税金の意義と役割
税金とは?
年金、医療などの社会保障・福祉や、水道、道路などの社会資本整備、 教育や警察、消防、防衛といった公的サービスは、私たちの豊かな暮らしには欠かせないものですが、その提供には多額の費用がかかります。
こうした「公的サービス 」は、例えば、警察や防衛のように特定の人だけのために提供することが困難なものや、社会保障や教育など費用負担が可能な人への提供のみでは社会的に不適当なものとなってしまいます。また、これらを民間サービスのみに依存すると、必要な水準のサービスが提供されなくなってしまいます。
このため、こうしたサービスの費用を賄うためには、みなさんが納める税金を財源として、公的に実施しなければならないのです。
このように、みんなが互いに支え合い、共によりよい社会を作って いくため、公的サービスの費用を広く公平に分かち合うことが必要となります。
「もっと知りたい税のこと」(令和4年6月 財務省)より引用
https://www.mof.go.jp/tax_policy/publication/brochure/zeisei0406_pdf/index.html
税金の役割
税金の三原則
一言で「公平」といっても、様々な指標があり、人それぞれの置かれている環境により捉え方は変わります。
こうした点に配慮するとともに、経済社会の構造変化に対応した税制を築いていく必要があります。
「税」の分類と種類
何に税負担を求めるか?
誰が課税主体か
POINT・国が課税主体 ⇒ 国税
・都道府県・市町村が課税主体 ⇒ 地方税
国税 | 地方税 | |
所得課税 | 所得税 法人税 地方法人税 特別法人事業税 復興特別所得税 | 住民税 事業税 |
資産課税 | 相続税・贈与税 登録免許税 印紙税 | 不動産取得税 固定資産税 特別土地保有税 法定外普通税 事業所税 都市計画税 水利地益税 共同施設税 宅地開発税 国民健康保険税 法定外目的税 |
消費課税 | 消費税 酒税 たばこ税 たばこ特別税 揮発油税 地方揮発油税 石油ガス税 航空機燃料税 石油石炭税 電源開発促進税 自動車重量税 国際観光旅客税 関税 とん税/特別とん税 | 地方消費税 地方たばこ税 ゴルフ場利用税 軽油引取税 自動車税(環境性能割・種別割)軽自動車税(環境性能割・種別割) 鉱区税 狩猟税 鉱産税 入湯税 |
(注記)
本稿は「もっと知りたい税のこと」(令和4年6月 財務省)から、抜粋し作成したもの。原本は以下リンクからダウンロードできます。https://www.mof.go.jp/tax_policy/publication/brochure/zeisei0406_pdf/index.html
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