記事一覧
新着記事の順番で全ての記事が閲覧出来ます。
記事数
121
【コラム-6】財政規律の重視と市場メカニズムの再認識を!
2022年10月28日、政府は総合経済対策を閣議決定しました。物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策として、2022年度第2次補正予算案で29兆円規模の財政支出を想定し、その大半の22.8兆円を国債の新規発行で賄う計画であるとのことです。国債残高はGDP比2倍の1,000兆円越え財
<基礎>【税金-9】住民税の基本的しくみ
住民税について住民税とは?住民税とは地方税の一種で、都道府県が課税する道府県民税(東京都は都民税)と、市区町村が課税する市区町村民税の総称です。教育、福祉、救急、ゴミ処理など、地方自治体が提供する公共サービスをまかなうために使われます。住民税の構成は?住民税は、「均等割」と「所得
<実用>【年金-5】公的年金~将来の受取額のイメージを持っておきましょう!
本稿は、公的年金制度における、老齢基礎年金及び老齢厚生年金について解説いたします。受給要件、受給額計算の概略を理解した上で、年収・加入期間別の受給額の概算、および、家族構成の典型例による世帯全体での受給金額の概算をご覧にいただきます。ご自身が将来受け取る年金額は、凡そどれくらいの金額なのか、
【第4章】 金利のいろいろ
いつものように第3章のクイズの回答から始めましょう。クイズ(第3章クイズ)クレジットカードを作成する際、名前や住所だけでなく、年齢、職業や年収なども申込書に記入する等、申告する必要があります。何故でしょう?ヒント:プリペイドカードを作成するときには原則これらの申告は不要となります。答え(第3
【コラム-5】「人への投資」~リスキリング、リカレント、そして、金融リテラシー教育
企業の人材投資や個人の社会学習等の国際比較以下は、本年2月「経済産業省の取組」と題したペーパーからの抜粋資料です。https://www.mhlw.go.jp/content/11801000/000894640.pdfまずは、以下の統計データをご覧ください。日本企業のOJT以外
世界を動かすFRB(通称FED) ~アメリカの金融政策のメカニズムとグローバルインパクト
FRB(FED)の利上げ(2022年)2022年3月、アメリカの連邦準備理事会は、それまで約2年間続けてきたゼロ金利政策から利上げ方針へと大きく政策転換の舵を切りました。3月16日に0.25%の利上げを発表して以来、9月までに5回、大幅かつ急激な利上げを継続しています。(表1参照)(
【第3章】お金はどうやって動くの?(お金の決済のしくみ)
先ずは、第2章のクイズの回答から始めましょう。クイズ(第2章クイズ)銀行は、金融の仕組みの中心的存在で、私たちの経済活動において、以下2つの機能があることを学びました。1. お金を預かる機能2. お金を貸し出す機能さて、もう一つ金融の仕組みの中で、銀行が担う重要な機能は何だと思います
<基礎>【資形-6】長期資産形成の神髄は複利型の運用~利息、配当金、分配金等の再投資
単利と複利以下の預入期間3年のスーパー定期預金(多くの銀行で取り扱いしています)を事例として、単利と複利の基本的な計算方法、及び、それぞれのメリット等について以下ご説明します。事例 預入期間3年のスーパー定期預金・利息:年率2%(説明のための仮想レート:現時点では非現実的な水準です)
【コラム-4】伝家の宝刀は抜かれたが・・ 24年ぶりの為替介入
9月22日、財務省は東京外国為替市場で24年ぶりの為替介入の操作を日銀に指示しました。2.8兆円規模とみられる額のドル売り円買いを実施しました。折しも、日銀総裁が金融政策決定会合後の記者会見で、異次元金融緩和の継続を発表している最中、1ドル=145円を超え円安が進んでいた場面でした。マー
ライフマネーラボの基本コンセプトとコンテンツ構成~『4つの柱』と『7つの扉』
ライフマネーラボの『4つの柱』ライフマネーラボが最終的に目指すゴールは「皆さまに豊かで充実した人生をおくっていただくこと」です。その実現のため、ライフマネーラボは『4つの柱』を基本コンセプトとして構築して参ります。第1の柱ライフマネー(※)に関する知識や知恵、そしてノウハウを蓄積