カミラ夫人は2005年にチャールズ皇太子と再婚しており、ダイアナ妃との関係がさまざまな形で語られることも多いです。
コーンウォール公爵夫人の称号を持ちますが、現在においても正式な王妃として認められていません。
この記事ではカミラ夫人の資産価値のあるコインや金貨が存在するのかを解説した上で、生い立ちや歴史についても紹介します。
カミラ(コーンウォール公爵夫人)の生い立ちと歴史
画像引用:https://www.princeofwales.gov.uk/biographies/hrh-duchess-cornwall
まずはじめにカミラ夫人の生い立ちと歴史について解説します。
父親 | ブルース・シャンド |
母親 | ロザリンド・キュービット |
配偶者 | アンドリュー・パーカー・ボウルズ(1973-1995) |
ウェールズ公チャールズ皇太子(2005-) | |
子供 | トム・パーカー・ボウルズ |
ローラ・ロープス |
陸軍少佐であったブルース・シャンドとその妻ロザリンドの間に生まれます。
1997年~1995年までアンドリュー・パーカー・ボウルズと婚姻関係にありましたが、2005年からチャールズ皇太子と再婚しました。
カミラ夫人の歴史を4つの章に分けて解説します。
- カミラの誕生
- チャールズとの出会いと最初の結婚
- 結婚後もチャールズとの関係は解消せず
- ダイアナ妃の逝去
- 2度目の結婚
カミラの誕生
1947年、カミラは英国陸軍将校のブルース・シャンド少佐とアシュコーム男爵の娘であるロザリンド・キュービットの間に長女として生を受けます。
イングランド南東部にあるイースト・サセックス州で育ち、ロンドンのケンジントン区への引っ越しをしています。
由緒ある家庭で育ったカミラは、初恋の相手であるアンドリュー・パーカー・ボウルズと出会います。
チャールズとの出会いと最初の結婚
1972年にはすでにアンドリューと交際していましたが、このときにチャールズ皇太子と出会っています。
共通の趣味を持つチャールズ皇太子とカミラはよき友人関係にありましたが、次第にお互いを意識するようになります。
チャールズ皇太子はこのとき、さまざまな女性と関係を持っていましたが、当時はカミラとの関係は注目されていませんでした。
カミラは結婚の申し込みを待っていましたが、いつまでも引き延ばすことに耐えられずアンドリューと結婚したといわれています。
1974年に長男トム・パーカー・ボウルズ、1979年に長女ローラ・ロープスが誕生しました。
結婚後もチャールズとの関係は解消せず
1981年にチャールズ皇太子もダイアナ妃と結婚しますが、お互いに既婚者でありながらチャールズ皇太子とカミラの関係は解消されませんでした。
結婚後も変わらず不倫関係にあり、それぞれの家庭関係を悪化させた大きな原因といわれています。
チャールズとカミラの会話を録音した音声テープが暴露されたこともあり、カミラはチャールズの愛人として広く知れ渡ることになりました。
結果的に1995年にカミラはアンドリューと離婚し、1996年にチャールズ皇太子はダイアナ妃と離婚しています。
ダイアナ妃の逝去
1997年、さまざまな憶測が飛び交う悲劇により、ダイアナ妃は交通事故で命を落とします。
その後、お互いに独身になったカミラとチャールズは交際を開始します。
しかし、ダイアナ妃の根強い人気とチャールズの愛人という形でメディアに露出したカミラは、新たな王妃として好意的な形で国民から迎えられることはありませんでした。
多くのメディアはカミラを悪女のように報道したこともあり、正式な行事でさえ国民からはまったく歓迎されなかったといわれています。
ダイアナ妃の生い立ちや歴史について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ダイアナの3つの人気金貨をご紹介! 生い立ちからその生涯も解説します!
2度目の結婚
2005年に結婚し、正式に夫婦として認められますが、王室においても正式な王妃としては認められていません。
ダイアナ妃との関りも含めて、さまざまな憶測を呼んでいるため、現在に至るまでカミラ夫人を意図的に悪く報道するメディアは少なくないです。
しかし、ダイアナ妃の死後から20年以上の月日が経った現在では、カミラ夫人の人柄を知り支持する声もあります。
カミラ夫人の悪評はダイアナ妃関連がほとんどであり、チャールズとの結婚後に大きな問題が発生したことはないため、皇太子の夫人として認める声も一定数あるということです。
それでも、カミラ夫人に王妃の称号を与えるべきかという問題に対してはダイアナ妃の影響力も強いため、賛否が得られない状況に変わりはありません。
今後、正式に王妃として認められることがあるかは不明ですが、チャールズ皇太子の配偶者であることを示すコーンウォール公爵夫人としては認められてきているといえるでしょう。
カミラ夫人のコインや金貨は存在する?
ここまで説明した通り、カミラ夫人はダイアナ妃に配慮して、正式に王妃の称号を与えられていません。
よって、資産価値のあるカミラ夫人のコインや金貨はほとんど発行されていないのが現状です。
また、カミラ夫人の立場を考えると今後新たにコインが発行されるかどうかも分からない状況にあります。
次の国王になるのはチャールズ皇太子ですが、戴冠記念にコインや金貨が作られた場合にカミラ夫人のコインや金貨が必ずしも作られる保証はありません。
また、チャールズ皇太子についても離婚歴のあるカミラ夫人と再婚したことが、過去の国王であるエドワード8世が離婚歴のある女性をパートナーに選ぶために退位したことと重なると指摘する声もあります。
このことから離婚歴のある女性と結婚したチャールズ皇太子を飛ばして、若くて人気があるウィリアム王子を国王にすべきであるという「スキップ・チャールズ」が唱えられています。
実際にその通りになる可能性もあり、チャールズ皇太子自体が高齢であるため、チャールズ皇太子が国王にならないことも考えられるので、カミラ夫人の記念コインは新たに発行されないかもしれません。
それでは、希少なカミラ夫人のコインを1種類紹介します。
クック諸島 チャールズ皇太子とカミラパーカーボウルズの結婚 10ドル金貨 2005年
発行国 | クック諸島 |
発行年 | 2005年 |
額面 | 10ドル |
グレード | 不明 |
直径 | 13.92mm |
重量 | 1.24g |
品位 | 不明 |
発行枚数 | 不明 |
状態 | 不明 |
表面にエリザベス2世の肖像、裏面にチャールズ皇太子とカミラ夫人が描かれた結婚記念の金貨です。
肖像の作者は、イアンランクブロードリーになります。
クック諸島は、15の島々から成る国家であり、ニュージーランドと自由連合関係にあるため通貨も基本的にはニュージーランドドルを使用します。
カミラ夫人のアンティークコインに関するよくある質問
最後に、カミラ夫人を含めたイギリス王室のアンティークコインに関するよくある質問をまとめました。
- カミラ夫人のコインや金貨はどこで購入できる?
- イギリス王室のコインはどこで買取を依頼するのがおすすめ?
それぞれ詳しく解説します。
カミラ夫人のコインや金貨はどこで購入できる?
カミラ夫人の資産価値があるコインや金貨は非常に希少で日本で流通することは稀です。
現在の時点で発行されている金貨はもちろん、新たに発行される場合でも、イギリス王室シリーズのアンティークコインを集めているコレクターにとっては希少な品となるでしょう。
新たに発行された商品を含むイギリス王室シリーズのコインを購入したい方は「コインライブラリー・プリンシパル」を定期的にチェックしましょう。
さまざまなイギリス王室シリーズのコインの取り扱いがあり、今後も新たなコインを取り扱う予定があります。
イギリス王室のコインはどこで買取を依頼するのがおすすめ?
イギリス王室シリーズのコインや金貨をすでにお持ちの方で、高価買取を依頼したいと考えている方も「コインライブラリー・プリンシパル」の利用をおすすめします。
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まとめ
カミラ夫人の生い立ちや歴史について解説しました。
メディアなどの影響もあり悪評で語られることも多いですが、ダイアナ妃が逝去し、2005年に正式に結婚してから影ながら王室を支え続けたことから評価する声もあります。
後世においてカミラ夫人がどのような評価を受けるかは不明ですが、新たに記念コインが発行されることがあれば希少な一枚となる可能性が高いといえるでしょう。