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公開日 2021.12.23更新日 2022.3.11

ジョージ6世のおすすめコイン4選! その歴史を5つの章に分けて解説

ジョージ6世(在位1936-1952)は、エドワード8世の退位により即位したイギリス国王であり、戴冠時には金貨、銀貨、メダルなどの記念コインが多数発行されています。

少年期に患った吃音症を乗り越えたときのことは、後に「英国王のスピーチ」というタイトルで映画化もされるほど人気のエピソードです。

この記事では押し付けられる形で即位したものの最後まで国王としての使命をまっとうしたジョージ6世のおすすめのコインを紹介し、その歴史を5つの章に分けて解説します。

ジョージ6世の生い立ちと歴史

ジョージ6世

まずは、ジョージ6世の家族構成について見ていきましょう。

父親 ジョージ5世
王朝 ウィンザー朝
家名 ウィンザー家
子供 エリザベス2世
マーガレット

イギリスの礎を築いた国王ジョージ5世の次男として生まれ、エリザベス2世とマーガレットの2人の子供がいます。

ジョージ6世の歴史を5つの章に分けて解説します。

  • ジョージ6世の誕生
  • 少年期が原因で吃音症を引き起こす
  • ローグとの出会いで吃音症を克服
  • エドワード8世の退位による即位
  • 第二次大戦中のスピーチで高い支持を得る

ジョージ6世の誕生

1895年にジョージ6世は、ジョージ5世とメアリー王妃の次男として誕生します。

長男はジョージ5世の崩御の後に即位したエドワード8世です。

このときジョージ5世は即位していないため、王位継承権の順位は低く、ジョージ6世が国王になることを予測できた人物はいなかったことでしょう。

ジョージ5世も次男であり、長男が若くして肺炎で亡くなることがなければ即位することはなかったので、親子である2人の国王は共通した立場にあったといえます

少年期が原因で吃音症を引き起こす

少年期のジョージ6世は病弱かつ臆病ですぐに泣きだす子供であったといわれています。

言葉を覚えるのが遅く、左利きかつX脚であったため、これを矯正するように教育を受けました。

このときの精神的苦痛をきっかけにジョージ6世は吃音症を引き起こすことになります。

病気を患いながらもオズボーン海軍幼年学校を首席で卒業し、海軍兵学校に進学。

1910年に祖父エドワード7世が崩御し、ジョージ5世が即位したことでジョージ6世の王位継承権はエドワード8世に次ぐ2位となりました。

ローグとの出会いで吃音症を克服

ジョージ6世 エリザベス王妃

1923年にジョージ6世とエリザベス・ボーズ=ライアンは、ウェストミンスター寺院で結婚式を挙げます。

しかし、大人になっても少年期に患った吃音症を克服することができず、1925年の大英帝国博覧会における閉幕スピーチも吃音のためひどいものとなってしまいました。

妻のエリザベスは吃音症の克服のため、オーストラリア出身のライオネル・ローグに依頼し、ジョージ6世の治療を始めます。

ジョージ6世はローグによる呼吸法の訓練を開始、治療の成果が表れると、どもりのない発声ができるようになり、問題なくスピーチがおこなえるようになりました

エドワード8世の退位による即位

少年期に患った吃音症を乗り越えたジョージ6世ですが、人生の転機が訪れます。

長男のエドワード8世は、1936年にジョージ5世が崩御した後に即位しましたが、離婚歴のある女性との恋愛を続けていることが問題視されていました。

そして、同年にはその女性との結婚を選択し、王位の放棄を宣言したことからジョージ6世が即位することとなります。

ジョージ6世はこの即位を望んでおらず、母であるメアリーに泣きついたともいわれています。

しかし、ジョージ6世は正式に即位すると、父ジョージ5世の意思を継ぎ、エドワード8世の退位によって揺らいだ王室の信頼回復を目指すことを決意するのです

第二次大戦中のスピーチで高い支持を得る

ジョージ6世 第一次世界大戦

1939年、ジョージ6世が即位して間もなく第二次世界大戦が始まります。

ドイツから大規模な空爆を受けるイギリスですが、ジョージ6世はロンドンに留まり、最後まで戦うことをスピーチで宣言します。

その不屈の姿勢は国民から高い支持を集め、公式演説の際は喝采を受けるほどでした。

しかし、戦後の国内経済の立て直しにおいて、元々病弱であったジョージ6世の健康状態は悪化します。

1952年、ジョージ6世は冠動脈血栓症により56歳で崩御します。

誕生時には王位継承から遠い存在でしたが、エドワード8世の退位により王室の信頼が揺らぐ中で、ジョージ6世は最後までイギリス国王として使命を果たし、信頼を取り戻したといえるでしょう

ジョージ6世のおすすめコイン4選

それでは、ジョージ6世のコインのなかでおすすめのコインを4つピックアップして紹介します。

  • ジョージ6世 5ポンド金貨 1937年
  • ジョージ6世 戴冠記念 4枚セット 1937年
  • ジョージ6世 戴冠記念金メダル ジョージ6世&エリザベス王妃 1937年
  • ジョージ6世 クラウン銀貨 1937年

ジョージ6世  5ポンド金貨 1937年

ジョージ6世  5ポンド金貨 1937年

ジョージ6世  5ポンド金貨 1937年

発行国 イギリス
発行年 1937年
額面 5ポンド
グレード PR64+CAM
直径 36mm
重量 不明
品位 不明
発行枚数 5,001枚
状態 完全未使用

ジョージ5世の戴冠記念に作られた5ポンド金貨です。

コインの発行枚数には2つの説があり、5,501枚説と5,001枚説がありますが、イギリスカタログには5,001枚と記載されています。

ジョージ6世の5ポンドは表面の肖像と裏面の龍退治の肖像のフロストがとても薄いですが、今回ご紹介するコインは強いフロストで仕上げられており、このような金貨はオークションでの評価が高いです。

過去のオークションでは、2011年に20万円~30万円で取引がされていたことからも、人気が高くコレクターによる争奪競争の激しいコインとなっています。

ジョージ6世 戴冠記念 4枚セット 1937年

発行国 イギリス
発行年 1937年
額面 5ポンド/2ポンド/1ソボレン/ 1/2ソボレン
グレード PR64+CAM
直径 36 mm /27 mm /22 mm /18 mm
重量 不明
品位 不明
発行枚数 5001枚
状態 完全未使用

先ほど紹介した戴冠記念に作られた5ポンド金貨に加えて、同時期に作成された2ポンド、1ソボレン、1/2ソボレン金貨の4枚セットです。

5ポンド金貨単品よりも高い資産価値をお求めの方は、こちらのセットも検討しましょう。

ジョージ6世 戴冠記念金メダル ジョージ6世&エリザベス王妃 1937年

ジョージ6世 戴冠記念 4枚セット 1937年 ジョージ6世 戴冠記念 4枚セット 1937年

発行国 イギリス(ロイヤルミント)
発行年 1937年
額面 5ポンド
グレード Proof UNC
直径 57mm
重量 不明
品位 不明
発行枚数 274枚
状態 完全未使用

ジョージ6世の戴冠を記念して、エリザベス王妃とのセットで作られた金メダルです。

パーシー・メットカルフェがデザインしており、ジョージ5世時代から在位25周年を記念したコインの裏面に描かれた竜退治のデザインも手掛けています。

メダルは資産価値が低いものが多いですが、このメダルのようにロイヤルミントで作られて、製作数も少ない場合は希少価値が高く、価格形成もされているので資産性のある商品です。

ジョージ6世 クラウン銀貨 1937年

ジョージ6世 クラウン銀貨 1937年 ジョージ6世 クラウン銀貨 1937年

発行国 イギリス
発行年 1937年
額面 5シリング
グレード MS 63
直径 不明
重量 不明
品位 不明
発行枚数 不明
状態 不明

1901年までは流通用として発行されていたクラウン銀貨ですが、ジョージ6世の時代には流通用ではなく、記念通貨として発行されています。

クラウン銀貨は大型で見栄えがよいため、コレクターの間でも人気です。

ジョージ6世のアンティークコインでよくある質問

最後に、ジョージ6世のアンティークコインを購入・買取・鑑定する上でよくある質問をまとめました。

  • 希少性が高いジョージ6世のコインを購入する方法は?
  • ジョージ6世のコインを買取で高く売るには?

それぞれ詳しく解説します。

希少性が高いジョージ6世のコインを購入する方法は?

ジョージ6世のコインは、オークションでも購入可能ですが、希少価値が高いほど高値で売られるリスクや、偽物を買ってしまうリスクが気になるところです

よって、オークションで取引するのではなく、信頼できる業者から購入するのがおすすめです。

コインの取扱業者には当社の「コインライブラリー・プリンシパル」があります。

ジョージ6世のコインを買取で高く売るには?

現在お持ちであるジョージ6世のコインの高価買取を目指すなら、信頼できる業者に買取を依頼するのがよいでしょう

コインライブラリー・プリンシパル」では他の業者やオークションで購入したコインの買取・鑑定もおこなっています。

すでに「コインライブラリー・プリンシパル」でアンティークコインを購入している方は、こちらで買取を依頼すると換金がスムーズに進みます。

まとめ

ジョージ6世は揺らいでいたイギリス王室の信頼を回復し、病弱でありながらも最後まで国王としての使命をまっとうした国王です。

イギリス国王の中でもハンサムとして知られるジョージ6世のコインを保有したくなった方は、今回紹介したコインの購入も検討してみましょう。

ジョージ6世のコインを購入・売却する

この記事の著者

アンティークコイン ジャーナル編集部

英国王室シリーズから古代コインまで、幅広い年代のコインの紹介だけではなく、試鋳貨、造幣局による違い、彫刻家、リストライク、などアンティークコインの魅力や楽しめる知識をフラットに情報提供している。編集長は、英国王室コインと、動物コインシリーズが好き。

アンティークコイン ジャーナル編集部

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