ガーンジー島はイギリス王室の属領であり、チャンネル諸島のガーンジー代官管轄区を構成する島であり、ここではイギリス王室のアンティークコインも発行されています。
同じガーンジー代官管轄区を構成する島であるオルダニー島は、ウナとライオンやスリーグレイセスなど既存の人気の図柄の金貨を現代に発行しているのに対して、ガーンジー島ではここでしか見られないオリジナリティのある図柄が特徴です。
現代のイギリス王室のアンティークコインを知りたい方は、ガーンジー島のアンティークコインにも目を向けることをおすすめします。
この記事では、ガーンジー島のアンティークコイン特集としておすすめの金貨・銀貨を紹介します。
ガーンジー島のアンティークコイン
ガーンジー島は、チャンネル諸島を構成する島でガーンジー代官管轄区にあるイギリス王室の属領です。
ガーンジー代官管轄区は、ガーンジー島のほかにオルダニー島、サーク島、ハーム島の4つの島で構成されています。
イギリス王室の属領である島では、マン島のキャット金貨をはじめ、多くのイギリス王室に関連するアンティークコインが発行されています。
下記にイギリス王室の属領となる島をまとめました。
| 管轄 | 島 |
| ジャージー代官管轄区 | ジャージー島 |
| ガーンジー代官管轄区 | ガーンジー島、オルダニー島、サーク島、ハーム島 |
| マン島 | マン島 |
それぞれの管轄区となる島でコインが発行されており、ガーンジー代官管轄区ではガーンジー島とオルダニー島がコレクター用のコインを発行しています。
オルダニー島ではウナとライオンやスリーグレイセスの金貨を数量限定で発行したことで有名です。
ここからは、ガーンジー島のアンティークコインを紹介します。
マン島・ジャージー島・オルダニー島のアンティークコインでもそれぞれイギリス王室に関連するコインが発行されているので知りたい方は下記の記事をチェックしてください。
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ガーンジー島のおすすめ金貨
ガーンジー島のおすすめ金貨を紹介します。
- ガーンジー島 エリザベス2世 クイーンエリザベス皇太后生誕 100 周年記念 25ポンド金貨 2000年
- ガーンジー島 エリザベス2世 ウェリントン公爵没後150周年記念 25ポンド金貨 2002年
- ガーンジー島 エリザベス2世 ゴールデンジュビリー 25ポンド金貨 2002年
ガーンジー島 エリザベス2世 クイーンエリザベス皇太后生誕 100 周年記念 25ポンド金貨 2000年
| 概要 | 内容 |
| 発行 | イギリス（ガーンジー島） |
| 発行年 | 2000年 |
| 額面 | 25ポンド |
| 直径 | 22mm |
| 重量 | 7.81g |
| 発行枚数 | 5,000枚 |
| 品位 | 999/1000金 |
クイーンエリザベス皇太后は、ジョージ6世の妻であり、エリザベス2世の母親です。
ジョージ6世の吃音を治すのに大きく貢献した人物であり、ジョージ6世が亡くなった後もイギリス王室を支えました。
生誕100周年を記念して発行された金貨ですが、2000年当時には皇太后はご存命であり、翌々年の2002年に崩御しますが、当時ではイギリス王室のなかでも最高齢でした。
皇太后と女王、親子、関連性の深い二人のエリザベスが描かれた金貨です。
イギリス王室には代表的な3人のエリザベスがいます。人物やコインの紹介はこちらの記事をチェックしてください。
エリザベスのおすすめコイン10選！ 3人のエリザベスの生い立ちを紹介
ガーンジー島 エリザベス2世 ウェリントン公爵没後150周年記念 25ポンド金貨 2002年
| 概要 | 内容 |
| 発行 | イギリス（ガーンジー島） |
| 発行年 | 2002年 |
| 額面 | 25ポンド |
| 直径 | 22mm |
| 重量 | 7.81g |
| 発行枚数 | 200枚 |
| 品位 | 999/1000金 |
ウェリントン公爵は、イギリスにおけるナポレオン戦争の英雄であり、ナポレオン1世を破った軍人です。
英雄の没後150周年を記念して2002年にウェリントン侯爵の肖像が描かれた金貨が発行されました。
ナポレオンはイギリス王室に次ぐアンティークコインの大きな収集テーマであり、ナポレオンに関連する人物のコインがエリザベス2世とともに描かれる発行枚数200枚の希少な金貨です。
イギリス王室だけでなくナポレオン一族も現在におけるアンティークコインの代表的な収集テーマになっています。詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ナポレオン一族の金貨を含めたおすすめアンティークコイン8選！
ガーンジー島 エリザベス2世 ゴールデンジュビリー 25ポンド金貨 2002年
| 概要 | 内容 |
| 発行 | イギリス（ガーンジー島） |
| 発行年 | 2002年 |
| 額面 | 25ポンド |
| 直径 | 22.05mm |
| 重量 | 7.98g |
| 発行枚数 | 5,000枚 |
| 品位 | 917/1000金 |
エリザベス2世は在位70周年を記念するプラチナジュビリーを唯一祝賀した女王となっていますが、2002年当時の50周年を記念するゴールデンジュビリーに発行された金貨です。
冠を被ったエリザベス2世とゴールデンジュビリーの様子が描かれています。
ガーンジー島で発行されたことを示す「Guernsey」の刻印もあるエリザベス2世の式典の様子を描く貴重な金貨です。
ガーンジー島のおすすめ銀貨
ガーンジー島のおすすめ銀貨を紹介します。
- ガーンジー島 エリザベス2世 19世紀の君主 5ポンド銀貨 2001年
- ガーンジー島 エリザベス2世 エディンバラ公 5ポンド銀貨 2016年
- ガーンジー島 エリザベス2世 ヘンリー8世 5ポンド銀貨 2004年
ガーンジー島 エリザベス2世 19世紀の君主 5ポンド銀貨 2001年
| 概要 | 内容 |
| 発行 | イギリス（ガーンジー島） |
| 発行年 | 2001年 |
| 額面 | 5ポンド |
| 直径 | 38.6mm |
| 重量 | 28.28g |
| 発行枚数 | 10,000枚 |
| 品位 | 925/1000銀 |
イギリス王室における19世紀の君主は、ヴィクトリア女王をはじめ、ジョージ3世、ジョージ4世、ウィリアム4世がいます。
ヴィクトリア女王とエリザベス2世の2人の女王が描かれるコインはいくつか発行されていますが、19世紀の君主すべてが描かれるコインは非常に希少です。
ガーンジー島ではほかにも16世紀から20世紀に至るまでの君主の肖像を描いた銀貨を発行しています。
ガーンジー島 エリザベス2世 エディンバラ公殿下生誕 95 周年 5ポンド銀貨 2016年
| 概要 | 内容 |
| 発行 | イギリス（ガーンジー島） |
| 発行年 | 2016年 |
| 額面 | 5ポンド |
| 直径 | 38.6mm |
| 重量 | 28.28g |
| 発行枚数 | 250枚 |
| 品位 | 925/1000銀 |
エディンバラ公爵フィリップは、エリザベス2世の王配であり、生誕95周年を記念して発行されました。
エディンバラ公の描かれたコインは珍しく、銀貨でありながら250枚しか発行されていないため希少です。
70年以上エリザベス2世を隣で支えた侯爵とエリザベス2世の夫婦の肖像が描かれた完成度の高い銀貨となっています。
ガーンジー島 エリザベス2世 ヘンリー8世 5ポンド銀貨 2004年
| 概要 | 内容 |
| 発行 | イギリス（ガーンジー島） |
| 発行年 | 2016年 |
| 額面 | 5ポンド |
| 直径 | 38.6mm |
| 重量 | 28.28g |
| 品位 | 925/1000銀 |
ヘンリー8世は、テューダー朝の第二代の君主であり、巨大な英国艦隊を率いていたことからイギリス海軍の歴史を描く銀貨でテーマに採用されました。
ヘンリー8世の肖像の横には艦隊が描かれており、波の下に額面であるFIVE POUNDSと刻印されています。
また、上部にはガーンジーの紋章が色付きで描かれているのが特徴です。
ヘンリー8世のアンティークコインはこちらの記事で紹介しています。
ヘンリー8世の3種類の金貨・銀貨を紹介！ 6人の妻と治世について
ガーンジー島のアンティークコインに関するよくある質問
ガーンジー島のアンティークコインに関するよくある質問をまとめました。
- ガーンジー島のアンティークコインの購入方法は？
- ガーンジー島の金貨・銀貨の売却方法は？
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ガーンジー島のアンティークコインの購入方法は？
ガーンジー島のアンティークコインは、多くのイギリス王室の金貨・銀貨と同様にコイン専門店を通して購入できます。
オークションサイトなどでの出品も確認できますが、素性のわからない個人との取引では贋作や極端に相場より高い出品に気をつける必要があります。
アンティークコインの取引に慣れていない方は、信頼できるコイン専門店を通して購入することがおすすめです。
ガーンジー島の金貨・銀貨の売却方法は？
ガーンジー島の金貨・銀貨の売却は、当サイト「コインライブラリー・プリンシパル」を通して可能です。
ガーンジー島のコインに限らず、イギリス王室のコインを中心に世界中の希少なアンティークコインの現金化ができます。
売却を検討しているアンティークコインがあれば、こちらのページからお問い合わせください。
まとめ
ガーンジー島のアンティークコインを紹介しましたが、イギリス王室のコインに興味がある方に一度見て欲しい金貨・銀貨となっています。
ガーンジー島に限らず、イギリス王室の属領となる島々ではさまざまなコインが発行されているため、気になるコインを探している方はチェックするのがおすすめです。
アンティークコインの購入方法はこちらのページで紹介しています。
