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公開日 2023.12.5更新日 2023.12.5

ブルンジのアンティークコイン特集 おすすめの金貨・銀貨を紹介

ブルンジは、東アフリカの内陸部にある国家であり、ムワンブツァ4世を元首としてベルギーから独立したことから、国王の肖像を描いた金貨を中心にコインが発行されています。

国章はライオンの顔を描いた盾と3本の槍で構成されており、ライオンはブルンジを象徴する動物となっています。

オークションに出品されることはありますが、コインの収集先として注目されておらず、値上がりを期待してコインの収集先を探している方はチェックしておきたいところです。

この記事では、ブルンジのアンティークコイン特集としておすすめの金貨・銀貨を紹介します。

ブルンジのアンティークコインについて

ブルンジのアンティークコイン

ブルンジ共和国は、東アフリカの内陸部にあるコンゴとタンザニアと国境を接する国です。

かつてはドイツの勢力圏にありましたが、第一次世界大戦終結後はベルギーの統治下に入り、1962年に独立を実現しました。

ブルンジ王国としてムワンブツァ4世を元首としてベルギーから独立しましたが、1966年に反乱によって共和制に移行することになります。

独立後もツチ人とフツ人の対立から大きな事件が続いているブルンジであり、ムワンブツァ4世のコインが発行されていたのは1962年代頃までです

リストライクや新たにムワンブツァ4世のコインが発行されることも考えにくいため、歴史的に希少な金貨といえるでしょう。

ブルンジのおすすめ金貨

ブルンジのおすすめ金貨を紹介します。

  • ブルンジ ムワンブツァ4世 独立記念 50フラン金貨 1962年
  • ブルンジ ムワンブツァ4世 治世50周年記念 100フラン金貨 1965年
  • ブルンジ ミシェル・ミコンベロ 共和国建国1周年 100フラン金貨 1967年

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ブルンジ ムワンブツァ4世 独立記念 50フラン金貨 1962年

ブルンジ ムワンブツァ4世 独立記念 50フラン金貨 1962年 ブルンジ ムワンブツァ4世 独立記念 50フラン金貨 1962年

概要 内容
発行 ブルンジ
発行年 1962年
額面 50フラン
直径 28mm
重量 16g
発行枚数 3,500枚
品位 900/1000金

ブルンジの独立を記念して発行されたムワンブツァ4世の50フラン金貨であり、同じ肖像でも5フラン、25フラン、100フランの4種類があります。

ムワンブツァ4世は独立後にブルンジ王国の元首になったものの、ツチ人とフツ人の対立から政情が厳しい状態にあり、1王子のルイ・ルワガソレ王太子も暗殺されており、一歩間違えればなにが起こるか分からない過酷な状況でした。

フツ人とツチ人の首相を頻繁に交代させることでバランスを取り政情の安定化を図ろうとしましたが、1966年に大規模な反乱が起こり、スイスへと亡命してその一生を終えます。

金貨にはムワンブツァ4世の左向き肖像、ブルンジの国章であるライオンの盾と槍が描かれていますが、現在の国章とはデザインが少し異なっています。

オークションなどでも出品されることもある、流通数のある金貨であり、ブルンジを代表するアンティークコインといえるでしょう

ブルンジ ムワンブツァ4世 治世50周年記念 100フラン金貨 1965年

ブルンジ ムワンブツァ4世 治世50周年記念 100フラン金貨 1965年 ブルンジ ムワンブツァ4世 治世50周年記念 100フラン金貨 1965年

概要 内容
発行 ブルンジ
発行年 1965年
額面 100フラン
直径 35mm
重量 30g
発行枚数 2,000枚
品位 900/1000金

先ほどの金貨とは異なるムワンブツァ4世の肖像であり、治世50周年を記念して発行されました。

ムワンブツァ4世はブルンジが独立する前から国王であり、1915年~1966年にかけて在位しました。

ムタガ4世の崩御により3歳で国王となっています。

こちらの金貨ではムワンブツァ4世の正面像が描かれており、国章のデザインはこちらの金貨を見れば、現在とは違うことがわかりやすくなっています。

ブルンジ ミシェル・ミコンベロ 共和国建国1周年 100フラン金貨 1967年

ブルンジ ミシェル・ミコンベロ 共和国建国1周年 100フラン金貨 1967年 ブルンジ ミシェル・ミコンベロ 共和国建国1周年 100フラン金貨 1967年

概要 内容
発行 ブルンジ
発行年 1967年
額面 100フラン
直径 35mm
重量 32g
発行枚数 2,000枚
品位 900/1000金

ブルンジが共和国となって1周年を記念して作られた当時の大統領のミシェル・ミコンベロの肖像が描かれた金貨です。

ムワンブツァ4世の第二王子であるンタレ5世を追い出し、共和制を樹立し、自ら大統領となりました。

裏で暗躍する形で時には反乱も支持し、抑圧的な支配体制を築こうと考えましたが、1976年にクーデターによって失脚し、ソマリアへと逃れます。

表面にはミシェル・ミコンベロの正面像が描かれ、裏面には現在と同様の国章が描かれています。

ブルンジのおすすめ銀貨

ブルンジのおすすめ銀貨を紹介します。

  • ブルンジ ムワンブツァ4世 独立記念 25フラン銀貨 1962年
  • ブルンジ 中央銀行創立 50 周年 5,000フラン銀貨 2014年
  • ブルンジ ライオン 5,000フラン銀貨 2015年

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ブルンジ ムワンブツァ4世 独立記念 25フラン銀貨 1962年

ブルンジ ムワンブツァ4世 独立記念 25フラン銀貨 1962年 ブルンジ ムワンブツァ4世 独立記念 25フラン銀貨 1962年

概要 内容
発行 ブルンジ
発行年 1962年
額面 25フラン
直径 22mm
重量 6.12g

50フラン金貨と同様の肖像であるムワンブツァ4世の25フラン銀貨です。

こちらの独立記念コインは、5フラン、25フラン、50フラン、100フランの4種類で、5フラン・25フランに関しては銀貨、25フラン、50フラン、100フランでは金貨が発行されていました。

金貨・銀貨を問わずブルンジのアンティークコインを収集するなら、こちらのデザインは覚えておきましょう

ブルンジ 中央銀行創立 50 周年 5,000フラン銀貨 2014年

ブルンジ 中央銀行創立 50 周年 5,000フラン銀貨 2014年 ブルンジ 中央銀行創立 50 周年 5,000フラン銀貨 2014年

概要 内容
発行 ブルンジ
発行年 2014年
額面 5,000フラン
直径 34mm
重量 20g
発行枚数 1,000枚
品位 925/1000銀

中央銀行であるブルンジ共和国銀行の創立50周年を記念して発行された5,000フラン銀貨です。

建物と5,000フランの大きな文字の上に、小麦の紋章で囲まれた50の文字が刻まれています。

アンティークコイン市場でも一定数の流通が確認できる記念銀貨です。

ブルンジ ライオン 5,000フラン銀貨 2015年

ブルンジ ライオン 5,000フラン銀貨 2015年 ブルンジ ライオン 5,000フラン銀貨 2015年

概要 内容
発行 ブルンジ
発行年 2015年
額面 5,000フラン
直径 38.43mm
重量 31.10g
発行枚数 50,000 枚
品位 999/1000銀

ブルンジ共和国とコンゴ共和国とチャド共和国で共有されるライオン地金型銀貨です。

表面には国章がライオンであることからブルンジの象徴である雌雄のライオンが描かれています。

カラー付き、金箔付きなどさまざまなタイプが発行されています

ブルンジのアンティークコインに関するよくある質問

コインライブラリー・プリンシパル

ブルンジのアンティークコインに関するよくある質問をまとめました。

  • ブルンジのアンティークコインはどこで購入できる?
  • ブルンジの金貨・銀貨を売却する方法は?

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ブルンジのアンティークコインはどこで購入できる?

ブルンジのアンティークコインは、アンティークコインを専門に取り扱うコイン専門店で取り扱われることがあります。

オークションサイトを利用して入手する場合は、コインの真贋と出品者の信頼性を判断してから取引するようにしましょう。

アンティークコインの取引に慣れていない場合は、信頼できるコイン専門店からの購入が確実です

ブルンジの金貨・銀貨を売却する方法は?

ブルンジの金貨・銀貨は、当サイト「コインライブラリー・プリンシパル」を通して売却可能です。

ブルンジのコインを含めた世界中のアンティークコインの現金化を受け付けています

詳しくはこちらのページからお問い合わせお願いします。

まとめ

ブルンジのアンティークコインは、人物ではムワンブツァ4世を中心に描かれており、国章を含めたライオンのデザインが特徴的です。

アンティークコインの収集先としてメジャーではないことから、発行枚数の少なさで考えると価格の高騰は少なく、安く購入しやすいコインが揃っています。

アンティークコインの購入方法はこちらの記事で紹介しています。

アンティークコインの購入方法は?人気のおすすめコインも紹介

ブルンジのコインを購入・売却する

この記事の著者

アンティークコイン ジャーナル編集部

英国王室シリーズから古代コインまで、幅広い年代のコインの紹介だけではなく、試鋳貨、造幣局による違い、彫刻家、リストライク、などアンティークコインの魅力や楽しめる知識をフラットに情報提供している。編集長は、英国王室コインと、動物コインシリーズが好き。

アンティークコイン ジャーナル編集部

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