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公開日 2023.1.25更新日 2024.5.9

金貨を換金するポイントは? 広く換金が受け付けられている金貨も紹介

保有している金貨を日本円などの現金に換金したいとき、広く換金が受け付けられている金貨であれば、最寄りの貴金属店などで問題なく換金が可能でしょう。

このとき、当日の金価格をチェックして、できる限り余裕を持って換金することが重要です。

ただし、アンティークコインなどの希少性の高い金貨を換金したい場合は、貴金属店では正しい価値で買取ができない場合もあるので、別の方法で換金することをおすすめします。

この記事では、金貨を換金するポイントについて解説し、広く換金が受け付けられている金貨も紹介します。

金貨を換金するポイント

金貨を換金するポイント

金貨を換金するポイントは3つあります。

  • 金価格が高騰しているタイミングに合わせる
  • 余裕を持って換金する
  • 確定申告で税金を納めることを忘れない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

金価格が高騰しているタイミングに合わせる

金貨を換金するときに基準となる指標には、金価格があります。

金価格は、毎日発表されており、確認することで1gあたりの金の価値が分かります。

金貨を日本円に換えるとき、利益が見込めるのは金価格が高騰したタイミングや、上昇傾向にある時期です

できる限りこのようなタイミングに合わせて換金することで、高い利益が期待できます。

金貨を高く売るためのポイントについてはこちらの記事で紹介しています。

金貨を高く売るためには? おすすめの買取方法と注意点を紹介

余裕を持って換金する

金貨の換金は長期保有を前提に余裕を持って行うことが重要です。

そのためには、金貨の購入は余裕資産の範囲内で行い、急な換金をできる限り必要としないようにしましょう。

金価格は経済状況にも左右され、何年にもわたって下落傾向になる場合もあるので、余裕を持って換金できることが損をしないことにもつながります

金貨の換金で利益を得る金投資について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

金投資のおすすめの方法を紹介! 希少性の高い金貨への投資について

確定申告で税金を納めることを忘れない

金貨の換金で利益が出た場合は、確定申告で税金を納めることを忘れないようにしましょう。

金貨の換金で得られた利益は譲渡所得として扱われ、売却価額から購入代金と手数料を引いた純利益が50万円以上であった場合に税金が発生します。

保有期間も税金の計算に考慮され、所有期間が5年未満の場合は短期譲渡所得5年以上の場合は長期譲渡所得として扱われ、下記のように計算が異なります。

  • 短期譲渡所得=売却価額–(購入代金–譲渡費用)–50万円
  • 長期譲渡所得=売却価額–(購入代金–譲渡費用)–50万円×1/2

長期譲渡所得として扱われる場合は、純利益から50万円を差し引いた上で、その2分の1が課税対象になるので、税制的に優遇される仕組みです。

金貨の換金で納税の義務が発生した場合は、譲渡所得として必ず申告するようにしましょう

金貨や、アンティークコインにかかる税金について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

アンティークコイン投資の税金とは? 購入・売却・相続にかかる税金

広く換金が受け付けられている金貨の種類

金投資を検討している方が金貨を選ぶにあたって、貴金属店を中心に広く換金が受け付けられている金貨の種類を紹介します。

すでに保有している金貨を換金しようとしている場合も、下記の金貨であれば換金には困りにくいです。

  • メイプルリーフ金貨
  • ウィーン金貨 ハーモニー
  • 天皇陛下御在位60年記念硬貨

メイプルリーフ金貨

メイプルリーフ金貨

概要 内容
発行国 カナダ
発行年 2011年
額面 10ドル
直径 20mm
重量 7.7758g(1/4oz)
品位 金999/1000

メイプルリーフ金貨は、カナダで発行されている純金の金貨であり、金投資用の金貨として知名度も信頼性も高く、広く換金が受け付けられています。

カナダを象徴するサトウカエデの葉が描かれ、裏面にはイギリスの君主であるエリザベス2世が描かれているのが特徴です。

換金のしやすさを考えれば、こちらの金貨を選んで購入するのがおすすめであり、地金型金貨を選ぶなら多くの方から選ばれている金貨になります

メイプルリーフ金貨とは? 価格を決めるポイントと購入方法をご紹介

ウィーン金貨 ハーモニー

オーストリア ウィーン金貨

概要 内容
発行国 オーストリア
発行年 1990年~
額面 2,000シリング(100ユーロ)
直径 37mm
重量 31.103g(1oz)
品位 金999/1000

ウィーン金貨 ハーモニーは、メイプルリーフ金貨とオーストラリアのカンガルー金貨と並んで世界三大金貨と呼ばれている日本でも多くの場所で換金できる地金型金貨です。

オーストリアが発行する音楽の都であるウィーンに関係する、パイプオルガンとハープ、ビオラ、バイオリン、ファゴットをレリーフにした人気も信用性も高いコインになります。

メイプルリーフとどちらを選ぶべきかについては、ウィーン金貨にしたことで換金に困るケースはほとんどないので、好みで選んでも良いでしょう

ウィーン金貨について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

ウィーン金貨 ハーモニーとは? 価格を決めるポイントを解説!

天皇陛下御在位60年記念10万円金貨

天皇陛下御在位60年記念10万円金貨

天皇陛下御在位60年記念10万円金貨

概要 内容
発行国 日本
発行年 1986年・1987年
額面 10万円
直径 30mm
重量 20g
発行枚数 1,100万枚

日本では広く買取が受け付けられている金貨には、10万円の額面を持つ天皇陛下御在位60年記念金貨が挙げられます。

こちらの金貨は現在も通用力を有する通貨として、銀行に持っていけば10万円に換金してもらえますが、現在では金価格とプレミア価値が額面を上回っている状態にあるため、10万円以上の価値が付くことが予想されます。

日本に限定されますが、銀行を含めて広く換金が受け付けられている知名度の高い金貨です

天皇陛下御在位60年記念10万円金貨をはじめとする10万円の額面を持つ金貨について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

10万円の額面を持つ金貨とは? 通貨型金貨の性質についてもご紹介

希少性の高い金貨を換金する方法

希少性の高い金貨を換金する方法

一方で、金貨のなかには上記で紹介した金貨や、そのほかの地金型金貨に該当しない性質を持つアンティークコインと呼ばれる希少性の高い金貨も紹介します。

アンティークコインは、貴金属店によっては買取を拒否される場合や、金貨の価値が分からず希少性を加味せずに査定されることもあるので注意が必要です

このような金貨は金価格だけを考えて査定するのではなく、希少性も加味して査定を行う必要があるので、専門知識のないお店では買取ができません。

希少性の高い金貨を換金する方法について見ていきましょう。

  • コイン専門店
  • オークションサイト

コイン専門店

貴金属店では買取を受け付けていないアンティークコインなどの希少性の高い金貨の買取は、アンティークコインの専門店であるコイン専門店に持っていくことで換金できます。

幅広い種類の金貨が換金できるため、金価格だけでは価値が判断できない金貨をお持ちの方は、コイン専門店に買取を依頼しましょう

具体的なコイン専門店には、オンラインでの郵送による買取の対応も可能である「コインライブラリー・プリンシパル」が挙げられます。

オークションサイト

金貨の種類に関わらず、オークションサイトに出品して、買い手が見つかれば換金することも可能です。

ただし、買取に出す金貨の相場を正しく理解する必要があり、買い手が見つからなければ換金することができません。

金貨の換金が初めての方には難しいので、基本的にはコイン専門店や、貴金属店などの店舗に頼るのが良いでしょう

金貨の換金に関するよくある質問

コインライブラリー・プリンシパル

金貨の換金に関するよくある質問をまとめました。

  • 金貨の換金はどこでできる?
  • 金貨の換金ができるコイン専門店は?

それぞれ詳しく見ていきましょう。

金貨の換金はどこでできる?

メイプルリーフ金貨、ウィーン金貨など知名度の高い純金の金貨は、貴金属店で換金が可能です。

アンティークコインのように買取価格の査定が難しい金貨は、コイン専門店に依頼することが高い価格での換金につながります

金貨の換金ができるコイン専門店は?

発行年が古く、発行枚数が限られた希少性の高いアンティークコインのような金貨は、当サイト「コインライブラリー・プリンシパル」で換金を受け付けています。

オンライン、実店舗(東京都新宿区:予約制)での対応を受け付けており、オンラインの場合はコインの郵送による査定と買取を行なう仕組みです。

当店での金貨の購入だけでなく、他店で購入した金貨の買取も受け付けており、当店で購入した金貨の換金に関しては、当店の金庫でのお預かりを選択することで可能な限り迅速な現金化をお約束しています

換金のご依頼などお問い合わせに関しましては、こちらのページからお申し付けください。

まとめ

金貨の換金について解説しましたが、まだ金貨を購入していない段階で換金方法に悩んでいる方もいるかもしれません。

興味のある金貨がアンティークコインの場合は、コイン専門店で購入し、預かりから換金まで完結している店舗を利用するのが良いでしょう。

金貨の換金を前提にアンティークコインに投資をするアンティークコイン投資について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

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この記事の著者

アンティークコイン ジャーナル編集部

英国王室シリーズから古代コインまで、幅広い年代のコインの紹介だけではなく、試鋳貨、造幣局による違い、彫刻家、リストライク、などアンティークコインの魅力や楽しめる知識をフラットに情報提供している。編集長は、英国王室コインと、動物コインシリーズが好き。

アンティークコイン ジャーナル編集部

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