金利
8【第9章】経済と景気・物価・金利のまとめ
景気・物価・金利の復習まず、第7章と第8章、並びに、金利についての復習から始めます。景気循環(第7章の復習)私たちが現実に経験している経済は、消費や生産活動が活発に行われている「好景気」と、反対に消費が低迷し生産活動が停滞している「不景気」の状態があります。好景気のピークを「景気の山
【コラム-7】長期金利変動許容上限を0.25%から0.5%へ引上げ!
世界中が驚き、マーケットは大混乱12月20日、今年最後の金融政策決定会合で、日本銀行の異次元金融緩和政策の極めつきともいえる「イールドカーブコントロール(YCC)」における長期国債(10年)の金利変動許容上限を0.25%から0.5%へ引上げることを決定しました。金融政策決定会合後の黒田日
イールドカーブが示唆することとは?
はじめに2022年のグローバルマーケットでは、「イールドカーブ」に注目する話題が多く出てきました。経済の変革期や市場の転換点において、「イールドカーブ」の形状の変化は、多くの重要なシグナルを私たちに送り続けてくれます。言い換えれば、マーケットの力が、「イールドカーブ」の形状を演出し、経済
【第5章】債券と金利の関係は?
いつもの通り、第4章のクイズの回答から始めましょう。クイズ(第4章クイズ)金利は「お金の賃借料」と学びました。この賃借料が値上がりすると「金利」は上がります。金利が上がると、困る人(損をする人)はどういう人でしょう。ヒント:住宅ローンがある人はどうでしょう?回答変動金利型の住宅ローンを持
【第4章】 金利のいろいろ
いつものように第3章のクイズの回答から始めましょう。クイズ(第3章クイズ)クレジットカードを作成する際、名前や住所だけでなく、年齢、職業や年収なども申込書に記入する等、申告する必要があります。何故でしょう?ヒント:プリペイドカードを作成するときには原則これらの申告は不要となります。答え(第3
世界を動かすFRB(通称FED) ~アメリカの金融政策のメカニズムとグローバルインパクト
FRB(FED)の利上げ(2022年)2022年3月、アメリカの連邦準備理事会は、それまで約2年間続けてきたゼロ金利政策から利上げ方針へと大きく政策転換の舵を切りました。3月16日に0.25%の利上げを発表して以来、9月までに5回、大幅かつ急激な利上げを継続しています。(表1参照)(
<基礎>【資形-6】長期資産形成の神髄は複利型の運用~利息、配当金、分配金等の再投資
単利と複利以下の預入期間3年のスーパー定期預金(多くの銀行で取り扱いしています)を事例として、単利と複利の基本的な計算方法、及び、それぞれのメリット等について以下ご説明します。事例 預入期間3年のスーパー定期預金・利息:年率2%(説明のための仮想レート:現時点では非現実的な水準です)
世界の注目を浴びる日銀の金融政策 ~異次元金融緩和の継続~
欧米主要各国の中央銀行がインフレ阻止をめざし次々と自国通貨の政策金利を上げる動きのなか、先進国で唯一、日本銀行(”日銀“:黒田総裁)だけがいわゆる異次元金融緩和を継続しています。結果としてPOINT・急激な円安の進行(2022年3月~9月でほぼ30円の円安)・日本国債市場の歪み拡大グ