アンティークコインを収集・投資する多くの人が最初に購入する金貨がイギリスの金貨であり、コイン市場においてイギリスは影響力の大きい国です。
そのため、アンティークコインを購入するにあたって、最初に確認するべきコインはイギリスで発行された金貨であるといえるでしょう。
イギリスの金貨は英国王立造幣局(ロイヤル・ミント)が発行しており、世界でもトップクラスに秀逸なコインのデザインが魅力です。
その価値もアンティークコイン投資の投資対象になるほど長期的な上昇が期待できるものも多く、様々な目的で購入されやすい金貨といえます。
この記事では、代表的なイギリス金貨を中心に種類を一覧形式で紹介し、歴史と価値を詳しく解説していきます。
この記事のポイント
・イギリス金貨の購入方法、偽物を避ける方法についても解説
イギリス金貨の特徴・歴史と価値
まずは、イギリス金貨の全体的な特徴、歴史と価値を確認していきましょう。
- イギリスの金貨を発行するのは英国王立造幣局(ロイヤル・ミント)
- 金の価値に連動する地金型金貨・コレクター向けに発行される収集型金貨
- 大英帝国の全盛期を象徴するソブリン金貨
- 種類が豊富であることから収集しやすい
- 1億円の落札事例もあるウナとライオン
それぞれ詳しく解説していきます。
イギリスの金貨を発行するのは英国王立造幣局(ロイヤル・ミント)
イギリスの金貨は、886年のアルフレッド大王の治世下において設立され、現在に至るまでコインを製造している英国王立造幣局(ロイヤル・ミント)によって発行されています。
その歴史は1,000年を超えており、イギリスを中心に世界60ヵ国以上の貨幣を製造する国際的な造幣局です。
現在では、イギリスで貨幣として使用される流通コインから、コレクター用に販売される記念コインを製造しています。
歴史ある機関ではありますが、近年では身に着けられる資産としてのジュエリーをコンセプトにジュエリーブランド「886 THE ROYAL MINT」を立ち上げました。
また、コインの製造に必要な金に対して、電子廃棄物から金を再生するプロジェクトも進めています。
伝統的な機関でありながら革新性のある活動も行っており、金貨の製造だけにとどまらない幅広い製品を提供しています。
中世から近世のアンティークコイン・モダンコイン・地金型金貨など種類を問わず、イギリスの金貨は英国王立造幣局で発行されました。
金の価値に連動する地金型金貨・コレクター向けに発行される収集型金貨
ブリタニア金貨
現在の英国王立造幣局が発行する金貨は大きく分けて2種類あり、地金型金貨と収集型金貨です。
地金型金貨は、金の価値に連動する金投資を目的とした金貨であり、イギリスではブリタニア金貨が発行されています。
日本にも広く流通している金貨であるため、コインとしての希少性はありませんが、購入しやすい金貨です。
収集型金貨はコレクター向けに発行枚数を制限して販売される金貨であり、近年ではウナとライオンの復刻が話題となりました。
コレクター人気の高い金貨を発行枚数を制限して流通させることから、金貨によっては発行して間もない状態でも高いプレミアがつくことも。
どちらも金を含有していることから価値があり、アンティークコインとは異なり、古くに発行された金貨ではないことから総称してモダンコインと呼ばれる場合もあります。
イギリスの金貨を収集するなら、地金型金貨と収集型金貨の違いを理解しておきたいところです。
金貨に価値について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
大英帝国の全盛期を象徴するソブリン金貨
ソブリン金貨はイギリスの1ポンドに相当する金貨であり、一般的に知られるのは1816年から発行された当時の君主の肖像とベネデット・ピストゥルッチがデザインする聖ゲオルギウスの竜退治のデザインです。
1489年、ヘンリー7世の時代に初めて発行された後に鋳造が中止し、1816年に新たな貨幣法を制定したことで復活しました。
1917年に至るまで流通用の金貨として採用され、世界恐慌以前の大英帝国の全盛期を象徴する金貨として知られています。
ソブリン金貨に描かれる君主は、大英帝国を反映させたヴィクトリア女王を中心に複数の肖像パターンがあります。
また、1917年以降もソブリン金貨は地金型金貨として発行が続けられており、2022年にはチャールズ3世のソブリン金貨が発行されました。
イギリスのソブリン金貨について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
イギリスのソブリン金貨の価値は? 発行年ごとに異なる種類もご紹介
種類が豊富であることから収集しやすい
イギリスは1,000年以上の歴史を持つ造幣局により多種多様な金貨が発行されてきたことから、様々なデザインの金貨が存在します。
そのため、好きなデザインの金貨を見つけやすいため、アンティークコインの収集先としておすすめの国です。
イギリスの金貨の中には長期的な価値の上昇を期待できるコインもあるため、投資を目的に収集する場合も選択肢は広いといえます。
様々な目的でアンティークコインを収集しやすいことから、コイン市場において影響力のある発行元がイギリスです。
イギリス金貨の購入はこちら
1億円の落札事例もあるウナとライオン
イギリスのアンティークコインの中でもトップクラスの知名度を持つ金貨が、ウナとライオンです。
ウナとライオンは、1839年に発行されたヴィクトリア女王とライオンが描かれたアンティークコインであり、2019年には復刻もされました。
オリジナルのウナとライオンは、2022年に1億5,840万円で落札されており、ウナとライオン金貨における最高額を更新しました。
当初は5ポンドの額面で発行されたウナとライオンが現在では1億円以上の価値まで成長しています。
ウナとライオンは代表的な例ではありますが、他のイギリスの金貨でも長期的に大きな価値の上昇が期待できるコインがあります。
イギリス金貨の種類一覧
イギリスの代表的な金貨の種類を一覧形式で以下にまとめました。
- エリザベス2世 ウナとライオン 500ポンド金貨 2019年
- エリザベス2世 スリーグレイセス 200ポンド金貨 2020年
- エリザベス2世 クイーンズビースト 100ポンド金貨 2020年
- エリザベス2世 ヤングエリザべス 5ポンド金貨 1980年
- エリザベス2世 ミドルエリザベス 5ポンド金貨 1985年
- エリザベス2世 ダイアナ妃追悼記念 5ポンド金貨 1999年
- ヴィクトリア女王 ジュビリーヘッド 2ポンド金貨 1887年
- ジョージ4世 5ポンド金貨 1826年【エラーあり】
- ジョージ5世 戴冠記念プルーフ金貨12枚セット 1911年
- ジョージ6世 戴冠記念 19枚完全セット 1937年
エリザベス2世 ウナとライオン 500ポンド金貨 2019年
概要 | 内容 |
発行国 | イギリス |
発行年 | 2019年 |
額面 | 500ポンド |
直径 | 50mm |
重量 | 156.29g |
発行枚数 | 65枚 |
品位 | 999/1000金 |
状態 | Proof |
グレード | PF70UCAM |
ウナとライオンは2019年に復刻されており、コレクターの間でも人気の金貨であったことから大きな話題となりました。
販売価格は60万円程度ではありましたが、短期間でオークションにおいて1,000万円の価値を付けています。
こちらのニュースはアンティークコインコレクターにとどまらず、投資家を含めた様々な人々がウナとライオンの金貨とアンティークコイン投資について知るきっかけとなりました。
エドマンド・スペンサーの叙事詩の『妖精の女王』の一つであるウナとライオンの物語をモチーフに、ヴィクトリア女王が国家(ライオン)を導く様子を描いたデザインです。
世界で最も美しい金貨と呼ばれ、ウナとライオンのコインデザイナーであるウィリアム・ワイオンの最高傑作といわれることがあります。
復刻版とオリジナルの違いは、復刻版ではヤングタイプのヴィクトリア女王の肖像が描かれているのに対して、2019年の復刻版では当時の君主であるエリザベス2世が描かれていることです。
オリジナル・復刻にかかわらず、コインコレクターにとって憧れとも呼べる存在の金貨といえるでしょう。
世界で最も美しい金貨「ウナとライオン」の歴史と価値についてご紹介!
エリザベス2世 スリーグレイセス 200ポンド金貨 2020年
概要 | 内容 |
発行国 | イギリス |
発行年 | 2020年 |
額面 | 200ポンド |
直径 | 40mm |
重量 | 62.42g |
発行枚数 | 335枚 |
品位 | 999/1000金 |
状態 | Proof FDC |
グレード | PF70UCAM |
スリーグレイセスは、ウナとライオンと同じ作者であるウィリアム・ワイオンが制作した幻のコインです。
なぜなら、ウナとライオンとは異なり、このデザインは貨幣の正式なデザインに採用されず、試鋳貨幣のみしか製造されていないからです。
オリジナルの試鋳金貨も存在するものの、博物館に展示されるほどの希少性であるため、個人での保有はほとんど不可能であるといえるでしょう。
しかし、ウナとライオンが復刻された次の年に英国王立造幣局から幻のコインであるスリーグレイセスが復刻されました。
ギリシャ神話の3美神から着想を得て、イングランド、スコットランド、アイルランドを擬人化したグレートブリテン島の結束を象徴するコインです。
コレクターの間では幻のコインとして人気を集めていたからこそ、復刻版は発売からわずか20分で売り切れています。
ウナとライオンとともに復刻版のモダンコインでは注目したい1枚です。
スリーグレイセス金貨・銀貨とは? ロイヤルミントの傑作コインに迫る!
エリザベス2世 クイーンズビースト コンプリーター 500ポンド金貨 2021年
概要 | 内容 |
発行国 | イギリス |
発行年 | 2021年 |
額面 | 500ポンド |
直径 | 50mm |
重量 | 156.29g |
発行枚数 | 135枚 |
品位 | 999/1000金 |
状態 | Proof FDC |
グレード | PF69UCAM |
クイーンズビーストは、1953年のエリザベス2世の戴冠式で彫刻として登場した10体の動物のことです。
イギリス王室の歴史を象徴する動物であり、記念コインのデザインにもなってきました。
クイーンズビーストには以下の種類が存在します。
クイーンズビースト | 由来 |
---|---|
イングランドのライオン | イングランドの象徴であり、王室の力と勇気を表す |
スコットランドのユニコーン | スコットランドの国章に描かれ、純粋さと力を象徴する |
ウェールズの赤いドラゴン | ウェールズの伝説的な生物で、勇気と力の象徴 |
リッチモンドの白いグレイハウンド | リッチモンド家の紋章 |
ボーフォートのイェール | ボーフォート家の紋章 |
モーティマーの白いライオン | エドワード4世の母方であるモーティマー家の紋章に由来 |
ハノーヴァーの白い馬 | ハノーヴァー朝の象徴であり、ジョージ1世の出身家系に由来 |
エドワード3世のグリフィン | エドワード3世の紋章に描かれ、力と警戒心を象徴する |
クラレンスの黒い雄牛 | エドワード4世の弟、クラレンス公ジョージの紋章に由来 |
プランタジネットのハヤブサ | プランタジネット朝の紋章に描かれ、王権と高貴さを象徴する |
エリザベス2世のクイーンズビーストシリーズでは、10体の動物それぞれ個別に描かれた金貨が発行されてきましたが、その中でも人気が高いのは10種類すべての動物を描くコンプリーター金貨です。
エリザベス2世の肖像を中心に円を描くようにクイーンズビースト達が描かれています。
クイーンズビーストはコインの種類が非常に多くコンプリートのしがいがあるイギリス金貨のシリーズといえるでしょう。
エリザベス2世 ヤングエリザべス 5ポンド金貨 1980年
概要 | 内容 |
発行国 | イギリス |
発行年 | 1980年 |
額面 | 5ポンド |
直径 | 36mm |
重量 | 39.94g |
発行枚数 | 10,000枚 |
品位 | 917/1000金 |
状態 | Proof FDC |
エリザベス2世の5ポンド金貨は、女王のその長い治世から数多くの記念コインが登場しており、父王ジョージ6世の時代以降に初めて発行された5ポンド金貨がこちらです。
ヤングタイプのエリザベス2世の肖像が描かれており、裏面には聖ゲオルギウスの竜退治のデザインが描かれているシンプルなデザインです。
「品格、歴史性、適度な希少性、材質による資産性」このすべてを満たしている珍しい金貨であり、アンティークコインの収集を始めた初心者も購入しやすい金貨となっています。
エリザベス2世の金貨を代表する5ポンド金貨であり、記念金貨を含む5ポンド金貨の収集がコレクションのテーマとして確立しています。
エリザベス2世の5ポンド金貨おすすめ17選!希少性のあるコインを紹介
エリザベス2世 ミドルエリザベス 5ポンド金貨 1985年
概要 | 内容 |
発行国 | イギリス |
発行年 | 1985年 |
額面 | 5ポンド |
直径 | 36mm |
重量 | 39.94g |
発行枚数 | 13,000枚 |
品位 | 917/1000金 |
状態 | Proof FDC |
エリザベス 2世の5ポンド金貨の肖像にはいくつかのバリエーションがあり、上記のデザインはミドルエリザベスと呼ばれます。
女王の肖像のタイプにおいてもバリエーションがあることから、5ポンド金貨は収集しがいのあるテーマと言えるでしょう。
当サイト「コインライブラリー・プリンシパル」における価格は750,000 円(税込)であり、現在の時点では金地金の価値に近い価格で購入できます。
エリザベス2世 ダイアナ妃追悼記念 5ポンド金貨 1999年
概要 | 内容 |
発行国 | イギリス |
発行年 | 1999年 |
額面 | 5ポンド |
直径 | 36mm |
重量 | 39.94g |
発行枚数 | 7,500枚 |
品位 | 917/1000金 |
状態 | Proof FDC |
グレード | PF67UCAM |
エリザベス2世の5ポンド金貨の中でもトップクラスの人気を持つ金貨がダイアナ妃の追悼記念に発行されたコインです。
当時の女性のファッションにおいて世界を牽引し、訪日の際には、日本国内でも「ダイアナフィーバー」と呼ばれる社会現象が巻き起こしました。
ダイアナ妃は悲劇の死に見舞われたプリンセス・オブ・ウェールズであり、世界中から愛されていた存在であったことから、イギリスにとどまらず多くの人々がその死を惜しみました。
イギリス王室において世界的な人気があった人物であり、ダイアナ妃が描かれた金貨が少ないことから、発行から30年にも満たない、発行枚数7,500枚の条件でコインが大きく高騰する珍しい事例となりました。
イギリス王室のコインコレクター、ダイアナ妃の根強いファンを中心に取引されています。
ダイアナ妃追悼記念 5ポンド金貨とは? 人気の秘密とコインの価値をご紹介
ヴィクトリア女王 ジュビリーヘッド 2ポンド金貨 1887年
概要 | 内容 |
発行国 | イギリス |
発行年 | 1887年 |
額面 | 2ポンド |
直径 | 28.4mm |
重量 | 15.97g |
発行枚数 | 91,000枚 |
品位 | 917/1000金 |
状態 | Cleaned EF |
ヴィクトリア女王は、大英帝国の最盛期となる時代を63年の長期間に渡って統治した女王です。
在位50年を記念して発行されたヴィクトリア女王の金貨のデザインをジュビリーヘッドと呼びます。
宝冠を中心とする装飾を身に着けたヴィクトリア女王の肖像と裏面には龍退治のデザインが描かれています。
こちらの金貨は、当サイト「コインライブラリー・プリンシパル」において400,000円(税込)の価格で販売されており、金地金の2倍近くの価格で取引される初心者向けのコインとなっています。
ジョージ4世 5ポンド金貨 1826年【エラーあり】
概要 | 内容 |
発行国 | イギリス |
発行年 | 1826年 |
額面 | 5ポンド |
直径 | 38mm |
発行枚数 | 150枚 |
状態 | Proof EF |
ジョージ4世は贅沢王・借金王と呼ばれたイギリスの国王であり、浪費を繰り返したことから政治における評価は低いです。
こちらの5ポンド金貨は製造時についたと考えられるエラーがあります。
エラーはエッジ部分に存在しており、金貨において製造時のエラーは希少性が高まります。
エラー部分以外の状態は良好であるため、エラーのアンティークコインとして高い価値を有しているといえるでしょう。
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ジョージ5世 戴冠記念プルーフ金貨12枚セット 1911年
概要 | 内容 |
発行国 | イギリス |
発行年 | 1911年 |
額面 | 5ポンドほか |
発行枚数 | 2,812枚枚 |
品位 | 917/1000金 |
状態 | PF FDC |
ジョージ5世は、第一次世界大戦の時代のイギリスの国王であり、人望が厚く評判の良い国王で知られました。
ジョージ5世の戴冠を記念した5ポンド金貨からマウンディセットまでの12枚を収めたプルーフコインのセットです。
他のイギリスの君主のセットではクラウン銀貨が入っていることが多いですが、このセットではクラウン銀貨が入っていません。
抜け落ちているわけではなく、時代背景などを理由に最初から入っていなかったとされています。
金貨は1枚で収集するだけでなく、他のコインを含めてセットで収集するとコレクションとして価値が高まり、高値で取引されやすくなります。
ジョージ5世とは? 昭和天皇にも影響を与えたイギリス国王の生い立ち、人気コインを紹介
ジョージ6世 戴冠記念 19枚完全セット 1937年
概要 | 内容 |
発行国 | イギリス |
発行年 | 1937年 |
額面 | 5ポンドほか |
発行枚数 | 2,812枚 |
品位 | 917/1000金 |
状態 | PF FDC |
ジョージ6世は映画「英国王のスピーチ」でも知られるイギリスの君主であり、エリザベス2世の父王です。
こちらは5ポンド・2ポンド・ソボレン・ハーフソボレンの4枚セットの金貨に加えて、銀貨・銅貨・黄銅貨を含めた15枚を加えた19枚セットの完全版です。
すべてのコインが揃ったセットは希少であるため、数百万円以上の価格で取引されています。
ジョージ6世のおすすめコイン4選! その歴史を5つの章に分けて解説
イギリス金貨を購入・売却できる場所
イギリスの金貨を購入・売却できる場所は以下の通りです。
- アンティークコイン専門店
- 貴金属店(一部の地金型金貨)
それぞれ詳しく見ていきましょう
アンティークコイン専門店
イギリスの金貨はほとんどのアンティークコイン専門店で購入できます。
アンティークコインのメインの発行国がイギリスであるため、アンティークコインの取り扱いがお店であればほぼ確実に置いてあると考えられます。
アンティークコイン専門店の中にはコインの買取も受け付けているお店もあるため、コインの購入と売却を完結させることが可能です。
アンティークコイン投資においては売却先を確保することにもつながるため、コインを購入する前に売却もできるお店であることを確認すると良いでしょう。
当サイト「コインライブラリー・プリンシパル」はイギリスの金貨の販売と買取を行っています。
アンティークコインの購入方法について詳しく知りたい方は以下の記事でも紹介しています。
アンティークコインはどこで買う? 購入方法と人気のおすすめコインも紹介
イギリス金貨の購入はこちら
貴金属店(一部の地金型金貨)
ブリタニア金貨をはじめとするイギリスの地金型金貨は、貴金属店で取り扱われています。
基本的には金価格を基準に販売価格が決定し、買取価格が査定される仕組みです。
金投資を目的にイギリスの金貨を購入する方や、地金型金貨をコレクションしたい方は貴金属店を利用しましょう。
金貨の種類ごとの購入方法についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
金貨のおすすめの購入先は? 目的別にどこで買えるか、注意点も解説!
オークションサイト
イギリスの金貨は、オークションサイトにも流通しており、個人が簡単に出品・落札できるようになっています。
ただし、オークションサイトでアンティークコインを購入するのは上級者向けであるため、初心者は避けたほうが良いです。
誰でも出品できることから相場とはかけ離れた価格で出品しているケースや、最悪の場合は偽物を出品しているケースもあるからです。
アンティークコインに対する知識が豊富であり、リスクと相場を理解した上で購入するのであれば問題ないかもしれません。
しかし、知識の少ない初心者では判断が非常に難しいことから専門店を利用するようにしましょう。
アンティークコイン相場の調べ方はこちらの記事で紹介しています。
アンティークコイン相場の調べ方は? 全体の価格推移も含めて解説
イギリス金貨の偽物を避けるには?
流通しているイギリスの金貨の中には偽物が流通していることが確認されています。
金貨の購入において最もリスクが大きい偽物を避けるために、イギリス金貨の偽物にまつわる知識を紹介します。
- ブリタニア金貨の偽造防止技術
- 信頼できるコイン専門店で購入することで偽物を避けやすい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ブリタニア金貨の偽造防止技術
イギリスの地金型金貨であるブリタニア金貨は、偽物を見分けられるようにするために偽造防止技術を使用しています。
最新のブリタニアコインでは、コインの左下にあるトライデントの柄が角度を変えると南京錠に変わる加工がなされています。
他にも角度を変えると背景の波がアニメーションのように動き、偽造防止に有効なだけでなく遊び心もくすぐる技術です。
ブリタニア金貨は細かな線を幾重にも重ねることで、複雑なデザインとなっており非常に美しいコインです。
偽造防止技術とデザイン性を両立していることから、コレクターや金貨投資家から愛されています。
地金型金貨は全体の流通数が多いことからアンティークコインよりも偽物の流通数が高いと考えられていますが、偽造防止技術を理解しておくと見分けやすいといえます。
信頼できるコイン専門店で購入することで偽物を避けやすい
アンティークコインの偽物を避けるなら、オークションサイトなどで購入するのではなく、信頼できるコイン専門店を利用することで偽物を避けやすいです。
安心してアンティークコインを購入するためには、購入における保険が充実した専門店を利用することをおすすめします。
特に重視したい保険は真贋保証であり、万が一にもアンティークコインが偽物であった場合に全額買戻しの保証をしている場合は安心してコインを購入可能です。
当サイト「コインライブラリー・プリンシパル」では、コインが偽物であった場合の全額買戻し保証がついており、保険が充実しています。
まとめ
イギリスの金貨は、アンティークコイン収集や投資の入口として非常に人気があり、長い歴史と洗練されたデザインで世界的な評価を受けています。
イギリス金貨は、その美しさと資産価値の両面から、多くの人々に支持される貴重な財産といえるでしょう。
購入はアンティークコイン専門店を中心に信頼できる取引先から購入することをおすすめします。