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公開日 2023.1.27更新日 2023.1.27

金貨とインゴットはどっちを購入するべき? メリット・デメリットを比較

金を実際に保有して投資する代表的な方法には、金を金貨にして保有する方法と、インゴット(金地金)にして保有する方法があります。

それぞれにメリット・デメリットがあるため、金投資をするならそれぞれの特徴を把握することが重要です。

近年ではとある理由で金地金よりも、一部の金貨への投資が注目されているので、選択肢を増やすことにつながるため、金におけるおすすめの投資対象を確認しておきましょう。

この記事では、金貨とインゴットはどっちを購入するべきか考えるうえで必要なメリットとデメリットを比較したうえで、おすすめの投資対象について紹介します。

金貨とインゴット(金地金)について

金貨とインゴット(金地金)について

金貨とは、金を材質に作られたコインのことを指し、インゴットは大きな金の塊を保管しやすい形にしたものであり、金地金とも呼ばれます。

どちらも貴金属店を中心に販売されており、実際に金貨を保有する形で知られている投資方法です

金への投資方法は、純金積立や、金を投資対象にした投資信託など多岐に渡りますが、今回は実際に金を保有する形に絞った金投資の方法を比較していきます。

金投資について、ほかの方法についても詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

金投資のおすすめの方法を紹介! 希少性の高い金貨への投資について

金貨を購入するメリット

金貨を購入するメリット

金貨を購入するメリットは大きく分けて2つあります。

  • 保管に手間がかからない
  • 希少性に応じて付加価値が付く

それぞれ詳しく見ていきましょう。

保管に手間がかからない

一般的に購入する金貨は大きくても30g程度の重さであり、この場合の直径も40mm程度となっていることが多いので、小さいことが特徴です。

その小ささから保管にスペースを取らず、保管に手間がかかりにくいことがメリットとして挙げられます。

ケースに入れた状態でも、災害時にもポケットに入れることで持ち運びができるため、重く大きいインゴットと比較したときは、軽くて小さいことがメリットになりやすいです

希少性に応じて付加価値が付く

金貨は種類にもよりますが、鑑賞性が高いことからコレクターの収集対象になりやすいため、希少性に応じて付加価値が付く性質があります。

大きな付加価値が付く希少性の高い金貨は限られますが、インゴットに付加価値が付くことは基本的にないため、金貨を保有する大きなメリットといえるでしょう

また、金貨のなかには、アンティークコインと呼ばれる100年以上前に発行された希少性が高く世界中のコレクターの間で収集対象になっている古い金貨もあります。

金貨を購入するデメリット

金貨を購入するデメリットは、軽くて持ち運びが楽である性質から盗難や紛失の危険性が高いことが挙げられます。

金庫などで厳重に管理しなければ、価値の高い金貨を保有しているほど盗難の難易度も低く、持ち去られてしまうリスクが大きいといえるでしょう。

次に、投資用の地金型金貨とインゴットを比較するにあたって、どちらも貴金属店で購入・売却ができますが、総合的な手数料は金貨のほうが高い傾向にあります。

地金型金貨の購入には手数料がかかりませんが、プレミアという形で諸経費が上乗せされており、実質的な手数料を支払っており、売却時には手数料がかかる仕組みです。

つまり、地金型金貨は投資にあたって、実質的なコストがインゴットよりも高いといえます

インゴット(金地金)を購入するメリット

インゴット(金地金)を購入するメリット

インゴット(金地金)を購入するメリットは2つあります。

  • 投資金額によっては手数料が安い
  • 盗難・紛失のリスクが低い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

投資金額によっては手数料が安い

地金型金貨は、実質的なコストが高くなっていますが、インゴットは投資金額が大きくなるほど手数料が安くなりやすい性質を持ちます。

500g以上が目安となっていることが多く、500g以上のインゴットの購入には手数料がかからないこともあります。

投資金額が大きいほど投資にかかるコストが安くなるメリットがインゴットにはあります

盗難・紛失のリスクが低い

インゴットは、非常に重く金貨よりも盗難は困難であると考えられます。

もちろん、セキュリティ対策を整えていなければ、盗難のリスクは考えられますが、その大きさと重さから金貨と比較したときの盗難・紛失のリスクが低いといえるでしょう

盗難・紛失のリスクをより低くする金貨やインゴットの適切な保管方法について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

金貨の適切な保管方法は? 注意点とおすすめの方法について解説

インゴット(金地金)を購入するデメリット

インゴットは非常にサイズが大きく、保管に場所を取ることがデメリットとして挙げられます。

紛失・盗難のリスクを低くするために金を金庫で保管する場合も、金貨は小さくても問題ありませんが、インゴットを収納する金庫はサイズの大きいものが必要です

また、インゴットは金を塊で保有することが目的であるため、金貨のようにプレミアや付加価値が付くことはありません。

金以外の価値を持たないので、投資の結果は金価格の値動きのみに依存します。

金を購入するならアンティークコインがおすすめである理由

金を購入するならアンティークコインがおすすめである理由

金を購入しようと考えたとき、地金型金貨とインゴットにはそれぞれ異なる複数のデメリットがあることが分かりました。

金は埋蔵量が決まっている性質から一定の希少性を持ち、今後もその価値は保たれていくことが予想されるため、インフレ対策や長期の資産運用に適しています

しかし、金投資をするなら、金貨のなかでも一定の希少性を持ち、金貨そのものの希少性が長期的に高まる性質を持つアンティークコインが世界中の富裕層の間で注目されているのです。

金を購入するならアンティークコインがおすすめである理由を2つ紹介します。

  • 希少性に応じて付加価値が付く性質
  • 金貨のデメリットをカバーできる

それぞれ詳しく見ていきましょう

希少性に応じて付加価値が付く性質

金貨の性質である希少性に応じて付加価値が付く性質を投資に利用できるのがアンティークコインであり、地金型金貨やインゴットにはない魅力があります。

アンティークコインは100年以上前の君主などの発行体が発行したコインであるため、現存しているコインは減ることはあっても新たに発行されて増えることはありません。

現存しているアンティークコインは、供給が増えることはないため、時間とともに価値を増していくことになります

アンティークコインのコレクターは世界中に存在し、今日もコイン専門店や、権威あるオークションを中心に希少性の高い金貨が高額で取引されているのです。

アンティークコインの価値について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

アンティークコインの価値は? 買取価格を左右するグレードについても解説

金貨のデメリットをカバーできる

金貨のデメリットには、盗難・紛失のリスクがありましたが、アンティークコインを取り扱うコイン専門店では金貨を専用の金庫でお預かりするサービスを実施している店舗もあります。

アンティークコインは状態を保つことが大前提となるため、依頼して保管してもらうことで、金貨を保有するリスクを軽減可能です。

鑑賞も考えて金貨は手元で保有しておきたい場合は、災害による焼失や、盗難のリスクをご自身で軽減する必要があります。

しかし、リスクを軽減する保管を考えるならコストはかかるので、できる限りコストを抑えて金貨を保管するなら、保管を委託できるサービスに頼るのが良いでしょう

金貨とインゴット(金地金)に関するよくある質問

コインライブラリー・プリンシパル

金貨とインゴット(金地金)に関するよくある質問をまとめました。

  • 金貨とインゴット(金地金)のメリットを教えてください
  • 金貨とインゴット(金地金)を購入する方法は?

それぞれ詳しく見ていきましょう。

金貨とインゴット(金地金)のメリットを教えてください

金貨はアンティークコインなど種類によっては金価格以外に希少性による高い価値が付く可能性があることが挙げられます。

一方で、インゴットは金投資において投信金額大きい場合は、手数料が無料になることもあり、全体的にコストを低くした投資が可能です。

金貨とインゴット(金地金)を購入する方法は?

どちらも貴金属店で購入可能となっていますが、アンティークコインなどの希少性の高い金貨を購入する場合は、コイン専門店を利用します。

コイン専門店では金貨の購入から、預かり(保有)、売却まで完結してサービスを受けることが可能です

このようなサービスを提供しているコイン専門店には、「コインライブラリー・プリンシパル」があります。

まとめ

金の保有手段として、金貨とインゴットにはそれぞれメリット・デメリットがありますが、アンティークコインと呼ばれる金貨の保有が近年ではおすすめの投資方法となっています。

これをアンティークコイン投資と呼び、世界中のコレクターから注目を集めている投資方法です。

アンティークコイン投資について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

アンティークコイン投資とは? 3つのメリット・デメリットを解説

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この記事の著者

アンティークコイン ジャーナル編集部

英国王室シリーズから古代コインまで、幅広い年代のコインの紹介だけではなく、試鋳貨、造幣局による違い、彫刻家、リストライク、などアンティークコインの魅力や楽しめる知識をフラットに情報提供している。編集長は、英国王室コインと、動物コインシリーズが好き。

アンティークコイン ジャーナル編集部

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