チャールズ皇太子は、現在の王位継承権第一位の立場ではありますが、正式に即位していないため発行されている金貨の種類はけっして多くはありません。
また、チャールズ皇太子の歴史を語る上でダイアナ妃との結婚と死別は欠かすことはできないエピソードといえるでしょう。
この記事ではチャールズ皇太子のおすすめの金貨を紹介し、ダイアナ妃との離婚からカミラとの再婚も含めて解説いたします。
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チャールズ皇太子の生い立ちと歴史
まずは、チャールズ皇太子の生い立ちと歴史を見ていきましょう。
母親 | エリザベス2世 |
父親 | エディンバラ公爵フィリップ |
王朝 | ウィンザー朝 |
家名 | ウィンザー家 |
配偶者 | ダイアナ・フランセス(1981-1996) |
カミラ・シャンド(2005-) | |
子供 | ウィリアム |
ヘンリー |
母親は2021年現在の在位中のエリザベス2世と父親であるエディンバラ公爵フィリップの間に長男として生まれました。
チャールズ皇太子の歴史を5つの章に分けて解説します。
- チャールズ皇太子の誕生
- 軍歴と貧困問題の解決に取り組む青年期
- ダイアナとの結婚
- ダイアナ妃との離婚と死別
- カミラとの再婚と王位継承問題
チャールズ皇太子の誕生
1948年、チャールズ皇太子はエリザベス王女(エリザベス2世)とフィリップとの間に長男として生を受け、国王の女系子孫でありながら将来国王になることがほとんど確実となる状態にありました。
そのため、祖父ジョージ6世は特例としてチャールズに王子の称号を与える勅令を出しています。
1952年にジョージ6世が崩御し、母エリザベス2世が女王として正式に即位すると、チャールズ皇太子は王位継承権第1位となり、コーンウォール公爵とロスシー公爵の称号を得ました。
チャールズ皇太子は将来国王になるために幼少の頃から父フィリップの方針で厳しい教育を受けました。
学校はフィリップの母校に通うことになりますが、中産階級の児童が多い環境にあったため、同じ階級の生徒のいないことが原因でいじめの対象になったといわれています。
軍歴と貧困問題の解決に取り組む青年期
1967年にケンブリッジ大学に入学したチャールズ皇太子は、イギリス海軍・空軍に入隊しています。
この時期から貧困問題の解決にも取り組んでいます。
1976年には、ザ・プリンス・トラストで、若年層に対する学業の機会と職業訓練を与える活動などの支援を行ってきました。
環境問題にも強い関心を持っており、自身の領地では有機農法を実践し、有機食品を生産するなど、さまざまな形で実践したのです。
ダイアナとの結婚
チャールズ皇太子はさまざまな女性と関係を持っており、ダイアナの姉であるセーラもその一人でした。
チャールズがダイアナを異性として意識したのは、1979年にサンドリンガム邸で開かれたパーティーであるといわれています。
幼少より慕っていた海軍軍師ルイス・マウントバッテンが死亡したことで、チャールズは大きなショックを受けますが、ダイアナがそれを慰めたことが結婚に至るきっかけでした。
1981年にチャールズとダイアナは結婚し、結婚式はエリザベス2世の戴冠式と同じくらいの盛り上がりを見せ、全世界から祝福されます。
ダイアナ妃との離婚と死別
チャールズ皇太子とダイアナの結婚生活はけっして良好なものではありませんでした。
王妃としての生活にダイアナは大きなストレスを感じ、それがきっかけで2人の関係も崩れていきます。
ウィリアムとヘンリーの2人の子供が誕生しても、関係が修復されることはなく1996年に離婚を選択します。
しかし、その1年後の1997年にダイアナは交通事故に遭い、死別することとなります。
カミラとの再婚と王位継承問題
チャールズ皇太子はダイアナの死亡後、古い友人関係にあったカミラとの交際を再開し、2005年に再婚することとなります。
カミラはプリンセス・オブ・ウェールズの称号を前妻ダイアナに配慮し、名乗ることが許されませんでした。
前妻ダイアナ王妃の人気の高さからも国民は王妃として認めないという声も多かったようです。
また、カミラは離婚歴のある女性であり、祖父ジョージ6世の兄であるエドワード8世は離婚歴のある女性との恋愛が認められず退位を選択した歴史があります。
そのため、チャールズ皇太子を次の国王にするのではなく、若く国民人気も高いウィリアム王子を次の国王にする「スキップ・チャールズ」が多くの国民から唱えられているようです。
2020年には新型コロナウイルスの検査で陽性になりましたが、軽症であったと伝えられています。
チャールズ皇太子は王位継承権第一位の立場にありますが、現在73歳と高齢であり、上記のような状況から確実に即位するかどうかは分からない状況です。
※生い立ち歴史に関する画像の引用
https://www.princeofwales.gov.uk/biographies/hrh-prince-wales
https://www.princeofwales.gov.uk/biographies/hrh-duchess-cornwall
希少性があるチャールズ皇太子の金貨
チャールズ皇太子は王位継承権第一位の立場にありますが、イギリス国内の状況から次期国王になるのか判断するのが難しいです。
正式に即位していないため、チャールズ皇太子のアンティークコインの種類も多くありません。
将来、チャールズ皇太子が即位するかによって、後のコイン価値に影響を及ぼす可能性も考えられます。
以上のことを踏まえた上で、希少性のあるチャールズ皇太子の金貨を紹介します。
- チャールズ皇太子 5ポンド金貨 チャールズ皇太子 生誕60年記念 2008年
- チャールズ皇太子 5ポンド金貨 チャールズ皇太子 生誕50年記念 1998年
- チャールズ皇太子 ダイアナ妃結婚記念コイン ソブリン金貨 1981年
チャールズ皇太子のアンティークコインはこちら
チャールズ皇太子 5ポンド金貨 チャールズ皇太子 生誕60年記念 2008年
発行国 | イギリス |
発行年 | 2008年 |
額面 | 5ポンド |
グレード | PF 69 ULTRA CAMEO |
直径 | 38.61mm |
重量 | 39.94g |
品位 | 0.9167% |
発行枚数 | 3,000枚 |
状態 | 完全未使用 |
2008年にチャールズ皇太子の生誕60周年を記念して作られた、エリザベス2世の5ポンド金貨シリーズの一つです。
表面にチャールズ皇太子の肖像が描かれており、裏面にはエリザベス2世の肖像がデザインされ、デザイナーであるJody ClarkのイニシャルであるJCが首元に彫られています。
金価格による約27万円の安定した資産価値を持っているため、安心して保有できるチャールズ皇太子の金貨といえるでしょう。
チャールズ皇太子 5ポンド金貨 チャールズ皇太子 生誕50年記念 1998年
発行国 | イギリス |
発行年 | 1998年 |
額面 | 5ポンド |
グレード | PF69UCAM |
直径 | 不明 |
重量 | 39.94g |
品位 | 0.9170% |
発行枚数 | 773枚 |
状態 | 完全未使用 |
上記の生誕60周年記念と同様に生誕50周年記念に発行された5ポンド金貨になります。
しかし、こちらの商品は発行枚数が773枚と非常に少なく希少価値の高い商品です。
チャールズ皇太子 ダイアナ妃結婚記念コイン ソブリン金貨 1981年
発行国 | イギリス |
発行年 | 2002年 |
額面 | 1ポンド |
グレード | 不明 |
直径 | 22.00mm |
重量 | 7.98805g |
品位 | 0.9167 |
発行枚数 | 2,000枚 |
状態 | 使用済み |
1981年に記念切手と共にチャールズ皇太子とダイアナ妃が結婚した際に発行されたソブリン金貨であり、金自体の価値は約47,700円となっています。
ダイアナ妃が描かれたアンティークコインは非常に少なく、ソブリン金貨でありながら2,000枚という発行枚数の少なさから人気の高い一品です。
チャールズ皇太子のアンティークコインでよくある質問
それでは、最後にチャールズ皇太子のアンティークコインでよくある質問をまとめました。
- チャールズ皇太子の金貨を購入するには?
- チャールズ皇太子の金貨を高く売るおすすめの方法は?
それぞれ詳しく解説します。
レア度の高いチャールズ皇太子の金貨を購入するには?
チャールズ皇太子の金貨は主にエリザベス2世の5ポンド金貨シリーズで発行されています。
エリザベス2世の5ポンド金貨は数多くのシリーズが存在しており、さまざまなショップで販売されています。
しかし、その中でもチャールズ皇太子の金貨は希少であるため、販売されていないことも多いです。
オークションで出品されたとしても相場よりも割高で落札してしまう危険性もあるので、信頼できる店の情報を定期的にチェックして入荷を待つのがよいでしょう。
当店「コインライブラリー・プリンシパル」でも将来的に扱う可能性がありますが、購入は早い者勝ちになりますので定期的にチェックするようにしてください。
チャールズ皇太子の金貨を高く売るおすすめの方法は?
チャールズ皇太子の金貨を売るなら「コインライブラリー・プリンシパル」での売却がおすすめです。
当店では、他店で購入したコインの鑑定・買取もおこなっており、高価買取を実施しております。
可能な限り迅速に現金化しますので、売却したいアンティークコインをお持ちの方は利用を検討しましょう。
まとめ
チャールズ皇太子の歴史と希少性のある金貨について紹介しました。
イギリス国内ではさまざまな意見があるチャールズ皇太子ですが、親しみやすい人柄や、2人の息子と親密な関係を築いていることからチャールズ皇太子を評価する声もあります。
将来的に即位すれば、戴冠を記念して新たなコインが発行されるかもしれません。