できる場所は下記の通りです。
- 貴金属店
- デパート・百貨店
- 造幣局
- オークションサイト
- コイン専門店
上記はあくまで金貨が購入できる代表的な場所であり、特定のお店などで独自に販売している可能性もあります。
貴金属店では金貨・銀貨を買取保証付きで購入できる自動販売機を設置している場合もあり、その購入方法は年々多様化しているのです。
将来的には思わぬ場所で金貨が一般的に販売される可能性もあるので、現在の時点で代表的な購入場所に絞って解説します。
貴金属店
金貨の購入先として真っ先に思い浮かぶのは貴金属店かもしれません。
貴金属店は、貴金属製品の製造や販売を行ない、資産運用に利用できる投資用の貴金属も販売している店舗のことです。
金貨を含む貴金属の購入・買取などを総合的に行えます。
貴金属店は、創業100年以上の歴史を持つ田中貴金属工業を中心に全国に展開している企業もあり、店舗も身近に存在することが多いので、直接訪れやすいといえるでしょう。
デパート・百貨店
デパートや百貨店でも、店舗によっては金貨が取り扱われている場合があります。
販売方法としては、百貨店が運営する直営の売り場が存在する場合と、貴金属店などがテナントとして入っている場合の2種類がありますが、どちらも貴金属店と比較すると規模は小さくなります。
規模が小さいということは、店頭の在庫も少なくなる傾向にあるので、気軽に金貨を購入したい場合は適しているかもしれませんが、大量に金貨を購入する場合は向いていません。
造幣局
造幣局は世界中に存在する通貨を製造している機関であり、日本における独立行政法人造幣局は大阪にあります。
造幣局では記念通貨も発行しており、造幣局に直接申し込むことによって金貨を購入できます。
2022年には、沖縄復帰50周年を記念して、表面には首里城正殿と琉球舞踊、裏面には伝統工芸の紅型が描かれた記念金貨が発行されました。
造幣局から発行される金貨は10,000円としても使用できる価値の決まった通貨型金貨であるため、金価格とは連動しないため、多くはコレクション目的で保有されることとなります。
オークションサイト
オークションサイトでは、幅広い種類の金貨が出品されており、目的に合わせた欲しい金貨が入手しやすい場所となっています。
しかし、素性の分からない個人も出品できる性質上、オークションサイトを利用するなら信頼できる出品者から購入することが必要であり、金貨の真贋を見きわめる能力も必要になります。
現物を見ることができない問題もあるので、オークションサイトは気軽に購入しやすい反面、リスクなどを考えると上級者向けの金貨の購入方法です。
コイン専門店
コイン専門店は、100年以上前に発行された希少性がありコレクション目的での保有が多いアンティークコインを中心に販売する専門店になります。
インターネット上で販売していることが多いですが、店舗によってはコインの下見なども対応可能です。
個人が簡単に出品できるオークションサイトでは、アンティークコインに詳しくなければ贋作や相場以上の価格で販売されているコインを見抜くのは難しいですが、コイン専門店は一定の信頼性を持つ販売元が運営しているので、オークションサイトよりも被害に遭う確率が低くなります。
金価格に連動する投資用金貨ではなく、アンティークコインと呼ばれる希少性の高い金貨を購入するならコイン専門店の利用が適切です。
金貨の購入目的に合わせた最適な購入先
金貨といってもその種類はさまざまあり、オークションサイトなど販売元が多様化している場所を除いて購入先によって販売されている金貨とされていない金貨があります。
金貨の購入目的に合わせた最適な購入先を知らなければ、せっかくお店に足を運んでも思うような金貨が見つからないかもしれません。
ここからは金貨の購入目的に合わせてさきほど紹介した購入先のなかから最適な購入先を紹介していきます。
- 金価格に連動する地金型金貨を購入する
- コレクション目的で金貨を購入する
- アンティークコイン投資用の金貨を購入する
金価格に連動する地金型金貨を購入する
地金型金貨は金価格に連動する金貨であり、資産運用に用いられる金貨として知られています。
イーグル金貨、メイプルリーフ金貨、ウィーン金貨などさまざまな種類があり、投資目的だけでなく、一部のコレクターはコレクション目的で購入することもあるほどデザインが美麗です。
地金型金貨は、貴金属店、購入する枚数が少なければデパートや百貨店でも購入できます。
オークションサイトでも販売されていることがありますが、贋作や傷がついている物が販売されることがあり、偽物に価値がないことはもちろんですが、地金型金貨に傷がある場合は金価格にも影響してきます。
インターネットで購入する場合は、信頼できる貴金属店が販売元となっている地金型金貨を購入するのがよいでしょう。
投資用の金貨である地金型金貨の種類について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
コレクション目的で金貨を購入する
コレクション目的で金貨を購入する場合の多くは、希少性の高い金貨であるアンティークコインを求めている場合が多いかと思います。
フランスの英雄ナポレオンが描かれた金貨や、マン島のエリザベス2世の記念金貨では猫が描かれた金貨であるキャットコインが発行されており、どちらも多くのコレクターが存在します。
このようなコレクション性の強い金貨を購入する場合は、コイン専門店の利用がおすすめです。
アンティークコインの収集に興味があってもどの金貨を購入するべきか分からない方はコインの特集ページをチェックしてください。
ナポレオン一族の金貨を含めたおすすめアンティークコイン8選!
イギリス王室の歴史とアンティークコイン14選! レアな金貨・銀貨をご紹介
アンティークコイン投資用の金貨を購入する
投資用の地金型金貨だけでなく、希少性の高い金貨であるアンティークコインも投資目的で保有されます。
なぜなら、アンティークコインは減ることはあっても増えることはない性質から希少性があり、世界中のコレクターから高い需要を持っているからです。
アンティークコイン投資用の金貨を購入する場合は、コイン専門店の利用を推奨します。
オークションサイトでもアンティークコインが出品されていますが、出品者の素性が分からず信頼性が低い場合があり、コインの現物を確認できないため、贋作を見抜くことがより困難であるからです。
アンティークコイン投資用の金貨の選び方について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
アンティークコイン投資入門 グレード・希少性・人気などの選び方を解説
金貨を購入する際の注意点
金貨の購入は売却や買取に出す過程も含めてトラブルが発生しやすいです。
トラブルを避けるためには購入時に気を付けるべき点を抑えることが重要になります。
金貨を購入する際の注意点は3つあります。
- 地金型金貨と収集型金貨の違いを理解する
- オークションの利用はトラブルに気をつける
- 購入・買取で利益が出た場合は税金が発生する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
地金型金貨と収集型金貨の違いを理解する
金貨は、投資用に発行される地金型金貨と収集を目的とした収集型金貨の2種類に分けられることがあります。
2つの金貨の違いはその価値の決まり方の違いにあります。
地金型金貨は、一部の金貨を除いて希少性がないため、収集型金貨で見られるプレミア価値が付くことがなく、含有している金量に応じた金価格のみを基準として取引されるのが特徴です。
一方で、収集型金貨は、含有している金量による価値に加えて、希少性や状態などを加味したプレミア価格で取引されます。
よって、金投資を目的に金貨を保有するなら地金型金貨、アンティークコイン投資を目的に金貨を保有するなら収集型金貨を保有する必要があります。
従来の金投資と希少性の高い金貨を保有するアンティークコイン投資ではどちらがおすすめかを知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
金投資のおすすめの方法を紹介! 希少性の高い金貨への投資について
オークションの利用はトラブルに気をつける
オークションサイトは、金貨を気軽に購入可能で、地金型金貨・収集型金貨を問わずさまざまな種類の金貨が出品されているため、利用方法を間違えなければ便利であることは間違いありません。
しかし、金貨に関するトラブルの多くは個人が気軽に出品・購入できるオークションサイトで発生しています。
オークションサイトを正しく便利に使うためには、特にアンティークコインを購入するなら金貨に対する深い知識が必要になるため、初心者には難しいです。
よって、贋作や、相場以上に高い価格で落札したくない方は、コイン専門店を利用するほうが安全に購入できます。
アンティークコインの詐欺について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
購入・買取で利益が出た場合は税金が発生する
金貨の購入・買取までの流れで利益が出た場合には税金が発生することがあります。
金貨の利益は譲渡所得として課税されるので、売却価格から購入価格と手数料を差し引いた額が50万円以下であり、他の譲渡所得と合わせても50万円を超えない場合に限り確定申告の義務はありません。
しかし、50万円以上の利益が発生した場合は税金を納める義務が生じるため、譲渡所得を計算して適切に納税しましょう。
金貨やアンティークコインの税金について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
アンティークコイン投資の税金とは? 購入・売却・相続にかかる税金
金貨のおすすめの購入先が知りたい方読みたいFAQ
最後に、金貨のおすすめの購入先が知りたい方が読みたいFAQをまとめました。
- 金貨の種類はどれくらいあるの?
- コレクションや投資を目的に金貨を購入できる場所は?
それぞれ詳しく解説します。
金貨の種類はどれくらいあるの?
金貨は紀元前から発行され続けてきたため、その正確な種類を把握することはできません。
一見、同じデザインの金貨であっても発行年数の異なる金貨を別の種類として扱う場合や、細かなデザインの差で種類を分ける場合もあるので、知れば知るほど金貨の種類は増えていきます。
しかし、金貨の種類は大きく分けると3種類に分類され、それぞれ購入する目的が変わってきます。
資産運用を目的に発行される地金型金貨、通貨と同様に使用できる額面が設定された通貨型金貨、アンティークコインを始めとする収集価値をもつ収集型金貨の3種類です。
コレクションや投資を目的に金貨を購入できる場所は?
アンティークコインをはじめとする収集型金貨は現在、従来のコレクション需要に加えて投資を目的とした需要も増えています。
それぞれの目的に合わせてアンティークコインを購入できるコイン専門店には「コインライブラリー・プリンシパル」があります。
当サイトの強みは、金貨に対して特定の国やジャンルに絞って仕入れを行わないため、さまざまなコインが入荷することが特徴です。
価格に関しても、100万円以上の投資に適した金貨や、数万円から数十万円のコレクションにも適した美麗な金貨を販売しているので、どちらのコレクション・投資需要のどちらにも対応できます。
金貨の買取も受け付けているので、すでに金貨をお持ちで買取を検討している方や、購入した金貨をいずれ売却することを検討したい方も利用できます。
売却を検討している金貨があればこちらのページからお気軽にお問い合わせください。
アンティークコインを購入する方法についてはこちらの記事をチェックしてください。
まとめ
金貨のおすすめの購入先は購入する金貨の種類や、購入の目的によっても異なりますが、アンティークコインの購入を検討している方はコイン専門店がオススメになります。
また、希少性の高い金貨に投資するアンティークコイン投資について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。