ウィンザー朝の現在のイギリス王室は、1901年から第一次世界大戦の影響でハノーヴァー朝から改称され現在まで続きます。
ジョージ5世から始まり、特にエリザベス2世女王陛下による治世はイギリス王室の歴史の中でも最も長いです。
この記事では、イギリス王室の歴史について解説した上で、金貨・銀貨・記念コインなどさまざまなアンティークコインを紹介します。
この記事のポイント
・イギリス王室の希少なアンティークコインをご紹介
イギリス王室の歴史について
イギリス王室(ロイヤルファミリー)は、イギリスの国王(女王)およびその家族のことを指します。
下記の表ににイギリス王室のメンバーを役職と王位継承順位(記事執筆時点)をまとめました。
役職 | 人物 | 王位継承順位 |
ウィンザー朝第5代国王 | チャールズ3世 | 国王 |
王妃 | カミラ | - |
プリンス・オブ・ウェールズ | ウィリアム | 1位 |
プリンセス・オブ・ウェールズ | キャサリン | - |
プリンス・オブ・ウェールズの生母 | ダイアナ | - |
第1王子 | ジョージ | 2位 |
第1王女 | シャーロット | 3位 |
第2王子 | ルイ | 4位 |
サセックス公爵 | ヘンリー | 5位 |
サセックス公爵夫人 | メーガン | - |
サセックス公爵第1男子 | アーチー | 6位 |
サセックス公爵第1女子 | リリベット | 7位 |
ヨーク公爵 | アンドルー | 8位 |
ヨーク公爵夫人 | サラ・ファーガソン | - |
ヨーク公爵第1王女 | ベアトリス | 9位 |
ベアトリス王女の娘 | シエナ | 10位 |
ヨーク公爵第2王女 | ユージェニー | 11位 |
ユージェニー王女の息子 | オーガスト | 12位 |
ユージェニー王女の息子 | アーネスト | 13位 |
ウェセックス公爵 | エドワード | 14位 |
ウェセックス公爵夫人 | ソフィー | - |
セヴァーン子爵 | ジェームズ | 15位 |
ウェセックス伯爵第1王女 | ルイーズ | 16位 |
プリンセス・ロイヤル | アン | 17位 |
プリンセス・ロイヤルの夫(1973年~1992年) | マーク・フィリップ | - |
プリンセス・ロイヤルの夫(1992年~) | ティモシー・ローレンス | - |
イギリス王室では、2013年に約300年ぶりに法律改正を行い、王位継承を男子優先から長子優先に移行したため、2013年以降に生まれた女子(シャーロット、リリベット)はその後に男子が誕生しても順位が変動しません。
上記の王族にの生い立ちや歴史、おすすめのコインについて詳しく知りたい方はリンク先の個別記事も参照してください。
それでは、イギリス王室の歴史について詳しく解説します。
イギリス王室の歴史はいつから始まった?
そもそもイギリスとは、イングランド、スコットランド、北アイルランド、ウェールズの4つの国から成り立つ国です。
スコットランドがイングランドに統合されたのは1707年であり、現在のイギリスという体制になったのはイングランドの長い歴史から見れば近年のことになります。
イギリス王室の起源を考えるならイングランド王室の起源を考えるのが自然になりますが、正確な所は分からないのが現状です。
イギリスのブリテン島は8,500年前には大陸から分離していたといわれていますが、この時代には文字がないため歴史資料はほとんどありません。
正確な始まりは分かりませんが、ブリテンの王朝の歴史について下記にまとめました。
年代 | 王朝 |
1066年~1154年 | ノルマン朝 |
1154年~1399年 | プランタジネット朝 |
1399年~1485年 | ランカスター朝(ヨーク朝) |
1485年~1603年 | テューダー朝 |
1603年~1714年(スコットランド:1371年~1714年) | ステュアート朝 |
1714年~1901年 | ハノーヴァー朝 |
1901年以降 | ウィンザー朝 |
イギリス王室におけるウィンザー朝の歴史
一般的にイギリス王室を指すのは上記で紹介した王朝の中でもウィンザー朝になります。
1901年に、ヴィクトリア女王とドイツの由緒正しき家柄であるアルバートの嫡男であったエドワード7世が王位を引き継ぎました。
しかし、1917年に第一次世界大戦が開戦したとき現在の王朝は対戦相手のドイツ由来の家名であったことから、国民が悪感情を抱く可能性がありました。
当時の国王ジョージ5世が家名をウィンザー家に改称し、新しくウィンザー朝の歴史が始まることとなります。
ウィンザー朝では、下記の5人の君主が現在まで国を治めてきました。
年代 | 人物 |
1917年~1936年 | ジョージ5世 |
1936年 | エドワード8世 |
1936年~1952年 | ジョージ6世 |
1952年~2022年 | エリザベス2世 |
2022年~ | チャールズ3世 |
ジョージ5世は第一次世界大戦の時代に国王として国を導き、誕生時には王位継承順位は2位でしたが兄のアルバート・ヴィクターが亡くなったため即位した経緯があります。
ジョージ5世の長子であるエドワード8世は、1936年に即位してすぐに既婚者のウォリス・シンプソンと結婚するために王位を放棄した王冠を賭けた恋が有名です。
エドワード8世の弟であるジョージ6世は兄の代わりに国王に即位することになりましたが、第二次世界大戦では吃音症を克服してスピーチで士気を高めました。
そして、ジョージ6世の第1王女であるエリザベス2世が1952年に即位し、2022年のプラチナ・ジュビリーを受賞した在位70年を迎えた後に長きに渡った歴史に幕を閉じます。
チャールズ3世は73歳で即位しており、国王最高齢即位の記録を更新しました。
歴代のイギリス王室の君主にはさまざまなアンティークコインが発行されているので、君主たちの歴史やアンティークコインについて知りたい方は上記のリンク先をチェックしましょう。
イギリス王室、歴代最長の在位期間であるエリザベス女王
画像引用:https://www.royal.uk/her-majesty-the-queen
ウィンザー朝だけでなく、現在のイギリス王室において歴代最長の在位期間である君主がエリザベス2世女王陛下です。
在位60周年を記念したダイヤモンド・ジュビリーを迎えた君主は、エリザベス2世とヴィクトリア女王のみになります。
エリザベス2世は競馬や乗馬などの馬好きとして知られており、代表的な功績も競馬に関わるものです。
イギリスの競馬の法人組織であるジョッキークラブに法的基盤を与え、現在では日本を含めた世界中でエリザベス2世の名前を冠するレースが開催されるようになりました。
子供や孫にも乗馬を教えており、娘のアン王女は王族でありながらオリンピックに出場するほどの実力者です。
在位中に発生した王室におけるスキャンダルや事件に対しては、国民感情に配慮しながら王室の信頼回復に務めました。
在位70周年を記念するプラチナ・ジュビリーを唯一受賞した君主であり、受賞をしたその年に崩御しました。
イギリス王室の希少性の高いおすすめ金貨4選
ここまで、イギリス王室の歴史について解説しましたが、イギリス王室のコインはアンティークコイン初心者にもおすすめの収集テーマです。
特にエリザベス2世のコインはコイン収集家の間でも有名であり、5ポンド金貨や、キャットコインなどエリザベス2世のコインだけでさまざまな種類があります。
それでは、イギリス王室の希少性の高い金貨を見ていきましょう。
- エリザベス2世 5ポンド金貨 1980年
- エリザベス2世 ウナとライオン 200ポンド金貨 2019年
- エリザベス2世 5ポンド金貨 ダイアナ妃追悼記念 1999年
- ジョージ4世 5ポンド金貨 1826年
エリザベス2世 5ポンド金貨 1980年
発行国 | イギリス |
発行年 | 1980年 |
額面 | 5ポンド |
グレード | Proof FDC |
直径 | 36mm |
重量 | 39.94g |
品位 | 917/1000 |
発行枚数 | 10,000枚 |
状態 | 完全未使用 |
イギリス王室の金貨の中でも最も知名度が高く、希少性と資産性に優れるコインがこちらの5ポンド金貨です。
表面はエリザベス2世の右向き肖像、裏面は聖ジョージの竜退治がデザインされています。
しかし、こちらの5ポンド金貨は裏面のデザインやエリザベス2世の肖像を変えて、さまざまなバリエーションで発行されています。
それがエリザベス2世の5ポンド金貨シリーズであり、コイン収集家の間でも知名度の高い収集テーマです。
エリザベス2世の5ポンド金貨について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
エリザベス2世の5ポンド金貨おすすめ10選!希少性のあるコインを紹介
エリザベス2世 ウナとライオン 200ポンド金貨 2019年
発行国 | イギリス |
発行年 | 2019年 |
額面 | 200ポンド |
グレード | - |
直径 | 40mm |
重量 | 62.42g |
品位 | 99.9% |
発行枚数 | 225枚 |
状態 | - |
ウナとライオンはウィリアム・ワイオンが産んだ最高傑作であり、世界で最も美しいコインと呼ばれることもあります。
反対の面にはエリザベス2世の右向き肖像画描かれたこちらのコインは希少性も美しさもトップクラスであり、イギリス王室におけるトップクラスの資産価値を持つコインを挙げるなら欠かせません。
手元に置くことができれば鑑賞するだけでも満足のいく商品であり、資産防衛にも利用できることでしょう。
世界的に評価されるウィリアム・ワイオンの凄さは? 代表作のアンティークコインをご紹介
エリザベス2世 5ポンド金貨 ダイアナ妃追悼記念 1999年
発行国 | イギリス |
発行年 | 1999年 |
額面 | 5ポンド |
グレード | PR66DCAM |
直径 | 38mm |
重量 | 不明 |
品位 | 不明 |
発行枚数 | 7,500枚 |
状態 | 完全未使用 |
エリザベス2世の治世におけるイギリス王室の代表的な人物を挙げるならダイアナ妃という人も多いのではないでしょうか。
イギリス王室において最も人気の高い王妃といわれた彼女が逝去したとき多くの人が悲しみに暮れました。
ダイアナ妃を追悼する目的で作られたのがこちらの5ポンド金貨であり、表面にはダイアナ妃の肖像、裏面にはエリザベス2世の肖像が描かれています。
ダイアナ妃が描かれたコインがほとんどないことから、エリザベス2世の5ポンド金貨の中でも人気の金貨です。
ジョージ4世 5ポンド金貨 1826年
発行国 | イギリス |
発行年 | 1826年 |
額面 | 5ポンド |
グレード | Proof EF |
直径 | 38mm |
発行枚数 | 150枚 |
ジョージ4世は、イギリスのハノーヴァー朝の国王であり、贅沢王・借金王と呼ばれていることから政治においては不適格であったといわれている君主です。
しかし、多くの画家・彫刻家・建築家のパトロンとなり、イギリスの芸術史に多大な貢献をした人物であるため、分野が異なれば評価も大きく変化する国王といえるでしょう。
ウィンザー城・バッキンガム宮殿の改築、ロイヤルパビリオンの建造など、現在のイギリスの礎を築いた建築物はジョージ4世の時代に造られています。
また、イギリスのアンティークコインを収集しているなら知っている人も多い「セントジョージの竜退治」のデザイナーであるベネディット・ピストルッチをイタリアから招きました。
表面はウィリアム・ワイオンが描くジョージ4世の肖像であり、裏面はジャン・バッティスト・マーレンによるロイヤルアームの紋章デザインです。
発行枚数はわずか150枚の希少な金貨であり、こちらのコインには製造時にできたと考えられるエッジへの傷があります。
グレーディング会社によって傷や摩耗と判断される可能性がありますが、通常、製造時にできたエラーであればコインの希少性をさらに高めるものとして評価されることが多いです。
イギリス王室のレア度の高いおすすめ銀貨4選
金貨と比較して銀貨は価格が安くなりやすく入手しやすいため、アンティークコイン投資の投資対象としても人気です。
イギリス王室の銀貨でレア度が高くおすすめの種類を4つ紹介します。
- ヴィクトリア女王 ゴシッククラウン銀貨 1847年
- エリザベス2世 ブリタニア 2ポンド1オンスプルーフ銀貨 2021年
- ジョージ6世 クラウン銀貨 1937年
- エドワード8世 ファンタジー クラウン銀貨 復刻銀メダル 1937年
ヴィクトリア女王 ゴシッククラウン銀貨 1847年
発行国 | イギリス |
発行年 | 1847年 |
額面 | 5シリング |
グレード | PF64 CAM |
直径 | 38mm |
発行枚数 | 8,000枚 |
状態 | Proof FDC |
ヴィクトリア女王の即位10周年を記念して製造されたこちらの銀貨は、日本ではゴシクラの愛称で親しまれる有名なアンティークコインのゴシッククラウン銀貨です。
ウィリアム・ワイオンの晩年の最高傑作といわれており、若き日のヴィクトリア女王の肖像が描かれています。
女王の衣装と装飾品にはゴシック様式の影響が見られることから、ゴシッククラウン銀貨と呼ばれます。
1847年に8,000枚が発行されましたが、1853年に460枚新たに鋳造されており、総発行枚数10,000枚以下の希少な銀貨です。
イギリス王室のアンティークコインの銀貨を代表するコインであり、銀貨でアンティークコインを探すなら真っ先にチェックしたいところです。
ゴシッククラウン銀貨を探す
エリザベス2世 ブリタニア 2ポンド1オンスプルーフ銀貨 2021年
発行国 | イギリス |
発行年 | 2021年 |
額面 | 2ポンド |
グレード | 不明 |
直径 | 38.61mm |
重量 | 31.21g |
品位 | 不明 |
発行枚数 | 不明 |
状態 | 未使用 |
女戦士が描かれるブリタニアシリーズのコインは、アンティークコインのデザインの中でも人気の商品です。
こちらのコインは女戦士とライオンが正面を向いているのが特徴であり、奥行きを感じられるため芸術性が非常に高い商品になります。
裏面にはエリザベス2世の右向き肖像画描かれており、数あるエリザベス2世の銀貨の中でも魅力的な1枚です。
ジョージ6世 クラウン銀貨 1937年
発行国 | イギリス |
発行年 | 1937年 |
額面 | 5シリング |
グレード | MS 63 |
直径 | 不明 |
重量 | 不明 |
品位 | 不明 |
発行枚数 | 不明 |
状態 | 未使用 |
イギリスの国王の中でも端正な顔立ちで知られるジョージ6世には、現代においても多くの愛好家がいます。
5シリングの通貨はジョージ6世の時代では流通しておらず、記念通貨として発行されたものです。
クラウン銀貨は大型で見栄えがよいことからコレクター人気が高い商品となっています。
エドワード8世 ファンタジー クラウン銀貨 復刻銀メダル 1937年
発行国 | イギリス |
発行年 | 1937年(1955年) |
額面 | 5シリング |
グレード | PF 66 CAMEO |
直径 | 不明 |
重量 | 不明 |
品位 | 不明 |
発行枚数 | 不明 |
状態 | 不明 |
エドワード8世は、1936年に王位の座を捨てて一人の女性との恋愛を選んだ王冠を賭けた恋で有名な国王です。
こちらの銀貨は、後年1955年に発行されたファンタジークラウン銀貨になります。
エドワード8世の在位期間はわずか325日であることから、ほとんどコインが存在しないためレア度が高いです。
イギリス王室の代表的な記念コイン
次にイギリス王室の代表的な記念コインを紹介します。
- ジョージ5世 戴冠記念金メダル ジョージ5世&メアリー王妃 1911年
- ジョージ6世 戴冠記念金メダル ジョージ6世&エリザベス王妃 1937年
- ウィリアム王子 結婚記念 ソブリン金貨 2010年
ジョージ5世 戴冠記念金メダル ジョージ5世&メアリー王妃 1911年
発行国 | イギリス(ロイヤルミント) |
発行年 | 1911年 |
額面 | - |
グレード | PF UNC |
直径 | 51mm |
重量 | 86.3g |
品位 | 不明 |
発行枚数 | 不明 |
状態 | 完全未使用 |
ジョージ5世の戴冠記念に作られた金メダルで、ジョージ5世の妃であるメアリーと共に描かれています。
表面はジョージ5世、裏面はメアリー王妃の左向き肖像で、作者はバートラム・マッケンナルです。
正確な発行枚数は分かりませんが、500枚以内であると考えられてるため希少価値が高い記念コインです。
ジョージ5世の時代の王妃であるメアリーについて知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
メアリー王妃のコインは希少性が高い? 王太后時代の歴史も解説
ジョージ6世 戴冠記念金メダル ジョージ6世&エリザベス王妃 1937年
発行国 | イギリス(ロイヤルミント) |
発行年 | 1937年 |
額面 | 5ポンド |
グレード | Proof UNC |
直径 | 57mm |
重量 | 不明 |
品位 | 不明 |
発行枚数 | 274枚 |
状態 | 完全未使用 |
エリザベス王妃は、ジョージ6世時代の王妃でありエリザベス2世の母親です。
表面にジョージ6世、裏面にエリザベス王妃を描いた肖像の作者はパーシー・メットカルフェになります。
こちらの記念メダルも発行枚数が非常に少なく高い資産価値を持つ一枚です。
イギリスの王朝には、テューダー朝のエリザベス1世、ウィンザー朝のエリザベス2世とエリザベス王妃の3人のエリザベスがいます。
3人のエリザベスの生い立ちと歴史に加えておすすめのコインはこちらの記事で紹介しています。
エリザベスのおすすめコイン10選! 3人のエリザベスの生い立ちを紹介
ウィリアム王子 結婚記念 ソブリン金貨 2010年
発行国 | イギリス |
発行年 | 2010年 |
額面 | 1ポンド |
グレード | - |
直径 | 22.00mm |
重量 | 7.98805g |
品位 | 0.9167 |
発行枚数 | 450枚 |
状態 | - |
2011年にウィリアム王子とキャサリン妃はバッキンガム宮殿で結婚しますが、こちらは結婚を記念して作られた記念切手とソブリン金貨のセットです。
ソブリン金貨の価値は約47,700円と価値が担保されており、加えて発行枚数が450枚と少ないことからアンティークコイン投資にも適した記念コインになります。
また、チャールズ皇太子とダイアナ妃が結婚した際にも同様の記念メダルと記念切手のセットが販売されています。
イギリス王室で人気のセットコイン
コインは単体ではなくセットで保有するとより資産価値が増す商品も存在します。
イギリス王室における人気のセットコインは下記の通りです。
- エリザベス2世 5ポンド金貨 ザ・タワーオブロンドンシリーズ4枚セット 2019年
- エリザべス2世 ソボレン金貨500周年記念4枚セット 1989年
エリザベス2世 5ポンド金貨 ザ・タワーオブロンドンシリーズ4枚セット 2019年
発行国 | イギリス |
発行年 | 2019年 |
額面 | 5ポンド |
グレード | Proof FDC |
直径 | 38.61mm |
重量 | 不明 |
品位 | 不明 |
発行枚数 | 325セット |
状態 | 完全未使用 |
1000年近くにわたり英国王室権威のである世界遺産ロンドン塔はにまつわる4つのテーマでデザインされたエリザベス2世のコインセットです。
右上からレイブンマスター、クラウンジュエル、右下から鍵の儀式、ヨーマン・ウォーダーズの4枚になります
このセットは325組限定で販売されていますが、単体での販売を含めると各コインの最大発行枚数は385枚です。
エリザべス2世 ソボレン金貨500周年記念4枚セット 1989年
発行国 | イギリス |
発行年 | 1989年 |
額面 | 5ポンド/2ポンド/1ソボレン/ 1/2ソボレン |
グレード | 5ポンド:PF69 UltraCameo 2ポンド:PF70 UltraCameo 1ソボレン:PF70 UltraCameo 1/2ソボレン:PF70 UltraCameo |
直径 | 36.02mm /28.39mm /22.04mm /19.29mm |
重量 | 不明 |
品位 | 不明 |
発行枚数 | 5,000セット |
状態 | 完全未使用 |
テューダー朝最初の王であるヘンリー7世の時代に初めてソブリン金貨が発行されています。
ソブリン金貨が発行されてから500周年を記念して、5ポンド・2ポンド・ソブリン・1/2ソブリン金貨の4枚セットが販売されました。
横向きに描かれることが多いエリザベス2世の肖像ですが、こちらのコインは玉座に座るエリザベス2世の正面像を描いた珍しいコインです。
裏面には、テューダー朝を象徴する薔薇の絵が描かれています。
編集部が選ぶイギリス王室のおすすめコイン
最後に、アンティークコインジャーナル編集部が選ぶおすすめのコインを紹介します。
- エリザベス2世 10ポンド金貨 ヴィクトリア女王とアルバート公 2019年
- エリザベス2世 クラウン金貨(マン島キャットコイン) 2004年
エリザベス2世 10ポンド金貨 ヴィクトリア女王とアルバート公 2019年
発行国 | イギリス |
発行年 | 2019年 |
額面 | 10ポンド |
グレード | Proof FDC |
直径 | 50mm |
重量 | 不明 |
品位 | 不明 |
発行枚数 | 70枚 |
状態 | 完全未使用 |
エリザベス2世とハノーヴァー朝のヴィクトリア女王とアルバート公が描かれた希少価値の高い10ポンド金貨になります。
表面のエリザベス2世の肖像はジョディ・クラークが手掛けたものであり、裏面のヴィクトリア女王とアルバート公の肖像はウナとライオンを手掛けたウィリアム・ワイオンによるデザインです。
1851年に世界初の万国博覧会がロンドンのハイド・パークで開催されましたが、裏面のデザインは当時の公式記念メダルを復刻させたものになります。
直径50mmを超える見栄えのいい大型金貨は鑑賞にも最適で、資産防衛にも優秀なおすすめの商品です。
ヴィクトリア女王のおすすめ金貨・銀貨7選 ウナとライオンを含むコインを紹介
エリザベス2世 クラウン金貨(マン島キャットコイン) 2004年
発行国 | イギリス |
発行年 | 2004年 |
額面 | 5シリング |
グレード | UNC |
直径 | 38mm |
重量 | 不明 |
品位 | 不明 |
発行枚数 | 不明 |
状態 | 準未使用 |
キャットコインは1988年からマン島で発行される金貨の総称であり、コインの中でも人気のシリーズです。
表面にエリザベス2世の左向き肖像が描かれ、裏面はトンキニーズという品種の猫がデザインされています。
他にもスコティッシュフォールドやメイクーンなど種類が沢山あり、猫好きの方であれば好きな品種や飼っている猫と同じコインがあるかもしれません。
アンティークコインや、アンティークコインを対象にした投資に興味があっても、歴史にあまり興味がない方もいることでしょう。
キャットコインを含む生き物シリーズは歴史に興味がない方でも集めやすく、発行枚数が多いコインも多いことから初心者向けの収集テーマです。
鑑賞するだけでも楽しいキャットコインは、動物好きの方におすすめのコインになります。
マン島キャット金貨の特集ページを公開しています。
イギリス王室のアンティークコインでよくある質問
最後に、イギリス王室のアンティークコインでよくある質問をまとめました。
- イギリス王室のコインを製造するロイヤルミント(イギリス王室造幣局)とは?
- イギリス王室のコインが購入できるおすすめの販売業者は?
- 希少価値の高いイギリス王室のコインの買取を依頼するならどこがいい?
それぞれ詳しく解説します。
イギリス王室のコインを製造するロイヤルミント(イギリス王室造幣局)とは?
ロイヤルミント(イギリス王室造幣局)は、イギリスの硬貨の製造・造幣を行う機関です。
起源は886年のアルフレッド大王の治世下であったといわれており、2010年に現在のロイヤルミント社となり、イギリス大蔵省と独占契約を結んでいます。
イギリスで発行されたコインは、ロイヤルミントによって製造されており、今回紹介したほとんどのコインがロイヤルミント製です。
イギリス王室のコインが購入できるおすすめの販売業者は?
イギリス王室のコインはオンラインショップ、オークションサイトなどさまざまな場所で購入できます。
しかし、アンティークコイン初心者で最も懸念される点は、コインの適切な相場が分からないまま信頼性の低い取引先からコインを購入して相場よりも高い価格で売りつけられてしまうことです。
上記のような事態は、信頼性の低いオークションサイトなどを利用することで起こりやすいです。
イギリス王室のコインを購入するなら古物商許可証を取得し、カタログやオークションログを基にした適切な価格設定を行う販売業者を選ぶことをおすすめします。
当サイトの「コインライブラリー・プリンシパル」では、上記の条件を満たした上で万が一コインが偽物であった場合でも真贋を永久保証する永久買戻し保証が付いているので安心して購入できます。
希少価値の高いイギリス王室のコインの買取を依頼するならどこがいい?
一方で、イギリス王室のコインの売却を検討している場合も当サイトで買取を受け付けています。
コインの鑑定・買取を実施しており、高価買取かつ迅速な現金化を目指します。
また、当サイトにコインを出品できますので、詳しく知りたい方はこちらのページからお問い合わせください。
まとめ
イギリス王室の歴史とおすすめのアンティークコインを紹介しました。
コインの収集テーマとしてもメジャーなイギリス王室のコインは、アンティークコイン投資にも適したコインが数多く存在します。
見栄えが美しくデザインのいいコインも多いので、コレクションして楽しんでみてください。