2023年9月27日(水)~10月10日(金)、株式会社クレア・ライフ・パートナーズ社員数名が、スコットランドを訪問しました!
スコットランド視察では、かねてからのお客様の要望にお応えして、通常は高いセキュリティのために公開されていない保税倉庫(一時的に関税の徴収が免除された貨物を保管する倉庫)を特別に訪問!
それらの保税倉庫には、お客様6名の所有するカスク(樽)が保管されており、お客様と共に直接目で見て、手で触れて、現物の樽を確認してきました!
まずは、エディンバラ中心部から車で約40分、ファイフ地域に建つ「Auchtermuchty Bond」。
小さいながらも、洗練された雰囲気の倉庫です。2020年に設立されたばかりですが、樽の熟成にベストな環境整備と、効率的なカスクの管理で知られています。
同敷地内には、シングルカスクのボトリングホールも併設されていました。
こちらの保税倉庫では、お客様のストイーシャ(ブナハーブン蒸溜所)のカスクを確認!
訪問した2023年9月は、そのカスクが10年目を迎える記念すべき年でした。お客様自ら、カスクの栓を抜いてテイスティングを楽しみました。
次に、圧巻の保税倉庫「Lowland Bond」へ!2万樽ものカスクを保管できるというこちらの倉庫は、世界有数の高さを持つことでも知られています。
ウイスキーサンプルの抽出、リラック(樽の中の原酒を、一つの樽から、別の樽へと移し替えること)、およびリゲージ(再測定)を迅速かつ効率的に行うため、オーダーメイドで作成したラック型ストレージを導入したそう。最先端の技術を用いて、カスクオーナーにプレミアムな樽の管理サービスを提供しています。
豊富な樽のサイズや種類を取り揃え、リラックやボトリング時のブレンディングといったクライアントの希望にも、迅速に対応が可能です。
3か所目には、グラスゴーから北西に30分のダンバートン地域に位置する、Complete Cask Management社が管理する保税倉庫を見学!管理人のレイチェルさんが丁寧にご案内して下さいました。
最高品質のスコッチウイスキー造りを何よりも大切にし、保税倉庫の提供からボトリングまで一手に担っています。
現地では、クレア・ライフ・パートナーズの社員自ら、今回リクエストのあったお客様6名分のサンプルを抽出しました。
こちらの保税倉庫にはなんとBarも併設されており、エンジェルズシェア(熟成中、樽内のウイスキーが蒸散して原酒の量が少しずつ減ってく事象)によって揮発したウイスキーの香りが漂う空気の中で味わうウイスキーは格別で、心も体もウイスキーに浸ることが出来ました。
最後に、念願のボトリングホールを訪問!
こちらでは、ウイスキーが私たちの手元に届く前に行われる「ボトリング」プロセスについて学びました。
熟成を終えたカスクがボトリング専門の工場に運ばれ、品質検査、瓶詰、ラベル貼り、栓閉めなど多くの工程が一度に行われます。見慣れない多くの機械と、次々とウイスキーボトルが生み出されていく様子は、まさに感動でした!
今回の視察を通じ、ウイスキーという国の一大産業に、多様な形で、多くの人々がウイスキーに携わっていることを改めて実感しました。
国を上げて保護され、これからも更なる成長を続けるウイスキー業界。2022年度には、スコッチウイスキーの輸出額は約1兆円(62億ポンド)を突破し、途上国における高所得層の増加と共に、更なる市場の拡大が見込まれています。
参考:https://cask-investment.com/media/news/scotch-whiskey-exportation/
いかがだったでしょうか? 本記事では公開できていない情報や写真がまだまだございますので、ご興味のあるお客様はぜひ、担当者へご連絡いただき、直接ご紹介ができれば幸いです。
今後とも、お客様にウイスキー樽の魅力をお届けすべく全力で邁進して参りますので、引き続きよろしくお願いいたします!
イギリス視察でお世話になった皆様、改めましてありがとうございました!
株式会社クレア・ライフ・パートナーズ 一同
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